シーリング(コーキング)材の講習会を開催して頂きました。
こんにちは!
柏市のシャインです。
先日シーリング(コーキング)材メーカーであるオート化学工業株式会社様に講習会を開催していただきました。
全員参加で最上級の耐久性・耐候性を誇るウレタン系シーリング材、オートン イクシードについて学んできました。
サイディング壁の目地に充填する「防水材」のことで、専用の「コーキングガン」という道具に装填して使用します。
シーリング自体はちょっと硬めのペースト状で、粘性があるのでサイディングパネルのつなぎ目に充填することができます。
シーリングにも様々な種類がありますが、『オートン イクシード』はオート化学工業株式会社様の取り扱っているシーリング材の中で最も耐久性(柔軟性・引っ張りや伸縮に耐える力)や耐候性(美観性・紫外線に耐える力)に優れたシーリング材です。
弊社にお問い合わせいただくきっかけとしてお客様からよく聞くのが
「外壁はキレイなんだけど目地のところがもうボロボロで…」
というご心配です。
実はシーリングと一口に言っても、3年ほど経過したところで劣化が始まるような短命のシーリング材も世の中には存在しています。
また、汚れが付きやすいシーリング材も存在します。(周囲の住宅を観察しているとシーリング部分だけ黒ずんでいるお住まいがあると思います。)
外壁の劣化はチョーキング程度ならしばらく放置しても重大な影響はないのですが、シーリング材の劣化を放置するとサイディングが水を吸ってしまい、それが凍ることで体積が増えて膨れ、日中溶けて元に戻る…を繰り返し、外壁がボロボロと崩れてきてしまう「凍害」という不具合を引き起こします。
軽微な凍害
重度な凍害
凍害が起きてしまった部分はそのまま塗装は出来ませんので、補修に余計なコストがかかってしまいます。
イクシードは非常に性能の良いシーリング材のため、どちらかと言うと「この先もずっとこの家に住んで大切にしていきたい」「引っ越す予定がない」という人生設計をされているお客様にご選択いただいております。
外壁や屋根を高耐久塗料で塗装する場合、イクシードのような高耐久・高耐候シーリングでないと劣化する年数に違いが出てしまい、逆にライフサイクルコストが高くなってしまうからです。
シーリング引っ張り実験の様子(右イクシード)
イクシードの性能の高さについては公式動画で非常にわかりやすく紹介されていますので、ぜひご覧になってみてください。
日々の品質チェックをしていても、こうして改めてシーリング材の施工上の注意点やメーカー推奨の工事方法を学ぶことで、診断士や職人のスキルアップに繋がり、更に高い品質の工事をご提供できると考えています。
また、現場の声をメーカー様に直接届ける事もできます。
マスキングテープの貼り方、3面接着防止、規定打ち込み厚などの単純だけど大切なルールや理論、基本的に後打ちが推奨されている理由などの講義を受け、最後に試験を実施いたしました。
後日、資格証が届くのが楽しみです!