ALC(ヘーベル)のシーリングの打ち替えと増し打ちについて|松戸市在住

松戸市在住の方より、ハウスメーカーから塗装の提案を受いる中ご相談をいただきました。

ハウスメーカーの延長保証制度が切れるのは避けたいので、塗装工事もハウスメーカーで検討している、とのことでした


ハウスメーカーの延長保証制度に関しては、ここではあまり触れない様にします。


ALC(ヘーベル)系の住宅で、パネル間のシーリングの長さが通常のサイディング住宅に比べ2倍も3倍も使用されている住宅です。

シーリング部分のメンテナンスだけでかなりの費用になってしまいますし、更に、ハウスメーカーさん施工ですと費用もそれなりになってしまいます。

ご質問

松戸市在住の者です。
ALC(ヘーベル)やサイディングのシーリングの打ち替えと増し打ちについて質問があります。

お答え

【Q1】サッシ周り、建具周りは、何故打ち替えの方が良いのでしょうか?パネル間以上に動きの少ない目地なので、必要無いかと思うのですが、如何でしょうか?


【A1】サッシ廻りなどは基本的に増し打ちで十分です。

というよりも、増し打ちの方が現実的です。

状況によりますが、既存のシーリングに隙間が生じたりしているほど不具合が出ている場合には、部分的に打ち替えを行った方がより安心な場合もあります。

増し打ちを行う場合にもいくつかポイントがあり、三角シーリングという「厚みを付けた増し打ち」が重要です。


【Q2】今、最も悩んでいる事は、シーリング材の選定です。

我が家を建てたハウスメーカーは、自社のシーリング材の品質で3面接着を可能にしていると説明が有りました。ポリウレタンとは違い、弾力性に勝り、引っ張り強度が強い為、3面接着での耐久性が違うとの事です。

しかも、ノンワーキングジョイントなので、シーリング材のグレードを上げても意味が無いのでしょうか?

施工費用の差額5万円は意味の無い費用でしょうか?


【A2】オートンTF2000は現在主流の高耐候変性シリコン系シーリングを超える性能の商品。

さらに、現在最新の超耐候型ネオウレタンシーリングには「オートンイクシード15プラス」というものが存在します。

100mあたりの施工費も、高耐候シーリングにプラス数万円程度です。


オートン化学から直接サンプルを頂いていますが、変性シリコンLM(高耐候型)とは伸び率が比にならないぐらい違います。

メーカー発表の数値データよりも実物を見て頂くと圧倒的な伸び率に驚かれると思います。


ハウスメーカーの自社シール?がオートンTF2000と同等なら打ち替え目地にはお勧めのご提案だと思います。


サッシ廻りに関しては、上から適切な塗り替えをされるならオートンの通常のシーリングで打ち替えでも十分だと思います。


おっしゃる通り、塗膜が有る程度シーリング材の紫外線劣化を防いでくれます。

しかし温度劣化は別物ですので、上塗り塗料とのバランスを見てシーリングの種類もご選択されたら良いと思います。


【Q3】打ち替えとは違って増し打ちなので、シーリングの厚さが5ミリ程度と薄い為、シーリング材の性能が重要と考え、増し打ち部分はTF2000で施工し、打ち替え部分はポリウレタンで施工する。

この考え方は如何でしょうか?


【A3】ポリウレタン系もメーカーによって性能が違います。安易に変えるのは後々の不具合を招く要因になる可能性もあるのであまりお勧めできません。

塗料とシーリングの種類によって相性が悪く、数年後にシーリング上に塗った塗膜のはく離を招くことも有るからです。

ですので弊社では新しい塗料やシーリングを使用する場合、必ず相性実験を行ってから使用する様にしています。

シーリングに「塗料の付着性良好」と記載されていても、「注意事項」に種類によって密着不良を起こす場合がありますので・・・。


ハウスメーカーさんが用意しているポリウレタン系なら使用塗料との相性も確認できているのでしょうから、ポリウレタンでも十分だとは思いますが。

以前にも松戸市において、「昔のポリウレタン」が主流だった20年ほど前に建築されたALC住宅の点検したことが有りますが、目地シーリングは上からしっかりと吹付塗装され塗膜厚も適正だったので、塗膜もシーリングも汚れ以外何の異常も有りませんでした。

「まだメンテナンスの必要なさそうですね」と言って帰ってきたほどです。(笑)


ハウスメーカーや総合リフォーム業者さんによく言えることですが、塗料やシール材の種類よりも、入る下請け職人の施工レベルの方が長持ちするしないに大きく関わりますので、何を選んだから間違いないという事はないと思います。


よくよくハウスメーカーさんの塗膜に対する保証、シーリングに対する保証内容を吟味して選択されたら良いのではないでしょうか?

グレードにもよりますが、どちらも10年近く保証してくれるなら十分だとは思います。