<千葉県松戸市 I様邸 外壁塗装 2015年1月>
外壁の劣化具合は一般的なレベルでした。
何らかの形で外壁に負荷が掛かったと思われる比較的軽微なクラックが数か所ありました。
このような小さ目のヒビの場合、Vカット工法やUカット工法を用いるほどではなく、弾性シーリングによる簡易補修でも十分再発を防ぐ事が出来ます。(ノンブリード型のシール材は必須)
外壁下塗りに使用したパーフェクトフィラーは伸びも良く、クラック追従性に優れている塗料です。
今回ご採用いただいたパーフェクトトップで中塗り・上塗りを行います。
クラックの補修後も目立たず、新築のような輝きを取り戻しました。
幕板・窓飾り枠には窯業系サイディングボードが使用されていましたが、とにかくひどい割れが多数発生していました。
他の住宅でも同系統の材料は良く使用されていますがここまで割れる事例はあまり有りません。もしかしたら使用したメーカーの建材があまり良くなかったのかもしれません。
一つ一つ補修し塗り替えを行えば、一旦はキレイに蘇らせることは出来ますが、ここまで建材が弱いと早期再発の心配が有りますので、ガルバ鋼板によるカバー工法をご提案し、採用していただきました。
ベテランの職人が幕板・窓飾り枠にぴったり合うように加工し取り付けます。
幕板・窓装飾枠のガルバ鋼板取り付けが終わったら雨水や虫の侵入を防ぐためにコーキングを打ちます。
これで窯業系サイディングボードのカバー工法は完了です。
カバー工法は部材の交換よりはコストを抑えられるのと同時に、ガルバ鋼板なので耐久性と割れないメリットが有ります。
お色はこげ茶で、引き締まった印象に仕上がりました。