長年メンテナンスをされていなかったので波板の交換と鉄骨の塗装工事をご希望されておりました。
千葉県柏市増尾駅前にある歯医者さんの駐車場鉄骨塗装工事報告

本日は、千葉県柏市増尾駅前にある、歯医者さんの駐車場鉄骨塗装工事に行ってきました。


波板が反ってしまい穴が開いたり強風で部分的に無くなっている部分も。
鉄骨の柱は、サビて穴が開いてしまうほどになっています。
放置すると柱部分ですので危ないですね。
幸いにも一部の穴あき腐食でしたので、鉄骨自体の交換までは必要なさそうでしたが、最悪腐食が進み過ぎると大きな費用を掛けないと危ない状態にまでなりかねません。
たかが塗装と思われるかもしれませんが、されど塗装です。
塗り替えを10年に一回とか行うだけで長持ちさせられたものもメンテナンス時期を大幅に過ぎて放置してしまうと、大がかりな工事が必要になってしまいます。

まずは、近隣や近くに停まっている車があれば許可を頂いて、カーシートを掛けさせて頂きます。
地面にも下処理時に発生するケレンカスや塗料が飛散付着しないようにブルーシートで養生を行います。

まずは、表面に粉状に発生している錆を除去します。
専門的にはケレンといいます。
ケレンにもいくつかの決められた方法があり、錆の発生状況に応じて「一種、二種、三種、四種」と使い分けます。
住宅地の現場作業レベルでは「一種や二種」は使用しませんというか現実的にできません。
今回は、全体的に表層の錆程度の部分には四種ケレンを採用し、鉄骨内部までモコモコと発生している錆には三種を採用しました。
三種とは、ベビーサンダーに研削用の刃を使用し、鉄素地が露出するまで錆を除去します。

ケレン後に防錆力の高い二液型のエポキシ系プライマーを塗布します。
今回は、日本ペイントさんの「ファインプライマーⅡ」を使用しました。
錆止め系のプライマーは塗膜厚が防錆力に比例しますので、たっぷりしっかりと刷毛やローラーを使用して塗装します。

続いて、下塗りの乾燥を待ち、中塗りに日本ペイントさんの「ファインパーフェクトトップ」を使用しました。
仕上げの上塗りも同一塗料で、仕上げます。

柱の根元の穴が開いてしまっている部分には、鉄部補修用のアルミテープを貼りある程度の穴をふさぎます。

その上に、エポキシ系の結構高価なパテ材を塗布し均します。
アルミテープだけでもほどほどに長持ちはするのですが、後々でめくれて来たり穴が開いてしまうのを防ぐために、上から高強度のパテを施すようにしています。
このエポキシパテは、某テーマパークの補修などに使用されている強度が非常に高く、それでいてほとんど割れない優れものです。パテの上からビスも打ててしまうようなもので、あまり住宅では使用されないような高価なパテなのですが、弊社ではサイディングの外壁補修や腐食した窓枠などの木部の補修、今回のような鉄骨の補修に使用しています。

その上から仕上げの塗装をして完了となります。

どうでしょうか?
テープに塗装だけですと、どうしても貼った感じが残ってしまいがちですが、ひと手間加えるとテープのラインもわかりにくく仕上がります。



全体塗装も完了し、この後新しい波板に交換を行って今回の工事は完工となります。
歯医者さんの院長も見違えた車庫を見て、大変お喜び頂けました。
千葉県柏市、松戸市を中心に周辺エリアには迅速対応いたします。
外壁塗装や屋根のリフォームなどのご要望がありましたらお気軽にお声かけください。
日本ペイントダイヤモンドコート認定施工店
有限会社シャイン
代表の古住がご報告しました。