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スレート瓦の下処理と塗装
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スレート瓦の下処理とビフォーアフター
beforeafter
全体的に大きな破損や亀裂はありませんが、色褪せ等が発生している状態でした。
メンテナンスを行う時期としては余分なコストを必要としない、塗替えに適した時期での施工工程をご紹介いたします。
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高圧洗浄
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北面などを中心に軽微なコケの繁殖が見られます。塗装でメンテナンスが可能ですので、まずは高圧の洗浄で徹底的に汚れを落としていきます。
通常ですと屋根の洗浄だけでも3時間程度を要します。隅まで細かく、徹底的に洗浄していきます。
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棟板金の釘頭処理
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棟板金を留めている釘が少し抜けてきておりますので、しっかりと打ち込んでいきます。軽微な地震や強い風を受け続ける事で、このようにだんだんと抜けてきてしまいます。
多少の色褪せはありましたが、グラつきもなく、しっかりと固定されておりました。
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棟板金の釘打ち込み
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トンカチを使用し、丁寧に打ち込んでいきます。
一気にやらず、少しづつ打ち込んでいきます。
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しっかりと奥まで打ち込みました。
この後、この釘が抜けてしまわないように処理を行っていきます。
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ケレン
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換気棟部分は、大きな破損等はありませんが、色褪せなどがありましたので塗装を行っていきます。
まずは研磨パットなどを使用して、こびりついてしまった汚れなどを落とす役割と、この後に塗布していく塗膜の密着力を高めるためとの2つの意味でケレン(擦り落とす)を行っていきます。
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板金部下塗り(ファインプライマーⅡ)
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板金部は金属になりますので、錆止め効果のあるプライマーを塗布していきます。
ローラーを使用し、塗り残しのないように、板金部全体に塗布していきます。
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雪止めの設置
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板金部と同じように、雪止めも金属になります。
多少発生していた錆をしっかりと研磨パットでケレン(こすり落とす)を行います。
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雪止め下塗り(ファインプライマーⅡ)
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雪止めも金属になりますので、板金部と同様、防錆効果のあるプライマーを塗布していきます。
先ほどとは違い、塗る面が小さいので、小さな刷毛を使用して丁寧に塗布していきます。
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縁切り処理(タスペーサー挿入)
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水分は細く狭い空間があるとそれを伝い上へ上へと登っていきます。
屋根の塗装を行うと、スレート瓦の隙間が埋まりますが、全て埋まるのではなく、ほんの少しの隙間が出来ます。その、ほんの少しの隙間に雨水などが入り込み屋根の内側まで水が入り込む、「毛細管現象」が発生します。
それを防ぐために「タスペーサー」という物を挿入し、しっかりと隙間を確保していきます。こうする事で雨水は下へと流れ落ち、内部まで侵入してくる事はありません。
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タスペーサーを等間隔で全体に挿入しました。
今は色が違うので目立ってしまうかもしれませんが、これから塗装を行っていくのでほとんどわからなくなります。
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下塗り(サーモアイシーラー)
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板金部シーリング打ち替え
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棟板金のジョイント部のシーリングに劣化が見られますので新しく打替えを行っていきます。
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コーキング打ち替え(撤去)
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まずはカッター等を使用し、既存の劣化してしまったコーキングの撤去を行います。
デコボコにならないよう、注意をしながら削っていきます。
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必要な箇所以外の付着を防ぐために、マスキングテープで保護していきます。
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コーキング打ち替え・均し
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先ほど撤去した板金部のつなぎ目に新しくコーキングを打ち込み、丁寧に均していきます。
その後、コーキングが完全に乾いてしまう前にマスキングテープを丁寧に剥がしたら、コーキング打ち替えは完成です。
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棟板金部の釘頭コーキング
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先ほどの屋根 棟板金部の釘頭にコーキングをのせていきます。
こうする事で釘が抜けてきてしまうのを防ぐ事が出来ます。
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スレート瓦の割れ補修
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スレート瓦に割れが発生しておりましたので、補修を行っていきます。
この程度の軽微な割れでしたら、コーキングによる補修が充分可能です。
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スレート瓦の割れている箇所に、コーキングをのせていきます。
今回のように、コーキングにて補修を行う場合、この上に塗装を行うというのが大前提ですので、「ノンブリード型の変性シリコンコーキング」にて補修を行います。
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均一の厚みになるよう、丁寧に均していきます。
完全に乾いたのを確認後、塗装を行っていきます。
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中塗り(サーモアイSi)
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ローラーを使用し、全体に満遍なくサーモアイSiを塗布していきます。
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上塗り(サーモアイSi)
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上塗りにもサーモアイSiを塗布していきます。
下塗りと同じお色になりますので、塗り残しなどがないよう、全体に塗布していきます。
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