外壁塗装を検討している際にシーリング(コーキング)という言葉を耳にしたことがある方も多いかもしれません。
シーリング(コーキング)は外壁材の防水性や耐久性を維持するために重要な役割を果たしています。
もし劣化の症状が見られたら、できるだけ早めに対策をしましょう。
そしてシャインではシーリング(コーキング)材の相性実験を行い、適合性の良い物だけを使用しています。
豊富な経験や知識の元、必ず有益な情報をお伝えしています。
お気軽にお問い合わせください!
シリコン系のシーリング(コーキング)は、キッチンや浴室等の水回りの補修によく使用されるシーリング(コーキング)です。
ホームセンター等で売られている一般的なシーリング(コーキング)材で、比較的価格が安いことからコストパフォーマンスが良いことが特徴です。
耐水性に優れており、水まわりのシーリング(コーキング)材として最も普及しています。
しかし、シリコンオイルが常時出続けるため上から塗装による保護が出来ません。
その為外壁や屋根の使用には不向きな種類になります。
外壁や屋根にシリコン系のシーリング(コーキング)材を使用すると、補修した部分だけ塗装を弾いしまいます。
かえって悪化してしまう場合がありますので注意しましょう!
変成シリコン系のシーリング(コーキング)材は、硬化時間の速さが特徴です。
その為、硬化後に塗装が可能で外壁や屋根の使用に最も向いているシーリング(コーキング)材です。
耐候性にも優れており、比較的どこにでも使用可能です。
しかし、シリコン系より耐久性が低い、ウレタン系よりも密着性が劣るというデメリットがあります。
また他のシーリング(コーキング)材と比べると、少し値段が高いこともデメリットとして挙げられます。
ウレタン系のシーリング(コーキング)材は耐久性が非常に高いことが特徴です。
硬化後には、弾力性が生まれ密着性も高い為、ひび割れや目地の補修に良く使用されます。
ウレタン系のシーリング(コーキング)材は、耐久性が高く外壁に向いていますが、紫外線に弱くホコリが吸着しやすいため、
屋外で使用する場合は上からの塗装が必須となります。
更に、完全硬化までに3日~7日ほどかかる為、乾燥時も紫外線に当たらないようにしなければならない事もデメリットです。
アクリル系のシーリング(コーキング)材は、水性の素材が使用されています。
その為、伸びが良いので作業がしやすい事が特徴です。
安価ではありますが、硬化した際に肉痩せを起こす性質があることと、耐久性・耐候性が低いことがデメリットです。
特に、太陽光の当たる場所ですと短期間でひび割れが発生することもあります。
その為、外壁や屋根への使用は向いていません。
茨城県取手市在住です。
一成分型と二成分型のシーリングはどっちがいいの?
実はシーリングの何が一番かは言えない部分があります。
材質、季節、用途、上から塗装する場合の塗料付着相性などで変わってきます。
弊社の多くのお客様は、外壁塗装の際にサイディングの目地を打ち替える方がほとんどです。というよりかはお勧めしております。
そこで何が重要になってくるかと言いますと、
②シーリングのモジュラス性(低モジュラスほどシーリングの伸びが良い)
上記が基本的によく確認して頂きたいポイントになります。
詳しくは各別ページご説明致します。
ご質問の一成分形と二成分形は一般的にシーリング屋さんは二成分形を使用したがります。
同じグレードなら一成分形のカートリッジタイプに比べてコストが安く、使いまわしがきくからです。
数年前までは二成分形の方が耐久性は少し上だったように思いますが、最近はシーリング開発技術も向上し、差がないように感じます。その根拠となるJIS規格の耐久性区分の表記にもある8020と9030にあります。
8020に比べて9030の方が耐久性レベルが高いのですが、一昔前までは一成分形シーリングで9030に該当する商品がどのメーカーを見てもなかったのですが、近年では幾つかのメーカーで一成分形9030シーリングがでています。
大手のハウスメーカーさんでも今は一成形シーリングを使用する事が多くなり、理由は二成分形シーリングの混合不足による硬化不良が多発したからだそうです。現場で硬化剤を撹拌しきらないで使用すると本来の性能が発揮されないため、品質安定性を向上させるために一成分形にしているそうで、一理あると思います。
人間の仕事にミスはつきものですから、人的なミスをなくすためですね。
冬場は二成分形に軍配が上がるでしょう。
硬化剤を混合して強制的に硬化させるため、気温や湿度に左右されない事が理由です。
上から塗装する場合、一成分形シーリングは平均で3日ほど硬化しません。
乾燥を待たずに塗装してしまう業者さんは要注意です。
シャインでは、このコーキング上の塗装の密着テストを行ない、より耐久性の高いコーキング等、新商品に関しては、随時塗料との密着相性を実験してから、実用するようにしております。
実験の様子はこちらをご覧ください。
その他の専門知識編Q&Aはこちらをご覧ください!
シーリング(コーキング)材は、目地というサイディング壁やALCパネルの隙間を埋めるために使われます。
目地の隙間をそのままにしておくと、そこから水が入り込んで雨漏りや内部の構造体の腐食に繋がってしまいます。
サイディング壁は、実は水を吸収しやすい建材です。
※サイディング壁の内側には防水紙があるので、すぐに雨漏りをするという事はございません。
サイディング壁の表面は塗装する事によって保護が出来ますが、サイディング壁の断面は非常に無防備な状態です。
その為、サイディング壁同士のつなぎ目にシーリング(コーキング)を充填する事により雨水の侵入を防いでいるのです。
外壁は、日常の軽微な揺れや地震などの大きな揺れ、また温度変化などで日々膨張と収縮を繰り返しています。
サイディング壁は堅く薄いため、揺れや気温変化で衝突したり引っ張り合って負荷がかかると、ひび割れや破損を起こす可能性があります。
シーリング(コーキング)は樹脂製で弾力があるので、外壁材の間に充填することでボードの代わりに膨張や収縮の動きに追従し、クッション代わりになってくれます。
この効果によって衝突によるひび割れを防止し、外壁材を長持ちさせることができます。
雨漏りが起きた際に劣化箇所をシーリング(コーキング)材で埋めて応急処置することが可能です。
よくある劣化症状として、屋根の穴あきや外壁のひび割れ、サッシ周りのシーリングの破損 などがあります。
雨漏りで水分が建物の中に侵入すると、建物の構造体に腐食などの影響を与えて家自体の寿命を短くする恐れがあるため、早急に対策をすることが大切です。
付帯部では、破風板や幕板の補修にも使用されています。
近年では外壁材の長寿命化に伴い、20~30年耐久の「高耐久シーリング」も各社販売される様になりましたが、
中には、実際に20年も持たない「高耐候シーリング」も出回っておりますので、注意しましょう。
既存のシーリング(コーキング)を撤去し、新しいシーリング(コーキング)材を充填する施工方法です。
古いシーリングを切り取る作業が必要なので手間や費用はかかりますが、
傷んだ箇所をしっかりと取り除けるため、シーリングを長持ちさせたい場合は打ち替えがオススメです。
※プライマーとは、外壁材とシーリング(コーキング)材の接着性を向上させる為の下塗材です。
下塗り材の塗布後、新たなシーリング材を入れていきます。
このプライマーの塗布不足やプライマーが完全に乾燥した状態でないと密着力不足でシーリングが剥がれてしまいます。
しかし、逆に長時間放置しても、表面にゴミや油分が付着し接着不良を起こすので、タイミングはよく見極めてから打ち込むことが大切になります。
外壁塗装を検討している際にシーリング(コーキング)という言葉を耳にしたことがある方も多いかもしれません。
シーリング(コーキング)は外壁材の防水性や耐久性を維持するために重要な役割を果たしています。
もし劣化の症状が見られたら、できるだけ早めに対策をしましょう。
そしてシャインではシーリング(コーキング)材の相性実験を行い、適合性の良い物だけを使用しています。
豊富な経験や知識の元、必ず有益な情報をお伝えしています。
お気軽にお問い合わせください!




