ケレン作業という言葉をご存じでしょうか?
有名な塗装用語の1つで、外壁塗装には外せない作業です。
そこで、今回はケレン作業の内容、重要性、種類について紹介したいと思います。
ケレン作業とは、トタンや屋根などの鉄部分の塗装をする前に錆を落とす作業の事を言います。
また塗料の密着度を高めるために傷をつける作業として、とても重要な作業です。
では、なぜケレン作業は重要なのでしょうか?
それは、ケレン作業無しではさまざまな問題が起こるからです。
例えば、ケレン作業が不十分のまま塗装を行うと、キレイに仕上げる事がとても困難になります。
それだけでなく、せっかく塗料や錆止め塗料を塗っても、その耐久性は低く、塗装して数カ月後には塗料が剥げ落ち、錆が発生…なんて事もあります。
そのような事態を防ぐためにも、ケレン作業は必要不可欠になってくるのです。
次に、ケレン作業の種類についてです。
ケレンは主に4つの種類に分ける事が出来ます。
1種ケレンは、主に酸洗浄によって錆や異物などの除去を行う事を言います。
腐食が非常に激しい場合に行われます。
2種ケレンは、電動ブラシなどの電動工具を用います。
塗膜が劣化しており、全体的に腐食が進んでしまった場合に行われます。
3種ケレンは、手工具によって錆の除去を行います。
部分的に錆びている場合に行われ、劣化していない塗膜は残します。
最後に、4種ケレンは、ほうきやマジックロンなどによって、表面を洗浄します。
あまり錆びていない場合に行われます。
このように、一言にケレン作業と言っても、さまざまな種類が存在しているのです。