柏市 難付着サイディング壁をダイヤモンドコートで外壁塗装:屋根はディプロマットスターでカバー
千葉県柏市 O様 外壁付帯工事、屋根改修工事(金属屋根のカバー工法)の概要
この度、柏市のO様邸の外壁付帯塗装工事と屋根改修工事(金属屋根のカバー工法)をご依頼頂きまして無事に完工致しました。O様邸は築11年、ご依頼のきっかけと致しましてご近所で外壁塗装工事を施工されていたとの事でした。そして、ご近所の施工現場が弊社であり、現場をご覧になってご依頼を頂きました。弊社にご依頼頂くきっかけがご近所は外壁塗装工事を始めた、ということが多いです。更に、弊社の施工現場をご覧になってご依頼を頂き大変ありがたく思います。
築年数 | 11年 |
施工範囲 | 外壁付帯塗装工事 屋根改修工事(金属屋根カバー) |
外壁塗装 | ダイヤモンドコートBS水性 | ND-011:ND-013 |
金属屋根カバー | ディプロマットスター | オニキス |
付帯部塗装 | 1液ファインフッ素UV | ND-155 |
外壁塗装で一番最初の工程が高圧洗浄です。
最大15Mpaの水圧でコケや藻を除去します。(必要に応じて薬剤を使用して汚れを落とします。)
外壁塗装工事で一番大切なことは、家をどれだけ長持ちさせられるか?という事です。
塗装により、家の壁を保護することが重要になります。
弊社には、どんな塗料を使用したら良いのかお悩みのご相談が非常に多いのですが、上塗りは一番最後の工程であり、外壁塗装は下処理がとても大切です。
O様邸では、外壁に劣化箇所が見られました。外壁の劣化は釘周りから起こることが多いです。サイディングボードの釘周りの劣化箇所は、専用のパテで補修を行いました。
O様邸のサイディングボードは、
『チョーキングしない』『30倍スコープによる調査』等から、『難付着サイディングボード』である可能性が非常に高いという事が判明致しました。
難付着ボードの場合、通常の下塗り塗料を使用しますと上塗り塗料に密着できずベロンと剥がれてしまう為、専用の下塗り塗料を塗布する必要があるので注意が必要です。
>>>塗膜の劣化と難付着サイディングボードとは?
>>>サイディング壁の外壁塗装を失敗しない為には
外壁は高耐久塗料の『ダイヤモンドコート』を使用致しました。ダイヤモンドコートはコーティング層が超親水性塗膜となり、雨で汚れを落とすセルフクリーニング機能が付与されています。
また着色層がコーティングされている為、紫外線から守られ経年での色抜けが最小限に抑える事が出来ます。
カラーバリエーションも豊富で15年以上色あせしない、色や艶にこだわりたい方におすすめの塗料。
ダイヤモンドコートが簡単にすぐ分かる記事はこちらのページをご覧下さい。
☟
>>>『連載記事』③内 日本ペイント ダイヤモンドコート
レンガ風や石造り風のサイディングでも、塗りつぶさない仕上げ方があるのもダイヤモンドコートの特徴です。
それを、『ダイヤモンドブリックシステム』と言います。
ダイヤモンドブリックシステムについて簡単にすぐ分かる記事はこちらのページをご覧下さい。
☟
>>>『連載記事』③内 ダイヤモンドブリックシステムとは?
下塗り材を塗っていきます。下塗り材は、上塗り材を密着させる為に重要な工程です。下塗り材の選定は重要で、選定を見誤ると塗膜の剥がれや膨れ発生してしまう可能性がありますので、選定がしっかりと出来る業者選びはとても大切です。
今回は、パーフェクトシーラーを使用致しました。
パーフェクトシーラーはひび割れ追従能力にすぐれ、中性化防止に役立ちます。
上塗りを二回していきます。
塗布量を厳守し、ムラの無いよう丁寧に塗布します。
ダイヤモンドコートは4回塗り仕上げです。
4回目にUVカットクリヤーコーティング(GLトップコート)を施すことで塗りたての美しい色艶を10年にわたり維持することが出来ます。
上塗りの後は、ダイヤモンドコートの最終工程である『GLトップコート』を塗っていきます。
最後にダイヤモンドコートの特長の一つである『GLトップコート』をたっぷり塗布し、紫外線から塗膜を守り、長持ちさせます。
塗装工事終了直前にタッチアップという補修塗りも行います。
元の可愛らしい印象から、淡いグレー(ND-013)とホワイト系(ND-011)のツートンカラーで、可愛らしい中にもシックな雰囲気に仕上がりました。
O様邸の屋根は、『ニチハのパミール』を使用されておりました。建材メーカーのニチハが製造したパミールという屋根材は、ミルフィーユのように層間剥離を起こしてしまいます。
したがって、パミールの屋根はいくら塗装しても表層が塗膜と一緒にめくれてしまいますので、塗装では対処できません。
写真程度の劣化ではパミールだとわからずに塗ってしまう塗装会社がほとんどです。
パミールを知らない塗装会社もたくさんあります。
塗れない屋根に塗装をしても、数年後には塗膜が剥がれたりして、高いお金をかけた塗装も無意味になってしまいます。
家にとって良いことはひとつもありません!しっかりと診断できる業者を選びましょう!詳しくは、塗れない屋根があるのをご存知ですか? をご覧ください。
先述したように、O様邸の屋根材は『パミール』を使用しておりました。
パミールは層を重ねて作ります。ミルフィーユを想像してもらえると分かりやすいかもしれません。そのため、表面に塗装をしても一番上の層から剥がれてしまうので、塗装メンテナンスは意味がありません。その為、ガルバリウム鋼板や石吹きガルバリウム等でのカバー工法をお勧め致しました。今回は、ディーズルーフィング『ディプロマットスター』、カラーはオニキスを使用し施工致しました。弊社は様々な金属屋根を取り扱っておりますが、一番人気があるのがディプロマットスターです。
ディプロマットスターについて、詳しくは下記をご覧ください。
>>>メーカー保証30年のディプロマットスター
塗装に入る前に、破風板つなぎ目の既存コーキングを除去していきます。
除去した後は、専用プライマーを奥までしっかりと塗布した後、周囲にマスキングを施しコーキング剤を打ち込んでいきます。
空気が入ると太陽の光や夜の冷え込みなどによる寒暖差で空気が膨張・収縮し破断に繋がりますので、奥までしっかり打ち込み、キレイに均していきます。
乾燥する前にマスキングを取って完成です。
コーキングの補修後、塗装に入ります。
最初に下塗りです。
下塗りに破風材と塗料の密着を向上させるプライマーを塗布します。
O様邸のベランダは、FRP防水でした。
ベランダも紫外線による劣化がおこりますので、定期的なメンテナンスが必要です。
次回のメンテナンスの時期を考慮し、プライマーを塗布後に防水剤を二度塗り致しました。
実は雨漏りはベランダ直下に起こることがあります。
トップコートを定期的に塗装することでお住まいの長持ちに繋がりますので、外壁塗装の際は一緒にメンテナンスすることをおススメしております。
最後に点検をして完成です。塗装をしないコンクリート床等は高圧洗浄にて経年の汚れをキレイに落としました。柏市のO様、この度の外壁塗装と屋根改修工事では大変お世話になりました。アンケートでは、満足とのご回答も頂きまして大変ありがたく存じます。今度とも、宜しくお願い致します。