窯業系難付着サイディング壁を水性パーフェクトシーラー・ダイヤモンドコート(高耐久)で外壁塗装 千葉県柏市S様邸
柏市 S様邸 外壁塗装・屋根板金補修、一部塗装・付帯塗装の概要
S様邸は築10~15年。web検索により、お問い合わせを頂きました。現地調査・ご提案の後、シャインへ屋根板金補修、外壁塗装工事をご依頼頂きました。誠にありがとうございました。
築年数 | 10~15年 |
施工範囲 | 屋根板金補修・外壁塗装・付帯塗装 |
屋根板金補修・一部塗装 | 一液ファインフッ素UV | 19-40B |
外壁塗装 | ダイヤモンドコートBS水性(標準色) | ND-503・ND343 |
付帯塗装 | 一液ファインフッ素UV | 19-40B |
S様の屋根はアスファルトシングルです。
アスファルトシングルとは
ガラス基材にアスファルトを浸透させ、表面に石粒を吹き付け接着してある屋根材です。
シート上で扱いやすく、複雑な屋根形状にも施工することができます。石粒の色によって様々なカラーバリエーションがあり、洋風な家だけでなく落ち着きのある和風の家にもマッチします。
アスファルトシングルの屋根を高圧洗浄すると、屋根材が傷ついたり、剥がれたりする可能性があるため、低圧洗浄致しました。
また、高圧洗浄は、屋根材の表面にある石粒を削り取ってしまうことがあるため、低圧洗浄であれば石粒を削り取ることなく汚れを落とすことができます。
低圧洗浄は、水圧が高くないため、屋根材にダメージを与えることが少なく、安全に汚れを落とすことができます。
屋根板金補修 施工前
シーリング補修
シーリングを丁寧に均して完成
釘頭のコーキング
屋根板金補修 完成
屋根板金塗装
雪止め塗装
全体の屋根汚れを高圧洗浄で徹底的に落とします!
最大15Mpaの水圧でコケや藻を除去します。
シーリング施工前
密着を高める為のプライマーの塗布
シーリングを充填後、丁寧に均す。
密着を高める為のプライマーの塗布
シーリングを充填後、丁寧に均す。
シーリング完成!
新たなシーリングの充填
施工後
クラックがありましたので、専用のパテで補修致しました。
Before
After
Before
After
お客様の外壁は難付着窯業系サイディングです。
窯業系サイディングとは
セメントと木材繊維などを薄い板状に加工した外壁材で、窯業によって作られる材質を使います。耐震性や耐火性に優れた機能性を持っており、安価でデザインが豊富であるため、外壁材全体でシェア率78.5%を誇り、非常に多くの方に選ばれています。ただし、窯業系サイディングはこまめにメンテナンスや塗装が必要な外壁材です。
ダイヤモンドコートは、日本ペイント社が運営する外壁塗装システムで、色あせしにくく丈夫な塗膜に加え、建物全体におよぶ手厚い独自保証が用意されているなど、価格相応のメリットがあります。
ただし、すべてのエリア・建物で施工できないなどのデメリットもあるため、ご自身の家で施工が可能かどうか、ダイヤモンドコートの基本的な知識を事前に調べておくことをお勧めします。
ダイヤモンドコートの最大の特徴は、塗装の最終工程に『トップコートGLクリヤー』を塗布する事です。
通常の塗装ですと、
『下塗り→中塗り→上塗り』の最低3回塗りが主流です。
(弊社では、下地の状態により下塗りを数回塗り重ねることもございます。)
しかしダイヤモンドコートは、『下塗り→中塗り→上塗り』の3回塗りの後、更に最終工程として『UVカットクリヤーコーティング』を施す4回塗りとなります。
この『UVカットクリヤーコーティング』を最後に施すことにより、塗膜が紫外線から守られ塗りたての美しい色艶を長期にわたり維持することが出来ます。
下塗り
水性パーフェクトシーラー
難付着用専用下塗り材
中塗り
ダイヤモンドコートBS水性
上塗り
ダイヤモンドコートBS水性
UVカットクリヤーコーティング
下塗り
水性パーフェクトシーラー
難付着用専用下塗り材
中塗り
ダイヤモンドコートBS水性
上塗り
ダイヤモンドコートBS水性
UVカットクリヤーコーティング
ダイヤモンドコートBS水性(標準色)により外壁塗装が完成致しました!
最後に、タッチアップ・点検をして完工となります。
一階部分のお色が明るく、全体的に明るく素敵な印象に生まれ変わりました。
柏市のS様、この度の外壁塗装工事の際は大変お世話になりました。
今後とも柏市のシャインを宜しくお願い致します。
住宅の難付着サイディングを塗装する際には、以下の注意点を順守することが重要になります。適切な準備と施工を行うことで、長持ちする美しい仕上がりを得ることができます。
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サイディングの清掃: 塗装前にサイディングの表面をよく洗浄し、汚れ、カビ、藻類、油、または他の汚れを取り除きます。汚れが残っていると、塗料が十分な密着性を持たず、塗装の劣化を早める可能性があります。
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表面の乾燥: 清掃後、サイディングの表面を完全に乾燥させてください。湿った表面に塗料を塗ると、塗料が剥がれる可能性があります。
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古い塗料の除去: 古い塗料が剥がれている場合は、しっかりと剥がし、平滑な表面にする必要があります。不均一な表面だと、塗料の密着性が損なわれる恐れがあります。
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下地の修理: ひび割れや欠損部分がある場合は、適切な補修を行ってください。サイディングの表面が平らで均一であることが重要です。
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プライマーの使用: サイディングを塗装する際は、下塗りに必ずプライマーを使用して下地と塗料の密着を良くする必要があります。特に難付着サイディングには、特別な下塗り塗料が必要な場合が多く一般的なシーラーや特にサーフ系、フィラー系の下塗りはNGです。密着不良によって剥がれが発生し相談頂く件数が年々増えております。サイディングのメーカーや専門家のアドバイスに従って、適切な塗料を選びましょう。
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塗装条件の確認: 塗装する日の気象条件を確認してください。湿度が高すぎたり、気温が低すぎる場合は、塗料が適切に乾燥せず、塗装が劣化する原因となります。
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塗装の手順: 塗装を行う際は、均一な塗りムラなく、適切な塗装手順を守って施工してください。通常、最低でも2回塗りを行うことで、より美しい仕上がりが得られます。稀に上塗り1回でフッ素級の耐久性が得られるという塗料もありますが、隠ぺい力や塗膜厚によるクラック追従性も重要ですので、窯業サイディングの場合は外壁の細かな熱伸縮を考慮し上塗りは適正塗布量で2回塗りを標準とした方が間違いがないです。金属サイディングなどの割れない建材であれば単純に塗膜の耐候性が良ければいいのでそういった1回塗り仕上げてでも問題はないかと思います。
これらの注意点を守ることで、難付着サイディングの塗装後の不具合リスクをなくすことが可能になります。
見た目や図面ではわからない難付着サイディングの判別は30倍スコープでの診断や最も確実なのは実際に密着テストを行う事が重要です。