棟板金は下地木材を屋根の野地板(下地の板)に打ち付けたのにち、板金を被せ横面に釘を打ち、板金を留めていきます。
これだけで留まっているのです。
という事は、釘が抜けると風が吹いただけで飛んでしまいます。釘が効かなくなり抜けて強風で飛んでしまったという事ですね。
そもそも何故釘は抜けて来たのでしょうか?
それは、釘が飛び出してくると、釘周りから雨水が浸入し、中の木を濡らし、腐らせてしまうからなのです。
一番の心配は自分の家の雨漏りではありませんよ!
この板金が飛んで近所の人に迷惑をかけてしまう事なのです。
今年棟板金が飛んだという案件は数件対応させて頂いておりますが、飛んだ板金の行方としては、
裏の畑に刺さった・お隣の庭に落っこちた・近所の家の門まで風に煽られて飛んでいった(注意張り紙をされてお家の前に置かれていました)等があります。
怖いですよね。人に当たったらとんでもないですし、お隣の車等傷つけてしまう可能性もあるのです。
現状雨漏りしてないから、点検は必要無い等と言う人もいますが、私が屋根点検を進める理由はそんなことじゃありません。この棟板金の飛びが心配なのです。
うちは「ちょっと前塗装したから大丈夫・・・」と考えている人は次のブログを見て下さい。
近日中にあげます。