午前中は弊社施工管理兼屋根の匠の横内さんと屋上防水のご提案に行ってきました。
前回のウレタン防水は、ウレタン塗膜防水の密着工法で施工されていたのですが、数年で膨れが発生し、何度か補修してもまた膨れるという症状だそうです。
まず、50㎡以上ある屋上なのに脱気筒が一つもない事がおかしいですね。
おそらく新築時は押えコンクリート保護防水だったはずなので、水蒸気の逃げ道を作ってあげないと上から塗膜で密閉してしまっては膨れてきてもおかしくないです。
それと、今回は、ウレタン防水を施工するにしても通気緩衝工法を採用し脱気筒も設置しないと膨れの再発リスクは残ったままになってしまいます。
洗浄する、悪い部分を剥がす、カチオンモルタルで不陸を調整する、プライマーを塗布、通気緩衝シートを敷く、立上りにはFRPメッシュシートを貼る、脱気筒を設置する、ウレタンを流すx2回、遮熱型トップコートを塗装する、完成
以上が基本的な通気緩衝工法の流れです。
その他には、外壁がパワーボード(ALC)の上に、石材調の多色吹付塗装がされておりました。
まだまだ十分に長持ちしそうな状態だったのですが、ご主人がボードの目地シーリングを気にされていて、すべて打ち替えて塗装をし直したいとの事でした。
ご主人さんはご自分でソーラーパネルを作ってしまったりと、DIYとは呼べないような発電キットを制作されており、なんでもご自分で作ってしまう凄腕の方です。
色々技術的な事にも詳しいので、少しの劣化程度でも気になってしまうのでしょうね。
明日から、いよいよ川崎の現場に行ってきます。
シャインのシーリング部隊と塗装部隊がすでに行ってるので、私も防水を施工しに出動してきます。
川崎の屋上防水は、既存がアスファルト防水の上にウレタンを流す工法とベランダは現在押えコンクリート防水なので、複層通気緩衝工法で施工してきます。
後ほどブログや施工事例にも掲載したいと思います。