屋根材『アスファルトシングル』ってどんな屋根?
屋根材『アスファルトシングル』その特徴やメンテナンス方法を分かりやすく解説!
これまで、柏市のシャインではスレート屋根材『コロニアル』等や塗れない屋根について詳しく解説してきました。
筆者の私が仕事を進めていくにつれ、お客様のお宅に『アスファルトシングル』という屋根材が使用されている事を知りました。
恥ずかしながら、正直『初耳!』となりましたので『アスファルトシングル』という屋根材について簡単ではありますが説明していきたいと思います!
アスファルトシングルという屋根材、知っていますか?
屋根材には瓦屋根や、スレート屋根、金属屋根材等様々な種類がありますよね。
昔ながらの瓦屋根
スレート屋根
金属屋根のディプロマットスター
アスファルトシングルもその一つです。
しかし、アスファルトシングルという屋根材、聞きなれない名前です。
『アスファルトシングル』とは、どんな屋根なのでしょうか。
※スレート屋根についてはぜひこちらをご覧ください。
現在の日本は、昔ながらの瓦よりもスレート屋根材が主流となっています。
ひと口に「スレート屋根材」といっても様々な種類が発売されており、使用されているスレート屋根材によってメンテナンス方法が異なる為注意が必要な屋根材です。
スレート屋根について詳しくはこちらのページを是非ご覧ください!
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日本では、あまり馴染みのない『アスファルトシングル』
しかし、北米では100年以上前から使用されいている定番の屋根材です。
北米での普及率は8割以上で、アメリカやカナダではポピュラーな屋根材となっています。
反面、日本での普及率はわずか5%です。
しかし、近年の戸建住宅でも『アスファルトシングル』を使用している住宅が増えてきています。
お客様宅でもチラホラとアスファルトシングルが使われているのを見受けられるようになりました。
更に筆者の近所にて、新築の戸建て住宅が建築中なのですが屋根材にアスファルトシングルを使用しているのを確認出来ました。
アスファルトシングルが日本に登場したのは、1950年頃。
かなり昔ですね!
日本で登場したのは1950年頃なのですが、アスファルトシングルが戸建やマンションに使用されるようになったのは2007年。
建築基準法改正によってアスファルトシングルが戸建てやマンションにも使用されるようになりました。
実は、開発された当初のアスファルトシングルは火に弱かった為、日本の防火地域や準防火地域では使用が出来ませんでした。
しかし、ガラス繊維を用いることで、
建築基準法の性能規定化で導入された「飛び火試験」で不燃認定を取得することが出来ました。
そして、アスファルトシングルは「火に強い」屋根材となったのです。
アスファルトシングルはどのような素材なのでしょう?その特徴とは?
アスファルトシングルは、ガラス繊維の基材にアスファルトを浸透させ表面に石粒を吹き付け、シート状に生成した屋根材です。
アスファルトを浸み込ませたシートの為、柔らかく簡単に曲げたりカッターでカットする事も可能な屋根材です。
また、アスファルトシングルに吹き付けられた石粒の色によって様々なカラーバリエーションが存在します。
高いデザイン性、軽量性などの特徴もあり、DIYのさかんなアメリカ等ではメンテナス性に優れた屋根材として普及しています。
アスファルトシングルのメリットとデメリット、耐用年数について。
・防水性に優れている。
・防音性が高く、雨音が気にならない。
・軽量の為、耐震性がある。
・割れ、サビに強い。
・デザイン性が高い。
・加工しやすく、部分補修が出来る。
・施工出来る屋根勾配の決まりがある。
・強風に弱く、表面の石粒が剥がれる事がある。
・強風に弱い為、強風でめくれたり剥がれたりする恐れがある。
・取れた石粒が樋に詰まる可能性がある。
・コケやカビが発生しやすい。
・耐久性低い。
アスファルトシングルの耐用年数を調べて見ますと。。
10年~30年
20年~30年
15年~30年
10年~20年
20年~25年
様々な情報が飛び交っています。
耐用年数はお住まいの地域によっても異なります。
例えば、台風が多く通る地域ですと強風に弱いアスファルトシングルは、そうでない地域と比べてめくれや剥がれ、表面の石粒の剥がれが早期に起こる可能性があります。
大事なのは、定期的なメンテナンスを欠かさない!という事ではないでしょうか?
外壁屋根塗装の最初のメンテナンスの目安としまして、ハウスメーカー様の瑕疵保険が切れる10年が目安です。
最初に行う、大切な我が家のメンテナンスの際に外壁と合わせて屋根の状態もしっかりと診てもらう事が大切です。
アスファルトシングル屋根材のメンテナンス方法とは?他の屋根材とは異なる?
アスファルトシングルのメンテナンス方法は他の屋根材とはどう違うのでしょう?
まずは、ご自宅のアスファルトシングルがどのような状態なのか、現状をしっかりと把握する事が大切です。
(外壁は勿論、屋根の種類に関わらず全てに於いて言える事なのですか。。)
①キレイな状態のアスファルトシングル
②シートが剥がれてしまった状態
③劣化が進み石粒が剥離してしまった状態
画像①②③は、弊社が現地調査に伺った際のお客様宅のアスファルトシングルです。
それぞれの現状を把握した上で、適切なメンテナンスを施します。
アスファルトシングルの現状をしっかりと診断出来る業者を見極める事が大切です!
①築12年のお客様で良い状態を保っておりました。
低圧での洗浄、板金部と雪止めの塗装のみを実施致しました。
※アスファルトシングルは初期の状態(築15年以内程)でしたら、塗装が可能となります。
ひび割れや、表面の石粒が剥がれるのを防ぐ事が出来ます。
②アスファルトシングルは先述致しました通り、
ガラス繊維の基材にアスファルトを浸透させ表面に石粒を吹き付け、シート状に生成した屋根材です。
軽量の為、強風に弱くこのようにシートが剥がれて飛んで行ってしまう事があります。
メリットの箇所で記述致しました通り、部分補修が可能です。
③かなり劣化の進んだ状態です。
表面に吹き付けられた石粒が剥離し、シートの下地が露出してしまった状態です。
ここまで劣化してしまうと、塗装や部分補修は不可能です。
シャインでは、屋根カバー工法、又は葺き替え工事をおすすめしています。
アスファルトシングルは屋根カバー工法にも使える屋根材なのですが...
弊社では、金属屋根材での施工をお勧めしています。
アスファルトシングル材のメリットにもありますように、
この表面の石粒によって生み出される様々な色合いのデザイン性がお好みというお客様もいらっしゃるのではないでしょうか?
弊社で取り扱っております金属屋根材にも、石粒を吹き付けた製品がございます!
外壁屋根塗装・金属屋根の専門店柏市のシャインおすすめの金属屋根はこちらのページをご覧ください。
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ディーズルーフィング『ディプロマットスター』
ディーズルーフィング『ディプロマットスター』
施工事例はこちらのページをご覧ください!
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柏市F様邸
ディーズルーフィング『ディプロマットスター』
使用色:オニキス
柏市O様邸
ディーズルーフィング『ディプロマットスター』
使用色:オニキス
柏市のシャインは外壁屋根塗装・金属屋根の専門店です!
最近目にしたり耳にする事の多くなった、アスファルトシングルという屋根材。
その特徴や、メンテナンス方法について説明してきました。
アスファルトシングルが、建築基準法改正によって戸建てやマンションにも使用されるようになったのが2007年。
現在2022年ですので、アスファルトシングル材を使用している戸建のお客様の最初のメンテナンス時期となっています。
アスファルトシングルに限らず、お住まいの状態を的確に診断出来る業者を選びましょう!
そして、屋根材によってメンテナンスの時期は変わります。
気になった際には自分で屋根に登って調べるのではなく、必ず専門の業者に依頼してください。
柏市のシャインは、診断力に自信があります!
外壁や屋根について疑問や不安に思う事がございましたら、お気軽に柏市のシャインまでお問い合わせ下さい。
柏市のシャインの診断力とは!こちらのページをご覧ください。
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