千葉県船橋市にて外壁塗装施工中のK様邸の作業報告です。
外壁構造クラックのVカットの様子です。 ヒビ割れをあえて切り広げてアクリルウレタンシールを充填します。これにより、より深く厚く充填され、シール材本来のヒビ割れ追従性能を最大限に発揮させる狙いがあります。
出来るだけ奥まで充填して、刷毛を使って擦ってボカします。シール材を奥に押し込むのと同時に塗装完了後に補修痕が残って美観性を損なわない為の工程です。
アクリルウレタンシール材は乾くに連れて15%位 目痩せします。平らに仕上げたつもりでも乾燥後 ヒビ割れの部分だけ凹んで目立ちますので、再度増し打ちをし、擦り込めばクラック処理は バッチリです。 この上に微弾性のパーフェクトフィラーを最低限規定の厚み、痛み具合によってそれ以上に塗布します。
側からみると単純にコロコロと転がしているだけに見えるかも知れませんが 痛みの出ていた部位、これから痛み易いであろう部位を経験上から判断してキチンと塗り分けているんです。この辺りがちょっと奥が深いんですね。熟練の職人さんの塗り方は計算されて手際よく無駄な動きがありません。 若い職人は動きこそ1〜2年もあればそれなりに板に付きますが、口で教えるだけでは なかなかキチンと伝わらないので、かつては僕もそうだったように何度も反復して身体に染み込ませていって貰います。
僕達現場の職人も毎日コツコツと地道に、10年歳をとらない外壁をご提供できるよう頑張っていますので、弊社が皆様のお近くにお邪魔した際はどうぞよろしくお願い致します!