パミールだけじゃない?!ノンアスベスト屋根『ザルフ』とは??
こんにちは!柏市のシャインです。先月、お客様よりこのようなお問合せを頂きました。2回目のメンテナンスとの事で、仕様書によると屋根材はノンアスベストの『ザルフ』。更に最初のメンテナンス時に屋根を塗装したが、塗料がのっているのかどうかご不安なご様子でした。お客様宅にて使用されたいた、ノンアスベスト屋根材の『ザルフ』。聞きなれない屋根材の名前ですよね?今回は、ノンアスベスト屋根材『ザルフ』について説明していきたいと思います!
2000年頃までのスレート屋根材は、セメントにアスベストを含有して強度を高めていたスレート屋根材を使用していました。
しかし、2000年以降アスベストが禁止となり現在使われているスレート屋根材は『ノンアスベストのスレート屋根材』です。
アスベスト含有のスレート屋根材から切り替わった初期のノンアスベストの屋根材は、
歩くとパキパキ割れてしまうほど脆く、割れを補修して塗装しても他の場所からの自然の割れを防ぐことができません。
ノンアスベスト屋根材で不具合を起こす事で有名なのは…?
アスベスト含有のスレート屋根材から
切り替わった初期のノンアスベストの屋根材で、不具合を起こすことで特に有名なのが…!
・ニチハの『パミール』
・クボタ(現:ケイミュー)の『コロニアルNEO』
以上2つが特に知られています。
不具合を起こしている『パミール』
上記の画像は不具合を起こしている『パミール』と『コロニアルNEO』です。
では、『ザルフ』とはどのような屋根材なのでしょうか?
コロニアルNEO
ザルフ
『ザルフ』は、『コロニアルNEO』と同じメーカーであるクボタ(現:ケイミュー)から発売されたスレート屋根材です。
同じメーカーから発売されている事もあり、『コロニアルNEO』と非常に似ています。
しかし画像を良く見て見ますと、小口の凸凹がに少し違いがある事が分かります。
コロニアルNEOは斜めに、ザルフはコロニアルNEOと比べると直角になっています。
アスベスト規制前に販売されていたザルフには「0.1~1%」のアスベストが含まれていました。
2000年以降アスベストが禁止になり、ノンアスベストのザルフが2001年末~2006年まで販売されていたのです。
ザルフの高耐候仕様として2001年~2005年のあいだ発売されていた『ザルフグラッサ』という商品もあります。
しかし、ザルフ、ザルフグラッサのどちらも10年を経過した頃から、
ヒビ割れ・欠け・脱落といった症状が発生し、稀に層間剥離も発生することがありますので注意が必要です。
ザルフ(グラッサ)は、パミールやコロニアルNEOと同様に塗装でのメンテナンスはお勧めしておりません。塗装をしたとしても、その効果を維持できない様な傷みやすい素材の為、塗装をしても意味がないからです。更に、ひび割れや欠け等が多数発生している場合、高圧洗浄の際にひび割れや欠けの状態を悪化させてしまう可能性があります。弱った屋根材は脆いので洗浄により、新たなひび割れや欠けが発生してしまう事もあり得ます。その為、シャインがお勧めするのは屋根カバー工事です。屋根の状態によっては、葺き替え工事をご提案となる可能性もございます。
残念な事に、塗れない屋根である
・パミール
・コロニアルNEO
・ザルフ
これらを知らない業者もまだ実在しているのが現状です。
塗れない屋根に塗装をしても、数年後には塗膜が剥がれたりして、高いお金をかけた塗装も無意味になってしまいます。
家にとって良いことはひとつもありません!
しっかりと診断の出来る業者を選ぶ事が大切です。
スレート屋根材のメンテナンスやノンアスベスト屋根材について詳しくはこちらのページをご覧ください。
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塗装で対応できない屋根が多いのが実情ですが、それを分からずに塗ってしまい残念な事にトラブルになっているケースも多いのです。
その様なトラブルを、柏市のシャインは見逃したくありません。
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外壁屋根塗装や屋根リフォームを行う時には、是非柏市のシャインにご相談ください。