リナージュLiGNAGE(リナージュ)は、アイディホームの住宅ブランド。
フランス語で「血統」を意味するこの名前は、「良質な住宅を提供し続ける」という企業ポリシーを正統に受け継ぐ住まいであることを表しています。
アイディホームの外壁についてアイディホームのリナージュシリーズの外壁は、
旭化成のヘーベルパワーボードを採用しています。
パワーボードとはALC(軽量気泡コンクリート)の一種です。
ALCとは、発泡剤で多孔質化した軽量気泡コンクリートのことです。
サイディングよりは重量がありますが、厚みがあり同等厚のコンクリートに比べてとても軽量であることが特徴で、外壁の重さを軽減することで耐震性を上げるなどのメリットがあります。
普通のコンクリートの1/4の重さで、さらに断熱性・防火性・遮音性に優れた建材 で、分厚い軽石みたいなもので、直に水分に触れると弱いという特徴がある為、ALC材の上には塗装を施す必要があります。
そのため、定期的な塗装のメインテナンスはとても重要な建材になります。
ほとんどの建売住宅では一般的なサイディングが使われている中で、アイディホームは特徴的な外観になりますね!
ヘーベルパワーボードの特徴は次の通りです
耐久性: パワーボードはコンクリートの一種で、サイディングよりも強度が高く、長持ちします。
断熱性: 厚みがあるため、一般的な外壁材よりも耐震性や断熱性があります。
耐火性: 特に耐火性能は優秀
ただし、デメリットとして、パワーボードは分厚いため、サイディングと比べると重さがあり施工も高価になります。
また、デザインや柄、色にはバリエーションが限られている点も考慮すべきところです。
パワーボードのメンテナンスで注意したいことヘーベルパワーボードは耐久性が高く、適切なメンテナンスを行うことで長寿命を保つことができます。
パワーボードは経年により塗膜が劣化してきます。
塗装しないでいると吸湿性が高い素材なので雨水を吸い込んでしまい、耐久性が落ちてしまいます。
塗装による外壁の保護は必要になります。再塗装により、新築同様の美しい外観を取り戻します。
下地処理から始まり、下塗り、中塗り、上塗りと仕上げることで、美しさを保ちます。
塗り替えの際は単色の仕上がりを好まない場合、多彩色仕上げで高級感や重厚感を演出する事も可能です。
気候や方位、建物形状によっても劣化の状態が変わってくるので、年数はあくまでも目安でありますが、通常は15年から20年ごとの塗り替えをおすすめしています。
あわせて
シーリングの増し打ちや打ち替えも必要です。
ALCの目地シーリングのメンテナンスは1回目と2回目で施工方法を変える事が可能で、
一般的には目地シーリングは打替えとされておりますが、一定の条件をクリアしている場合は、
1回目の目地シーリングは増し打ちでも十分な耐久性を確保する事も可能です。
その場合はコストが2/3で済みます。
・
1回目は増し打ち工法(古いシーリングの上に新しいシーリングを重ねて充填する方法)
・
2回目は打ち替え工法(劣化した古いシーリングを撤去して新しいシーリングと交換すること)
というメンテナンススケジュールになります。
打ち替え工法の場合は撤去する手間と工賃がかかるため、増し打ち工法よりも費用が高めになってしまいます。
一般的なモルタル壁やサイディングボードの住宅では、外壁塗装の際に一緒に目地メンテナンスを行う場合は基本的に打ち換えで施工します。
パワーボードは35mm以上の厚みがある外壁材のため、 目地部分にサイディングボードよりも深い凹みができます。
そのため、増し打ちでも十分な厚みを確保できるので、一度目の施工は増し打ちにしても問題無い場合が多いのです。
しかし、どんなに厚みのあるパワーボードでも、2回目のメンテナンスの際、劣化しているシーリングを二重に重ねた上にまた新たなシーリングを充填しても、シーリング自体の厚みが取れない為、十分な耐久性は期待できないでしょう。
よって、2回目のシーリングメンテナンスでは打ち替えを行う必要があるのです('◇')ゞ
シーリングの劣化状態などによっても変わってくるので一概に施工方法は増し打ちのみです!とは言い切れませんが、しっかりと知識ある業者に点検してもらった上で、増し打ちか打ち替えかを判断してもらいましょう。
業者選定を失敗してしまうと、打替えの金額で契約しているのに現場ではうっすら増し打ちされていただけ、という現場もよく見かけますので慎重に業者選定をする必要があります。
アイディホームの屋根についてアイディホームの建売住宅では、屋根材として
アスファルトシングルを使用しています。
アスファルトシングルは、ガラス繊維にアスファルトを浸透させたシート状の屋根材です。
別名で単に「シングル(材)」とも呼ばれます。
この屋根材は、欧米では主流の屋根材で国内でもシェアを伸ばしている比較的安価に施工で後々で部分的な張り直し補修も容易な製品になります。
中には耐久性30年という製品もあるようです。
ただし、表面がザラザラと凹凸がある為、水分が滞留しやすく、長期的にみると瓦などのツルっとした屋根材に比べて藻が発生しやすい傾向にあります。
また、施工が甘いと強風でめくれることがあるため、定期的な点検が必要です。
メリット:軽量で施工が容易。不具合があった場合に部分張り替えが安価で可能
デメリット:施工が甘いと強風でめくれる事がある。塗り替えをすることでシングル材が反ってしまったり密着不良で剥がれが発生する事がある。