流山市K様邸 屋根塗装/フルベスト屋根と笠木交換

ビフォーアフター

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千葉県流山市のK様より定期メンテナンスのご依頼がありました。

外壁は大掛かりな修繕は必要ない状態でした。大掛かりな補修をせずに塗装メンテナンスが行える状態でしたが、各所にクラックの発生がみられました。また、玄関上の笠木は下地の木材が腐食し、笠木板金が落ちてくる可能性があり大変危険な状態でした。

施工範囲と保証期間

施工範囲
【外壁塗装工事】
仮設足場設置・解体
高圧洗浄
開口部養生、土間周り養生、小物養生
下地調整
(ひび割れクラック補修※Vカット+コーキング+ぼかし)
下塗り(1回塗り)水性カチオンシーラー
上塗り(2回塗り)パーフェクトトップ

【付帯塗装工事】
軒天
軒天換気口塗装工事
雨樋塗装工事
正面幕板部水切り塗装工事
出窓塗装工事
各配管等小物塗装工事
ベランダFRPトップコート塗替え
[オプション塗装工事]
戸袋及び雨戸塗装工事

【屋根塗装工事】
下地調整、高圧洗浄
下地調整、タスペーサー02挿入
クラックコーキング処理
下塗り(1回塗)ファイン浸透造膜シーラー
下塗り(1回塗)サーモアイシーラー
上塗り(2回塗)サーモアイSi

【屋根塗装付帯工事】
板金部分
(釘打替え、釘頭・ジョイント部シーリング処理)
板金部下塗り
(一液エポキシ樹脂防錆塗装)
項目 工事内容 保証年数
外壁 塗装工事
パーフェクトトップ
色番:IF-8602
7年
付帯 塗装工事
ファインパーフェクトトップ
色番:ND-155 ブラック
5年
屋根 塗装工事
サーモアイSi
色番:クールモスグリーン
7年

外壁補修・塗装

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外壁の一部にコケが見られました。
コケの繁殖は風通しが悪く、湿り気のある面に発生する性質があります。
下塗りをする前に、高圧洗浄でしっかり除去します。

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0.3ミリ以上のクラック(ひび割れ)に対しては、Vカット工法が必要です。
ひび部分を専用工具にてVの字に幅、深さ共に5ミリ以上に広げます。
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広げた後は補修用のコーキングを充填していきます。
クラック補修を行う際は後汚染を防ぐため、ノンブリード型のコーキングを使用することが重要となります。ノンブリード型を使用することで後の黒ずみを抑え、塗り替え後の美観性を保つことが出来ます。
ブリード型のコーキングとは、可塑剤という添加剤が配合してあるコーキング剤です。それらが経年後にコーキング材から塗膜表面へ移行して塗装表面が黒ずんで(ブリード現象)しまうコーキング材です。
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0.3ミリ以下の小さいひび割れにはVカットを用いず、コーキング処理を施していきます。

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外壁を洗浄・補修した後は、下塗り→上塗りをしていきます。上塗りはパーフェクトトップで塗装しました。

屋根補修・塗装

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屋根はコケが生え汚れが付着していましたが、丁寧に施工すれば塗装メンテナンス可能な状態でした。

お調べしたところ、K様の屋根はアスベスト含有の屋根材でした。アスベスト(石綿)は健康被害の問題(肺癌や中皮腫に罹るリスクがある)から、2000年以降に建材での使用が禁止されました。
アスベストは健康被害を及ぼすものの建材の繋ぎ材としては非常に優秀でした。その為、割れが非常に少ない状況です。2000年以前のスレート材には10%~15%のアスベストが含有されております。塗膜が剥がれ、素地が出てしまっていると強風時等にアスベストを飛散させてしまう恐れがあります。
また「フルベスト」は高圧洗浄後保護材が取れやすい屋根材となり素地が露出します。下塗りの塗布量を守らないと早年で塗膜が剥がれてくる屋根材となるので注意が必要です。

まず初めにしっかり洗浄をして、コケや汚れを落とします。

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屋根を洗浄した後は、棟板金の補修をします。前回の塗装時に釘頭のコーキングがなされていなかったため、棟板金の釘が浮いている状態でした。浮いている釘は打ち込みます。

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棟板金の継ぎ目のコーキングが劣化していました。このまま放置してしまうと、コーキングの劣化部分から雨水が侵入し、雨漏りの原因になってしまいます。劣化したコーキングは専門の道具で撤去します。
劣化したコーキングを撤去した後は、下塗りに錆止めを塗装します。
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先程撤去したコーキングの箇所に、新しくコーキング材を打ち直します。
釘頭には、コーキングを盛り付ける事により経年による抜けの防止や、微細な雨水の侵入を防ぐ役割をしてくれます。コーキング処理を怠るとそこからまた水が入り劣化が始まってしまいますので、しっかりと釘頭にコーキング処理を行いました。

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屋根の塗膜が劣化していたため、高圧洗浄の際にほとんど塗膜が取れてしまい真っ白になりました。
塗膜が剥がれているところは、屋根材の主材であるセメント素地が見えて白っぽくなっています。白っぽくなっているところは、セメントが露出した状態となっています。
セメントが露出していると塗料の吸い込みが激しい状態となり、下塗りの塗布量が少なかったり、下塗り剤の選択を間違えたりすると、4~5年程度で上塗りが剥がれてきてしまいます。
また、塗膜が剥がれ、素地が出てしまっていると強風時等にアスベストを飛散させてしまう恐れがあります。
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下塗りは、浸透シーラー→浸透造膜シーラーを吸い込みが止まるまで(2回塗布)たっぷり塗りこみます。
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白い塗料の、サーモアイシーラーというサーモアイ専用下塗りを塗装していきます。

今回は
浸透造膜シーラーx2
サーモアイシーラーx1
上塗りx2
計5回塗りをいたしました。
今回上塗りは、遮熱性能の高い「サーモアイSi」を使用しました。

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上の写真は下塗りが正しく塗装されておらず、後に塗膜が剥がれてしまった屋根です。
素地の露出が激しい屋根材は下塗りをしっかり施工していないと、上の写真のようにしばらく経ってから塗膜の剥がれが発生してしまいます。一般論である3回塗りは、下地が良い状態を想定した最低塗り回数になります。


正面笠木交換

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正面の笠木(画像赤丸印の箇所)は雨水が入り込み、手で笠木部分をさわると簡単に浮いてしまう程腐食していました。
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よく見ると劣化した下地の防水紙が飛び出しているのがわかります。防水紙が垂れ下がっているという事は新築時の施工不良で、内部で何かが起こっているサインと捉えました。笠木板金を撤去してみると、腐食した下地の木材が出てきました(画像右)。
下地木材の劣化が進むと、笠木板金が落下する危険性もあり早急に補修が必要な状態でした。
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下地木材が腐食しているので、笠木は再塗装できません。新しいものに交換するため、笠木板金を全て撤去します。笠木板金を撤去した後は、腐食している下地木材も撤去します。
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新しく笠木板金を設置する前に、接着剤としてコーキング材を打っていきます。その後、新しい笠木板金を笠木の形に合わせてカットしながら設置します。


付帯塗装

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軒天は大きな劣化が見られませんが、外壁だけ塗装をすると軒天の汚れが目立ってしまうので一緒に塗装をします。軒天も高圧洗浄した後、下塗り、上塗りと塗装をしていきます。
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軒天にある換気口は鉄製ですので、剥がれた塗膜や錆を落としてから錆止めを塗布します。錆止めを塗った後は、鉄部専用の塗料で塗装します。

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雨樋は紫外線劣化を防ぎ、美観保持のために塗装します。パッドで研磨し、塗装していきます。留め具は金属製なので、サビ止めを塗布した後に塗装します。

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基礎部のクラックは、カチオンセメントにて補修していきます。

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雨戸
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水切り
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ポスト
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玄関照明


完成

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最後に点検をして完成です。
塗装をしないブロック塀や、コンクリート床などは高圧洗浄で長年の汚れをきれいに落としました。

船橋市のS様、今回の屋根リフォームと外壁塗装では大変お世話になりました。
定期点検の際にはご案内をお出ししますので、今後ともよろしくお願いいたします。