屋根塗装にとっては、重要な工程の一つである高圧洗浄は下処理の第一歩と言える作業です。
最大15Mpaの水圧で、長年こびり付いたコケや藻を飛ばします。シャインでは通常の屋根の洗浄に要する所要時間は3時間を要し、入念に洗浄を行います。
たかが洗浄、されど洗浄です。
棟板金部を止めている釘が少し飛び出してしまっています。
このまま放っておくと釘が外れ、強い風や台風で棟板金部が飛ばされてしまう恐れがありますので、飛び出している釘を
打ち込みます。
釘頭にコーキングをしなかったために釘が抜けて板金部が飛んでしまったケースも
少なくありません。
この細かな処理がお住まいの長持ちに繋がります。
錆や汚れを落とし、雪止めは板金部と同様に金属ですので、シーラーではなく防錆プライマーを塗布します。
板金部同様に雪止め部にはシーラーではなく防錆プライマーを塗布します。
屋根塗装は、お施主様から見えない部分なので、手抜きがされやすい部分の一つです。
雪止め部にも通常の屋根に使用するシーラーを一緒に塗ってしまう業者をよく見かけますが、10年後に板金部の塗装が縮んでしまったり剥がれてしまったりと不具合を引き起こす原因にもなりますので、専用の錆止め塗料を下塗りに使う事が大切だと考えます。
細かく拾っていく作業は手間ではありますが、一つ一つの作業を丁寧に行う姿勢はこれからも大切にしていきたい部分です。
棟板金の継ぎ目にもシーリング(コーキング)が使用されています。
コロニアル系のスレート屋根としては、漏水を引き起こしやすい部分になりますので、シーリングの劣化部分に対しては打替えを必要とします。
上から、
まず既存のコーキング剤を撤去します。
長持ちの秘訣 空気は厳禁
空気が入るとそこからはがれてきたり水が浸入する原因になりますので
奥までしっかりコーキング剤を打ち込み、
空気を押し出すようにならします。
4寸勾配以下の場合は、ダブル工法を推奨。
塗替え後の毛細管現象による雨漏りを防ぐための作業です。
日本ペイントのサーモアイシリーズの場合下塗りにも熱の反射性が有ります。
下地を強固にする役目も有ります。
遮熱塗料「サーモアイSi」を塗布します。
サーモアイSiは過酷な環境下でも耐久性を保持することが可能な屋根用遮熱塗料です。
2回目もムラのないよう丁寧に塗布し、屋根塗装の完成です。