コーキングとは、ひび割れや細かな隙間を埋める処理に最適な材料です。
建物には地震などの揺れの力が起こりやすい部位に目地と呼ばれるくぼみがあり、その部分には必ず力が加わる為、柔らかい素材で保護しなければ外壁材が割れてしまいます。
そういった箇所はコーキング材を詰めて保護する必要があります。
そんなコーキング材も成分や種類がいろいろとあります。
塗装工事で使用するのには「ウレタン」もしくは「変性シリコンコーキング」という成分が一般的です。
また、その中でもブリードという現象を起こしにくいノンブリードタイプのコーキングがお勧めです。
サイディングの建物では、壁と壁の繋ぎ目やサッシ廻りにコーキングを使用されてる事が一般的で、基本的に古くなったコーキングは打ち替えを行う必要があります。
打ち替え=古くなったコーキングをすべて撤去し、新たにコーキング材を打つ方法
打ち増し=古くなったコーキングの上からコーキング材を打つ方法
(外壁の状態によっては打ち増しはお勧め出来ません。)
サイディングの場合はコーキングがむき出しなので、できる限り耐久性の良いコーキングが良く、変性シリコンコーキングの使用が望ましいと考えられます。
コーキングの上から塗装を行うことでコーキング材も塗膜で保護して耐久性をあげる事も可能です。
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ブリードとは・・・
コーキング材には、可塑剤(コーキングを柔らかくする為のもの)とよばれるものが含まれており、それが後に浮き出てきます。
塗り替えの際はその上に塗料が被せる為、可塑剤が塗料に染み出てきて、それに汚れが付着して浸食していくと黒ずんできます。
この現象をブリードと呼びます。
ノンブリードとは、そういった現象が起こりにくいタイプのコーキング材を言います。
またコーキング材にも水性・溶剤がありますが、後に痩せにくい溶剤タイプの方がお勧めです。
ブリードは、たとえノンブリードタイプのコーキングを使用しても年数が経過すればいずれ起こります。
ただ、できるだけ起きにくく、抑制する事は可能です。
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コーキングが劣化して切れたり剥がれていると隙間から雨水が浸入する可能性が出てきます。
一般的な建物は木造か鉄骨造ですので、水に濡れれば腐ったり、錆びたり、ということになります。
シャインでは、しっかりとコーキング打ち替えを行っています。
劣化した目地のコーキングを専用工具を使用し完全に撤去します。
プライマーが完全に乾燥していないと密着力不足でコーキングが剥がれてきたりして劣化速度が速まってしまいます。
逆に乾燥後長時間放置すると、表面にゴミ・油分・塩分が付着し接着不良を起こしやすくなりますので乾燥しすぎも厳禁です。
その日の気温によってもタイミングが変わってきますので、よく見極めてから打ち込みます。
細かな作業ですが、密着不良によるコーキングと外壁材との界面剥離を防ぐ重要な項目です。
コーキング材の選択も重要で、塗装との相性を考慮し外装材協会推奨のコーキング材を使用する事が重要です。
近年主流である変性シリコンコーキングは各メーカーでいくつか種類を出しており、間違った種類のコーキング材を使用して塗装してしまうと黒ずみや塗装の剥がれの原因になってしまいます。
意外とこの事を知らない業者がいますので必ず!確認してください。
黒ずみへの対策
⇒ノンブリード型(非汚染型)の変性シリコンコーキングを使用する。
塗装の剥がれへの対策
⇒剥がれに関してはコーキング材と塗料でそれぞれ相性が有りますので、実際に試してみるしかありません。
コーキング材に塗装可と記載されていても密着が悪い物も多くあります。
「いつもやっているから大丈夫」などの営業マンの言葉を鵜呑みにしないでください。
シャインでは使用する塗料とコーキング材の相性をすべて実験し、適合性の良い物しか使用しません。
ご提案の時にはそのパネルをお見せしております。
必見ですよ!