お金がかかるし、今はまだ必要なさそうだし、ということで後回しにされがちな外壁リフォーム。しかし外壁リフォームは、家を美しく蘇らせるだけでなく、省エネにもなり場合によっては補助金が出ることもあるんです。
外壁リフォームの役割や効果、補助金の仕組みなどの基礎知識を身につけておけば、今よりも身近に外壁リフォームの必要性を感じることができるでしょう。
コラムのポイント
・外壁塗装は、お洋服のように建物を守り、劣化を防ぐ役割があります。 ・外壁リフォームをすることで、外観を美しく保つだけでなく、外部刺激から守り、省エネ効果も期待できるようになります。 ・内容やお住いの場所によって、外壁リフォームでも補助金制度を利用することができます。検討する場合は、お住いの自治体に確認をしておきましょう。
外壁塗装はお家のお洋服
外壁リフォームは、ただ塗料を塗り替えて、雰囲気を変えるだけの作業だと思っていませんか?外壁リフォームで、どんな塗料を使いどんな技術を施すかによって、家の寿命は大きく変わります。
家は木材や鉄筋などの建材によって作られています。この建材には、ほとんど防水性はありません。そのため、そのままの状態では雨が染み込みカビが生え、腐食、老朽化してしまいます。この建材を守るために、塗装をおこないます。塗料に含まれる塗膜の撥水性によって建物を外部の水から守り劣化を防ぐことができます。
新しく家を建てたとしても、外壁は月日の流れの中で雨や風、直射日光などの刺激にさらされ続けます。その中で、ひび割れたり剥がれ落ちたりと劣化していきます。そうなってくると、家を守ることができなくなるので、また外壁を塗り直して…を繰り返すのです。
新しいものを買ったら大切に着続け、傷んだり汚れたりしたらまた新しいものを買う洋服と同じように、外壁も劣化したら取り替得る、を繰り返していくのです。
外壁リフォームの3つの効果
外壁リフォームには、3つの効果があります。
効果① 外観を美しく保つ
外壁リフォームをすることで、家の印象は大きく変わります。壁の色を変えて、今までとは全く違う印象にすることもできます。また、積み重なった汚れや傷が一新するので、住んでいる人の心にもいい影響を与えます。
美しく保たれた家は、手をかけたくなります。その心持ちが家を大事に住み続けるという行動につながるのです。
効果② 外部刺激からしっかりと守る
外壁や塗料は、雨風や炎天下でも耐えられる作りになっています。しかし、長年の雨風や炎天下に加え、台風や災害などの刺激が加わり続けると、ダメージを蓄積していってしまいます。ダメージが加わり続けると、塗料としての役割をはたせず、家を守り続けることができなくなってしまいます。
外壁リフォームをすることで、防水機能や遮熱機能が強化されます。そうすることで、再び外部刺激から家を守ることができるようになるのです。
効果③ 省エネと節電機能アップ
外壁リフォームに使用する塗料には、さまざまな機能があります。防水機能がとても高いもの、質感に特徴のあるもの、などニーズに応じて選ぶことができます。中でも、遮熱機能のある塗料を使うと、建物内に熱が伝わりにくくなるので省エネ効果が期待できます。
遮熱塗料は、太陽光のうち赤外線に近い太陽光を反射することで、外壁の表面温度を下げ建物が熱くなりにくくなります。建物の表面温度が熱くなりにくくなることで、夏場は特に部屋の温度が激しく上昇することなく、快適に過ごすことができます。快適に過ごすことで、冷暖房の稼働が減り、結果として省エネにつながります。
ただし、遮熱塗装には保温効果はないので、冬場に快適な室温を保つには、保温のための処置も必要です。
これらの3つの効果は、安心して日常生活を送るための大きな軸となる部分です。これらの効果も見越して、外壁リフォームは検討すると良いでしょう。
外壁リフォームに補助金は利用できる?
バリアフリーリフォームや耐震のためのリフォームをする場合、補助金制度を利用することができます。では外壁リフォームの場合はどうでしょうか。
リフォーム内容によっては、外壁リフォームでも補助金制度を利用することができます。ただし、条件を満たす必要があるのと、自治体によっては補助金制度が利用できないところもあります。いざ工事が始まって、補助金がもらえなかった…となると困るので、お住いの自治体の補助金制度が整っているのかどうかはあらかじめ調べておきましょう。
また、補助金を受け取るためには手順が決まっています。手順が違うと補助金を受け取ることができない可能性もあるので、どのような手順なのかは把握しておきましょう。
補助金制度を利用できる条件
補助金制度を利用するには、要件を満たす必要があります。
補助金の内容や自治体によって様々ですが、多く見られるのは
・外壁リフォームをおこなう住宅が対象地域内にあること
・外壁リフォームをおこなう住宅を対象地域内に所有していること
・対象地域内で住民票の登録をしていること
・税金の滞納をしていないこと
・補助金制度の利用は初めてであること(以前同一制度を利用している場合は不可)
などです。利用しようとしている補助金制度の要件がどうなっているかは、あらかじめ確認しておきましょう。
補助金申請の手順
1 まずはお住いの自治体や国の補助金を調べる
お住いの自治体で、補助金の制度を利用できるかどうかをなるべく早めに調べましょう。場所や申し込む時期によっては、補助金を受け取ることができない可能性もあります。
2 外壁リフォーム工事の前に申請手続きをおこなう
補助金制度を利用する場合は、外壁リフォームを行う前に申請手続きをおこないましょう。工事後に申請をしても、補助金は受け取れません。
制度を利用するのであれば、外壁リフォーム業者に相談をして補助金の手続きをする必要があります。入念に調べたとはいえ、内容によっては補助金制度が利用できないこともあるので、外壁リフォーム業者の意見参考にし、手伝ってもらいながら手続きを進めていきましょう。
3 【外壁リフォーム中】証拠を残す
補助金制度を利用できることが決まったら、晴れて工事スタートです。この時、本当に外壁リフォームを行った、ということを証明するために作業状況を撮影し、残しておくことを忘れないようにしましょう。
4 【外壁リフォーム終了】報告書の作成と提出、確認外壁リフォームが終了したら報告書を作成し提出します。
そして工事現場の確認を調査員にしてもらいます。
5 補助金を受け取る
ここまでで問題がなければ、補助金を受け取ることができます。
外壁リフォームの依頼から、実際に補助金を受け取るには意外と時間がかかります。計画的に準備をしておきましょう。
無料診断で外壁リフォーム時期を判断
外壁リフォームは、慌てて取り掛からなくても不便を感じることなく暮らしていくことはできます。しかし、ある程度の段階でやっておかなければ、結局修復する部分が増え、費用もかさんでしまいます。
大切な家族が住み続ける家ですし、こまめな点検や必要に応じたリフォームはしっかりと行い、笑顔で暮らし続けていきたいですね。
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