積水ハウス塩ビシート防水工事について 機械固定工法(絶縁工法)とは?
みなさんこんにちは!
柏・松戸市の外装屋根塗装と金属屋根専門店のシャインです!
秋ですね~!この時期大変なのが落ち葉掃除ですね💦
落ち葉が風で飛ばされてベランダや屋上に落ち側溝に詰まり排水がスムーズにいかないことも!
そろそろ
防水工事を検討している方、
メーカーの見積りが高額で悩んでいる方
必見!!シャインが解決いたします!
そこで、本日のテーマは【塩ビシート防水の特徴・塩ビシート防水工事】についてです!
塩ビシート防水とは、
塩化ビニル樹脂で作られた防水シートを貼り付けて防水層を形成する防水工法です。
塩化ビニルはプラスチックの一種で配管のパイプなどにも使われている丈夫な素材で、耐久性、防水性、軽量性、加工のしやすさがあり腐食しにくいため、長期間にわたって使用できます。
可塑剤(かそざい)という添加される化学物質により素材を柔らかくすることで柔軟にし、シート状に加工しています。
「シート防水」といえば
塩化ビニルシートを指すことが多いです。
建物の屋上やビル、マンション、ベランダなどの防水対策として広く使用され
大手ハウスメーカーが
塩ビシート防水を採用しています。
塩ビシート防水には
「密着工法」と
「機械固定工法」の2つの工法がありますが、機械固定工法のほうが一般的です。
この工法は、耐久性がある塩化ビニル(PVC)製のシートを使用し、下地の上に絶縁シートを敷き込み専用の器具とビスで下地に取り付けていきます。
同じシート防水に、ゴムシート防水があります。
ゴムシートは塩ビシートより安価ですが、防水層の厚みが薄いため塩ビシートに比べて耐久性が弱く衝撃で破れなどが生じやすくなっています。
近年、ゴムシート防水も進化しており採用率も増えておりますが、それでもシート防水においては、
塩ビシート防水が主流になっています。
塩ビシートは
耐久性に優れており
紫外線や雨風、
温度変化に強いのが特徴です。
使用状況にもよりますが、
耐用年数が15~20年と言われており他の防水工法と比較しても、長期間にわたって効果的な防水層を維持することができます。
また、塩ビシート防水はウレタン防水とは異なり乾燥時間が不要なため
短期間で工事が完了します。
耐用年数が長いことから定期的なメンテナンスにかかるコストを抑えることが可能となり、一回の防水工事にかかる費用が高くても、メンテナンス費用も含めて考えれば、
全体的なコストを安くすることができます。
●下地を選ばずに施工できる
機械固定工法は、防水層を下地に直接密着させることなく、新たに設置した専用金具のみで固定するため、下地の補修を最小限で済ますことができ調整する必要がありません。
●工期が短い
機械固定工法は、絶縁シートを敷設し鋼板と鋼製円盤を取り付け、下地を整えることなく新しいシートを敷設して溶接するため、工程を短縮できます。
工期の短縮により人件費の削減が可能となり、コスト削減にもつながります。
●軽量
塩ビシートは非常に軽量のため、作業効率が向上し建物の負荷を減らすこともできます。
●柔軟性、伸縮性
塩ビシートは柔軟性・伸縮性に優れているため、建物の振動や動きによる損傷にも強く、気温の変化によるシートの膨張や収縮に対応しやすく、多くのハウスメーカーの戸建てで採用されており、様々な環境条件に適応します。
●複雑な形状の施工は不向き
凹凸のある場所等、シートを貼りにくい箇所への施工は困難なため、基本的に平らな面に施工します。
●防水シートの接合部分がある
シート同士の繋ぎ目が経年劣化により浮きや捲れが懸念されます。
ウレタン防水など繋ぎ目がない施工と違い弱点ではありますが、技術力がある業者による施工で、リスクが下がります。
●施工に専門的な技術が必要
防水工事の中でも1番技術を要します。
特に接着剤の使用方法やシートの接合部の処理など、正確な施工手順を守らなければ、防水性能が損なわれる可能性があります。
また接着面の状態や環境条件(温度や湿度)にも影響を受けやすいため、経験豊富な職人に依頼することが重要です。
塩ビシートによる防水工事は、耐久性や長期的なコストパフォーマンスの高い防水方法ですが、
非常に難易度の高い工事となりますので経験や専門知識をもった業者へ依頼することをおすすめします。
また
積水ハウスや
ハウスメーカーの防水工事を検討している方は
塩ビシート機械固定工法ができる技術を持っていることが
重要視されます。
塩ビシート機械固定工法は、専用の固定金具(ディスク)やビスを使って絶縁シートを下地に固定し、その上に塩ビシートを敷いて接着させる工法です。
下地に含んだ水分や湿気を絶縁シートを通して効率的に逃すことができ、防水層の膨れを防止することができます。
また、下地の状態を問わず、下地調整を必要としないまま施工ができるため幅広い建物に採用することができます。
屋上やベランダは雨風にさらされやすく、劣化が進むと建物の内部にまで水が浸入してしまうことがあります。
塩ビシート防水はこうしたリスクを防ぎ、建物全体を守る重要な役割を担っています!
既存の床材を取り外すと塩ビシート防水が施工された防水層が見えてきます。
床材の下は汚れが固まってこびり付いている場合が多いので高圧洗浄でこびりついた汚れをしっかりと除去して、下地処理の完了です。
塩ビシートを敷く前に絶縁シートを敷きます。
絶縁シートを先に敷設することで、既存の防水層を保護しながら塩ビシート内に湿気が籠りにくくなるのです。
湿気対策を行うことで、塩ビシート防水の膨れを抑えてより耐久性を確保できます。
絶縁工法と呼ばれる由縁が、塩ビシートの下に敷設する絶縁シートなのです。
絶縁シートを固定するために、端部にも鋼板を取り付けます。
絶縁シートの上から、IHディスクと呼ばれる器具を等間隔で固定していきます。
このディスクが後に取付ける塩ビシートとの接着部分となるので、接着剤などを使用せずに塩ビシートを取り付けることが可能です。
このように機械を使用して塩ビシートを固定することから
機械固定工法と呼ばれています。
絶縁シートの上から塩ビシートをシワにならないように敷き込みます。
塩ビシート同士の継ぎ目部分など接着不良箇所をチェックし、溶着が甘い箇所はライスター(熱風機)で加熱し熱溶着します。
熱でシート同士の継ぎ目を溶かしてシームレスに近い状態にします。
塩ビシート下に取付けてあるディスクを誘導加熱器で加熱し、塩ビシートと接着させます。
きちんと接着ができるとうっすらとディスクの跡が浮かんできます。
塩ビシート防水工事の完了です。
塩ビシート防水は多くの建物で適応でき、特に以下の3つのケースで効果を発揮します。
●施工面積が広い平坦な建物
●ハウスメーカーの建物
●防水工事を施してある建物
塩ビシート防水を行うためには「平坦である」ということが大切になり、凹凸の多い屋上はシートを切り貼りして施工することになり繋ぎ目が多くなって劣化の原因になりますので注意が必要です。
また、現在の防水方法が何であっても基本的に工事可能なので塩ビシート防水がおすすめです。
広い面積でシートを連続して敷くことができ、接合箇所が少ないほど防水性能が高く、雨漏りのリスクを低減できます。
また、広くて平らな建物ですと、一度に施工でき工期を短縮することもできるので、大規模修繕でのコスト削減にもつながります。
塩ビシートは伸縮性、柔軟性に優れており、建物の振動や動きに追従でき、防水性能を長期間にわたって保つことができます。
ハウスメーカーの標準設計にも合わせやすく、軽量なため建物への負担が少なく品質管理も行いやすいため、積水ハウスなど多くのハウスメーカーの戸建てで採用されています。
既存防水がアスファルト防水や塗膜防水(ウレタン防水やFRP防水)の防水改修工事にも採用されています。
既存の防水層を撤去する必要がないため、工期短縮、コスト、廃棄物の削減にもつながります。
塩ビシート防水と塗膜防水(ウレタン防水やFRP防水)の主な違いはメンテナンスです。
塗膜防水は5~8年に一度トップコートの塗り直しが必要ですが、塩ビシート防水はメンテナンスが不要です。
建物の構造(鉄骨、ALC、RC、木造など)や、既存の防水の種類により施工方法があり見極めが大事です。
塗膜防水は塗料ですので複雑な場所にも施工することが出来ますが、塩ビシート防水と同じく経験豊富な職人による技術が必要不可欠なのです。
それらを見極め、貼る工法が良いのか、塗る工法が良いのかをご提案させていただきます。
ハウスメーカーから提案される見積もりは基本的に
割高です!
ハウスメーカーのお見積りが高くてお悩みの方
メーカーでないと工事は難しいですよ!と言われお悩みの方
ハウスメーカーの防水工事は弊社にお任せください。
ベランダや屋上のシート防水工事を検討中の方は、、、
ぜひ一度シャインへご相談下さい!!メンテナンスや点検の際は、事前に知識の豊富な業者にしっかりと点検を行ってもらった上で、どのメンテナンス方法が最もオススメなのかをしっかりと見極めてもらうようにしましょう!
シャインでは、お客様の気持ちに寄り添った丁寧な対応を心がけております。そしてシャインでは常に、【無料相談】【無料見積り】【無料診断】を行っております。
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