ケラバ瓦が落ち下地木材がむき出しに!無償で応急処置した後に葺き替えへ
みなさんこんにちは!
柏・松戸市の外装屋根塗装と金属屋根専門店のシャインです!
ゴールデンウィークが明けそろそろ梅雨入りの時期ですね。雨の日が多くなる時期は雨漏りなど発生しやすくなります。そうなる前に、定期的な点検を行いましょう!
さて、本日は数々のシャイン施工事例の中からケラバについてピックアップして詳しく解説していきます!
本日のテーマは
【ケラバとは?・ケラバ瓦落下の原因や補修方法】についてです!
ケラバとは
「屋根の妻側の出っ張っている部分」のことを指します。建物には
「妻側」と
「軒側」の面があって、雨樋がついていない面が
「妻側(ケラバ)」にあたる部分です。
ケラバと聞かれて屋根の部材と思われる方も多いですが、部材名ではなく場所を示す名称になります。
瓦屋根のケラバは専用の瓦が使用されています。ケラバ瓦や袖瓦といわれており、破風の一部を覆えるように
L字型の形状をしているのが
特徴です。
ケラバの役割には、
日当たりの調整や外壁の劣化を抑制したり、
雨風から守り雨漏りを防ぐ役割を担っています。
ケラバがあることで夏場の高温になりやすい2階部分への
室温上昇を抑える効果もあり、冬は日差しが低くなるため日当たりが悪くなる心配はありません。
ケラバは季節によって日当たりの調整を行い、
夏場でも快適な室内環境を保つ役割を果たしています。
ケラバは日当たりの調整だけではなく、雨天時の屋根からの雨水を切り
外壁や窓への吹き付けを防止することで外壁の劣化症状を減らします。
晴天時には妻壁から張り出した部分が外壁の
紫外線除けとなり、
色褪せやひび割れなどの劣化を防止します。
ケラバがない場合には、窓や外壁に直接日が当たり、夏場に室内温度が上昇してしまったり、雨水が直接外壁を伝うことになるため、外壁の劣化を通常より早める可能性があるため
ケラバはとても重要です。
ケラバ瓦は、瓦のズレや歪み、割れや落下といった症状が起こることがあります。
瓦が破損したりしていなければズレや歪みを修正して並べ直しますが、下地などに傷みが見られる場合には、部分的な葺き直し工事が必要になります。
なかなか劣化に気が付かないため、定期的な点検やメンテナンスが必要です。
ケラバ瓦は屋根の端部に位置しているため、雨や風の影響をダイレクトに受けます。ケラバ瓦は
L字型になっており釘などでしっかり固定されていますが、時折、緩んでしまうことがあります。この緩みによって、
瓦がズレたり、並びが歪んだりして、最悪の場合、
瓦が外れてしまうこともあります。
ケラバ瓦がズレていると
鳥が棲み着く可能性もあるため、
早めの補修が必要です。
下地がしっかりしている場合は、瓦を取り外し、調整して再び固定する補修が可能です。
釘が緩む原因には風の影響もあるかもしれませんが、よくあるのは
下地木材に原因がある場合です。下地に問題があると、雨水が浸入し腐食することがあります。
下地木材が腐食している場合は、
部分的な葺き直しが必要です。
ケラバ瓦は通常、釘で下地木材にしっかり固定されているのですが、釘が緩みケラバ瓦にズレや隙間が生じると、その部分から雨水が浸入し、内部にある下地木材に影響を与えてしまいます。雨水により下地木材は劣化し腐食してしまいボロボロの状態になってしまいます。
固定していた
釘も錆びてしまい、固定力が大きく失われたことで
瓦が落下します。
ケラバ瓦は釘などでしっかりと取り付けられていますが、雨や強風の影響で緩むとズレや歪みが生じてしまい崩れ、最悪の場合は外れてしまいます。
このようなとき、
下地が健全な場合であれば、既存のケラバ瓦を取り外して
再び正確に、歪みのないように配置し直すことが可能です。
ケラバ瓦の
下地木材が腐食している場合は、ケラバ瓦を取り外し、調整して再び固定する補修が可能です。
この場合、腐食した下地や野地板を交換し、新しい防水紙を取り付ける、
部分的な葺き直しが必要です。
葺き直しとは、既存の瓦屋根を再利用して下地など補修したあと、再度屋根を張り直す工事のことです。
柏市O様邸の屋根は
セメント瓦でした。
ケラバ瓦は落下し破損していました。
ケラバの
落下箇所は防水紙や野地板がむき出しの状態になっており、このままですと雨漏りやさらなるケラバ落下拡大に繋がるため固定と防水を兼ねた防水シートを貼り付け応急処置を行いました。
応急処置は早急かつ無償でさせていただき、O様から信頼を得てご提案後、工事をご依頼下さいました。
セメント瓦には屋根カバー工法を施工することはできません。
また、セメント瓦は現在販売を終了しているため、メンテナンスを考えている方には
「屋根葺き替え」が圧倒的にお勧めです。
葺き替えとは、既存の屋根材を撤去して新しい屋根材に張り替える工事のことです。
瓦屋根を葺き替えることにより屋根の
耐久性が上がり、
ほぼ新築同様となり屋根が軽くなることにより
耐震性も大幅に向上します。
一度葺き替え工事を行ってしまえばその後大規模なリフォームは行う必要が無くなるため、コストパフォーマンスの面でも非常におすすめです。
アスベスト含有建材のセメント瓦となるため、通常通りの解体をしてしまうと粉塵が舞ってしまい対策費用がかなり高額になってしまう為、今回は割ったりしないよう一枚ずつバラバラに外していく解体を行います。
野地板の上から新しい野地板を張り付ける
「増し張り」を行い、野地板が2重になり強度も増し、野地板は新築に近い状態となります。
改質アスファルトルーフィングを敷設しました。厚みが薄いため軽く、改修現場での施工性・下地追従性に優れたルーフィング材です。
ルーフィングを軒先から重ねながら貼ります。これは下から上へと重ねることで重なり合った防水紙の隙間からの雨水の侵入を防ぐためです。
ケラバ側に水切り板金を取り付けます。屋根材とケラバ包みの間に設置することで雨水をスムーズに排出し、雨漏りや外壁の劣化を防ぐ役割を持っています。
新しい屋根材を屋根の形に合わせながらカットし、ビスを使って設置していきます。
今回使用した屋根材は「ディプロマットスター」です。
特徴は、超軽量で重さは瓦の約6/1、スレート瓦の約2/1です。既存の屋根材がセメント瓦でしたので、かなり軽量になり耐震性もアップしました。
また、ディプロマットの最大の特徴ともいえる屋根の表面をセラミックコートされた自然石粒は、陶器瓦と同じ釉薬で色付けされており経年劣化での色褪せがなく、塗装の必要が無いためメンテナンスフリーで長期的に色彩を維持することができます。
この自然石粒には鋼板層への熱伝導率を低くする役目があり、さらに屋根下地との空気層にて断熱することで夏のうだるような暑さの軽減に効果があります。
屋根材同士の固定にインターロッキング工法を採用しており、屋根材同士をかみ合わせるように固く固定し屋根下地と一体化することにより暴風にも耐えられ台風など自然災害が発生しても心配する必要はありません。
セメント瓦屋根から金属屋根のディプロマットスターへ葺き替え完成です。
ディプロマットの屋根材はガルバリウム鋼板より耐久性が高い
ジンカリウム鋼板を基材とし、ほかの屋根材に比べても圧倒的に耐用年数が長く
「30年」という他社製品にはない
保証期間を実現しています!
完工時には弊社より完工書類と共に
メーカー保証書をお送りしています。(お施主様に引渡しから)
修繕計画や緊急の雨漏りにより、補修・メンテナンス・リフォームが必要となった場合は、、、
ぜひ一度シャインへご相談下さい!!メンテナンスや点検の際は、事前に知識の豊富な業者にしっかりと点検を行ってもらった上で、どのメンテナンス方法が最もオススメなのかをしっかりと見極めてもらうようにしましょう!
シャインでは、お客様の気持ちに寄り添った丁寧な対応を心がけております。そしてシャインでは常に、【無料相談】【無料見積り】【無料診断】を行っております。
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