ダイワハウスの外壁塗装について質問です|千葉県我孫子市

ご相談内容

ダイワハウスで建売住宅を購入し、10年目となる3年前の秋に保証延長工事として、屋根と外壁の再塗装工事を行いました。
今どきの軽自動車を新車で1台購入出来る位の費用が掛かりました。

外壁塗装は「目地シール重ね打ち+下塗り+中塗りラバーウォール吹き付け+上塗りシリコン塗装ローラー2回塗り」という仕様で、同時期に工事した他のお宅と比較して、シールの入れ替えが不要なので工費が若干安くなるという触れ込みでした。比較的新しく開発された工法とのことでした。
約3年経った現在、シーリングの上に被せたシリコンが蛾の卵状に膨らんでいる箇所が何箇所か出てきました。
①工法自体に問題があったのか
②工事自体に問題があったのか
③このまま放置しておいても見栄えを別にすれば10年間大丈夫なのか
④補修が必要なのか(日当たりのいい面を中心に結構多くの箇所に発生しています)
④10年後はどの様な工法で再塗装することになるのか
ダイワハウスに問い合わせているのですが、なかなか要領を得た説明を頂けません。
どのような現象が起こっているのか、どなたかアドバイスをいただければ幸いです。

ご相談のお答え

私は、日本ペイントの認定施工店の代表を務めさせて頂いております、有限会社シャイン古住(コズミ)と申します。
技術系の知識は日本ペイントの技術部スタッフさんたちとも知識の共有をさせて頂いておりまして、以前にはダイワハウスさんの孫請け施工も行っておりました。
間違った工法を選択する、もしくは施工を怠るとダイワさんでなくてもありがちな症状です。
ラバーウォールと言う事ですが、弊社の知っている塗料ですとキクスイさんのラバーウォールという塗料だと思います。
ご提案時に弾性アクリルゴム系の塗膜で全体を吹付するので塗膜に弾力性があり、目地シールの打替えをしなくても防水性が保たれる仕様だと言われたのではないでしょうか?

確かに、ラバーウォールというのは、(私の知っているラバーウォールならばですが)JIS A 6021 建築用塗膜防水材に該当し、400%前後の伸長性塗膜を形成し塗膜でヒビ割れを防げる機能です。

今回、なぜ膨れたのかという原因には3つ考えられます。
1つ目は、既存のシール材がヒビ割れしていた上にシリコンを被せた場合、ヒビ割れの隙間に滞留していた湿気分ごとシリコンとラバーウォールで覆ってしまったために、夏場に南側中心に熱の影響で、湿気分(水分)が膨張し塗装の表面を押し上げてしまった。

2つ目は、目地にシリコンを被せる際に、2液型のシリコンを使用した場合、混合時に空気が混入したための熱膨張、施工する際の空気混入による熱膨張

3つ目は、シール材が乾燥しないうちに塗装を初めてしまった。もしくはラバーウォールの中塗りが乾燥しないうちに上塗りを行った。

日当たりのいい南面に多く発生しているなら、最も多い不具合の原因は熱を起因とする物がほとんどです。

いずれ膨れ部分から割れが発生しますので、本来であれば、補修を要求できる内容だと思います。
ただ、塗膜保証の約款の内容を確認して頂きたいのですが、塗り替えた塗膜の膨れに対しては防水性能上、問題が無い場合は対象外と記載されていれば無償補修は行って頂けない可能性もあります。
一般的に『保証〇〇年』と表現していると思いますが(弊社もです)、年数ばかりに気を取られて保証対象の内容を確認しないで工事を依頼されている方が多くいらっしゃいます。
数年後に不具合が出てしまい、補修をお願いしても「保証対象外です、保証書にも書いてあります」
と言われ、諦めてしまった方のお話を何度も聞いています。⇒業者選択は慎重に
ともあれ今回は大手ダイワさんですのでやってくれると思ったのですが・・・。

(弊社情報ではダイワハウスさんで塗り替えた後の不具合は一時期有名でしたが、責任もって補修もしてくれていると聞いていましたので)

ご質問のお答えです。
①②工法自体というよりも施工した季節や天候状況が影響した可能性は有ります。下請け施工会社の施工工程タイミングの判断ミスの可能性もあるし、営業の診断不足と提案ミスという事もあり得ると思います。
工法というものにはマニュアルが有りますが、全てに通用するわけではなく、塗替えなどのメンテナンス工事の場合は、一から作る工事と違い、現場現場に合わせたオリジナルの補修が必要となる場合も有り、熟知した診断士の診断と、あらゆることを想定した徹底施工が重要です。
ですのでコミコミ価格などの表現は本来あってはならない事で、弊社は全て現場ごとに診断した上で工事費を算出しています。

③10年大丈夫とは言い切れませんが、弾性塗膜が割れずにいてくれれば、見た目は別として、防水性に問題はないでしょう。
ただし、膨れた部分は風船と同じで膨れるほど膜が薄くなるので割れやすいです。

④10年後の再塗装は、費用が掛かってでも日当たりのいい面の目地シールは全て打替えて、正しい塗り替えを行なえば大丈夫です。
ただし、ここが盲点になりやすいのですが、一度でも高弾性塗膜を採用した場合の次の塗り替えは、高弾性対応の塗料を使用しないと、新しい表面の塗膜割れを起こす要因になりますので注意してください。⇒やはり診断に落ち度がないプロ中のプロを頑張って見つけるしかないですね。
弊社も診断士としての認定や許可書、技能士の有資格者などあらゆる資格がありますが、重要なのはそこではないと思っています。
当然、ダイワハウスさんの担当者も診断士を持っているでしょうから・・・。
ダイワハウスさんの建物は目地シール部が通常の倍以上有るのでそれなりの費用はかける覚悟でてしっかりメンテナンスしてください。
ダイワハウスさんの建物自体はすごく高級で上質だと思いますので、メンテナンスも費用を掛けてでも上質な施工会社を選択しましょう。

ダイワハウスさん自体は無数にある下請けのシール業者、塗装業者に仕事を流すので、その時の業者がたまたま悪かったのかもしれません。
ですが、お施主様は信頼できると思っていたダイワハウスさんに仕事を依頼したのですから、たまたまで納得は出来ないはずです。

高いお金を払ってでも延長保証を確保したかったのでしょうから、このままでは延長保証による安心感も手に入れてないのと一緒ですよね?

しつこく粘ってでも納得のできる補修を行ってもらえるといいですね!
我孫子市でしたら弊社の対応エリア内ですので、今後お困りでしたら状況の診断だけでもさせて頂く事は可能です。
診断は無料ですし、その場でタブレットを使用し画像をご確認いただけます。