<千葉県松戸市 K様邸 外壁・屋根塗装 2016年11月>
直貼りによる内部結露で凍害が発生しております。
サイディングを脆弱化させ内部は湿気った状態です。
特に塗替えの場合、新築時からの塗膜は経年劣化し結合性が弱っていたために内部結露による水蒸気を外に逃がせていたものが、塗替えで外壁を新しい塗膜で覆ってしまったために、水蒸気が逃げられずに冬場に凍結膨張し、サイディング板を脆弱化させたり、塗膜の膨れ、剥がれに繋がったりしています。
凍害が著しいコーナー材は塗装でメンテナンスしても持たないほど劣化していたので、張替をいたしました。
劣化した棟板金と下地木材を撤去し、新しいものに交換していきます。
経年で腐食する心配がないように、弊社では樹脂材の使用をお勧めしています。
屋根板金部分の接着剤の役目をするプライマーを塗布後、コーキングを打ち込んでいきます。
釘頭のコーキング処理も弊社の基本施工です。
訪問販売の営業がきて、直貼りサイディングの凍害劣化を指摘されたのがきっかけで、外壁の張り替えを提案されたが、300万ほどの費用が掛かると言われた。
インターネットで直貼りサイディングの塗り替えに対応に詳しそうなシャインさんを見つけて声を掛けました。
K様のお住まいは、前回の塗装時に直貼りサイディング対応の仕様で塗装仕様が組まれていなかった点と目地シーリングの打ち替えを行わずに増し打ちで施工していた為に、サイディングとシーリングの層間剥離は発生していてそこからの吸水も凍害の一因になっていた様でした。
今回は、サイディングの凍害が著しいコーナー材は塗装でメンテナンスしても持たないほど劣化していたので交換し、全体の塗装は透湿性を最大限高く出来る仕様で塗料選定を行いました。
シーリングはすべて打ち替えを行い数年での層間剥離が発生しないように確実に施工しました。
また、ベランダの手摺からの漏水も考えられたので、アルミのジョイント部にはブリッジシーリングを採用いたしました。
屋根は2階が暑いとのお悩みもあったので断熱性も考慮しガルバリウム鋼板屋根の横暖ルーフやガルテクトもご提案しましたが、ご予算の都合上、棟包み板金の交換を行い高反射型遮熱塗装で仕上げる事になりました。
コーナー部分の交換をして頂けるとの事で、今の外壁の模様と柄が合うか心配でしたが、出来るだけ近い材料を探して頂き、仕上がりもわからないほどにきれいになりました。
専門性の高さや要望をできる限り汲み取って頂く姿勢、将来性を考えたアドバイスなどを含めシャインさんが特別に優れていると感じました。実際の工事もご提案して頂いたことを一つ一つ的確に進めてくれ、その都度写真でもご説明してくれたので安心してお任せ出来ました。
点検も2年ごとにいらして頂けるとの事で今後も安心できます。
ありがとうございました。