折板屋根とは?工場や倉庫などで使われる金属屋根のメンテナンスについて
折板屋根とは?特徴やメンテナンスについてご紹介します!
みなさんこんにちは!
柏・松戸市の外装屋根塗装と金属屋根専門店のシャインです!
近年、工場や倉庫の屋根として主流になってきているのが
折半屋根です!
折半屋根は、非常に軽量な金属素材が採用されていることから、広い屋根に施工することが可能で、工場や倉庫の他に体育館のような大規模施設の屋根に採用されるようになっています。
そんな折板屋根について、本日のテーマは
【折板屋根の特徴・メンテナンスでの注意点】についてです!
折板屋根(せっぱんやね)とは主に工場や倉庫などの大型建築物で用いられる事が多い金属屋根です。
鋼板を折り曲げて波型に加工して作られる屋根材であり、金属屋根の代表的な工法になります。
古くはトタンと呼ばれる亜鉛めっき鋼板が使われていましたが、現在ではガルバリウム鋼板が主流となっています。
大規模なものでは工場や店舗、体育館や倉庫などに使用され長さの長い折板屋根は、長尺屋根(ちょうじゃくやね)と呼ばれます。
小規模では一般家庭用のカーポートの屋根などにも使われており長さが短いので短尺屋根(たんじゃくやね)と呼ばれています。
● 高耐久
鋼板を曲げ加工する事によって平面より強度が上がり薄い鋼板でも高い強度で建物を守ることができます。
1枚のサイズが大きいため継ぎ目が少ないため、接合部がなくシンプルな作りになっています。
● 素材
古い建物の場合は鉄板の素材が多く、サビが発生しやすい建材
十数年前からは錆びに強いガルバリウム鋼板が多く使われています。
フッ素鋼板・カラーステンレスもごくまれに使用される事もありますが、どちらもコストが高く、強度的にはガルバリウム鋼板でも十分なので、採用される事は少ないです。
● 加工のしやすさ
金属製なので、現地での加工が比較的容易です。
工場など大型な建物用に長いサイズなどにも対応できます。
また、わん曲加工も可能です。
● 軽量
主にガルバリウム鋼板を使用する為、トタン屋根より非常に軽く建物への負担が軽減されます。
また、地震の揺れも軽減され建物にかかる負荷が少ないです。
● 耐火
金属製なので燃えにくいことも工場で使われる理由の一つです。
【メリット】
・曲げ加工により強度が高い
・つなぎ目が少ないので雨漏りが起こりにくい
・加工や組み立てがしやすい為、工期が短い
・工事価格が安い
【デメリット】
・耐熱性が低い
・定期的な塗装メンテナンスをしないと錆びる
・折板屋根を持ち上げる場所が必要
● はぜ締めタイプ
鋼板の繋ぎ目を折り曲げて結合するタイプです。
電動シーマーで締め付けて固定するので、ボルトの露出がなく浸水のリスクは低いです。
ただし、重ねタイプより強度が低く風に弱いです。
● 重ねタイプ
鋼板の繋ぎ目を重ねて取り付けボルトで固定するタイプです。
強度ははぜ締めより高く、海岸付近など風の強い地域で使われることが多いです。
はぜ締めと違いボルトが露出する為、定期的なメンテナンスが必要です。
● 嵌合
鋼板の繋ぎ目をボルトで固定した後、専用のキャップを嵌め込む(嵌合)するタイプです。
屋根表面にボルトが出ないので、外観もスッキリして見えます。
他のタイプと比べて施工費用が高いタイプになります。
● 二枚葺き
金属屋根の間に断熱材を敷込み二重にする工法です。
室内温度の変化を防ぎ、遮音性能が高いです。
● わん曲加工
軒先を曲げ加工をする工法です。
風雨の吹き込み防止や、積雪・つららの自然落下を誘導して、軒先や外壁を保護します。
時期を見て定期的にメンテナンスをすることは大事ですが、その時期が来る前にメンテナンスが必要な場合は何かしらサインがあります。
それらが見られた場合速やかに対応する必要があります。
● 塗膜の剥がれ、変色
折板屋根に塗られた塗料も時間の経過とともに劣化します。
その目安として最初に色あせなどの変色、その状態がさらに続くと塗膜が剥がれるといった状態になります。
塗膜が傷むとサビや腐食に発展しますので、早めに屋根塗装をする必要があります。
● 屋根材の穴あき、変形
腐食による穴あきだけでなく、台風などの強風で飛来物があたって穴が空いたり変形することがあります。
屋根材に穴が空いてしまうとそこから雨水が入り込んで雨漏りも引き起こすことになります。
屋根材の損傷などでも、軽度のものであれば補修可能ですが多くの場合は屋根材の交換が必要になるため屋根葺き替えやカバー工法を行うこととなります。
折板屋根の寿命はおよそ20~30年です。
しかしメンテナンス頻度により寿命は大きく変わります!
※折板屋根は金属屋根ですので、錆びさせないことが重要です‼
ボルトが露出している折板屋根はボルトから錆びてくるケースが非常に多いです。
ボルトの錆びを防ぐ為の樹脂製のキャップもありますが、紫外線の劣化により風に飛ばされてなくなってしまうことも多いので、気をつける必要があります。
また、長く使用していると屋根材を固定しているビスなどの部分がゆるんでくる場合もあります。
こうなると強風に煽られて、屋根が折れ曲がったり、飛散することもあれます。
強風時にカタカタ、音がしたりする場合は必ず専門業者に点検を依頼しましょう。
折板屋根はボルトや留め具からの、もらい錆で屋根まで錆びてしまう事が少なくないです。
屋根を触った時に見られるチョーキング現象(白い粉がつく)、
屋根の表面に錆や色褪せなどこれらの症状がみられる場合は塗装をオススメします。
ケレンや防錆処理を行い紫外線による劣化から守る為、屋根塗装が有効です。
※ただし、雨漏りがない事が前提になります。
錆びによって穴が開き雨漏りをしている場合はカバー工法をオススメします。
既存の屋根材の上から新規の屋根材を重ねる工法です。
間に断熱材を設置する事も可能で断熱性や遮音性を向上させることもできます。
屋根全体がボロボロでカバー工法では対応できない場合は葺き替え工事を行います。
古い屋根材を撤去して、新しい屋根に葺き替える工法です。
下地がなく吹き抜け状態になってしまいますので、工場や倉庫の場合仕事の手を止めることも検討する必要があります。
また、カバー工法よりも施工期間が長くなります。
屋根の劣化は放置せずに定期的なメンテナンスを行いできるだけ葺き替え工事にならないようにしていきましょう。
メンテナンス方法の中でも塗装によるメンテナンスは定期的に行いましょう!
【工場・ビル等の施工事例はこちら】
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まず、最大15Mpaの強い水圧で汚れを除去していきます。
洗浄工程は、必要に応じて薬剤等も使用しながら約1日かけて行われます。経年によりこびりついた汚れをしっかりと除去していくことが、塗料の密着に繋がるからです。
ケレン作業とは、主にトタンや屋根などの鉄部分の塗装をする前に汚れや錆を落とす作業の事を言います。
錆をしっかり落とさないと錆ごと塗膜が剥がれてしまったり腐食による穴あきを起こしてしまいます。
塗料の密着度を高めるための作業として、とても重要な作業です。
またボルト周辺の錆が進行している場合はシーリング補修で隙間を塞ぐなどの処理も行います。
下塗り、中塗り、上塗りの3工程で屋根を塗装していきます。
折板屋根などの金属系の屋根は、サビが発生していなくても防錆プライマーを使用する必要があります。
屋根材と上塗り塗料との密着性を高める為には密着力が強いエポキシ系の錆止め塗料が最も適しているからです。
特に赤錆が軽度の場合には、通常の防錆プライマーで十分ですが、ただ使用して塗って有ればいいというわけではなく、塗料は各工程での1回当たりの塗布厚が適正でないと期待する性能を発揮できないと言えます。
赤さびの発生が著しい場合には、特殊な2液型の錆止めを使用したり、時には錆び転換剤というサビ止め塗装の前に更に錆を抑制する塗料を塗布する工法もあり、必要に応じて適した下塗り方法を採用してあげる事が重要となります。
重ねタイプの折板屋根はボルトが露出しているため雨漏りのリスクが高くなります。
通常はボルトが劣化しないようキャップを取り付けるのですが経年により割れてしまったり、施工時に取り付けられていない現場もございます。
ボルトの劣化・錆は雨漏りを起こす要因ですので屋根塗装後にボルトキャップを設置し劣化を防ぎましょう‼
屋根材をクレーンで持ち上げます。
十分なスペースを確保しておかなければ折板屋根を持ち上げることは出来ません。
屋根材を持ち上げる作業が最も緊張する時間です。
タイトフレームと呼ばれる下地材を既存の折板屋根の上から取り付けていきます。
折板屋根の下には下地となるタイトフレームが取り付けられているので、その真上に新しいタイトフレームを並べ、ビスで固定していきます。
1本のタイトフレームに対し6本のビスで固定するので、大型の台風が来ても十分な強度が期待できます。
カバー工法の最大のメリットは工事中に雨漏りする心配もないのでかなり安心できます。
折板屋根に関しては葺き替え工事よりもカバー工事のほうがメリットは多いと考えられます。
折板屋根の上に新しい折板屋根を取り付けます。
折板屋根の素材は0.6mmのガルバリウム鋼板です。
折板屋根の裏に
ペフ(シート状の断熱材)が貼り付けられた一体型の屋根材を使用しています。
「ペフ」とは屋根の内側に取り付けられているスポンジのようなものです。
断熱・保温・保冷に優れており、ペフを屋根の内側に張り付けることで、結露を軽減してくれています。
一体型の屋根材を重ねて張っていきます。
屋根の長さを既存の屋根材と合わせたうえで、下地のタイトフレームについているボルトを押し付けて貫通させ、ボルトを固定していきます。
折板屋根の仕上げ材となる水切りを取り付けます。
屋根の側面にケラバと呼ばれる水切りを取り付けていきます。
屋根材と同じガルバリウム鋼板となっており、ケラバ部分は風で飛散する恐れがある為、しっかりとビスで固定します。
すっかり新築のような折板屋根になりました。
これでしばらくは雨漏りの心配はご不要です。
しつこいようですが、金属屋根なので経年による錆や劣化はあります。
チョーキングや色褪せが目立ってきたら、早めに塗装を検討しましょう。
折板屋根の面積計算は、屋根のリフォームやメンテナンスを行う際に正確な面積を知るために重要です。
多くの場合、業者の見積もりに記載された面積を参考にしますが、異なる数値が出された場合にはどれが正しいか分かりません。
また、屋根塗装では正しい屋根面積を知っておくことで塗料の使用量や費用の概算も計算することが可能になります。
主に流通しているのは高さ88mmの「88タイプ」
そして高さ150mmの「150タイプ」の2種類です。
折板屋根は、高さによって係数が変わります。
しかし本当は、高さ88mmの「88タイプ」で係数が1.44なのに、1.69で計算する業者もいるので注意が必要です。
「係数1.44」なのに「係数1.69」で計算すれば、塗る面積が21%以上も増え、お客様側は損をしてしまうことになります。
屋根塗装では業者選びがなにより大切となりますので、相見積もりを取り、各業者の対応、担当スタッフの人柄、お見積書の内容などを比較して選んでいきましょう。
冒頭で工場や倉庫の屋根として主流なのが折半屋根とお伝えしましたが、折板屋根の他にも工場や倉庫で用いられる屋根があります。
まずは屋根の種類ごとの特徴についてご紹介します。
波型スレートとは、セメントに補強繊維を混合して、波形に加圧成形した屋根のことです。
波板スレートには波の幅が大きい「大波スレート」と波の幅が小さい「小波スレート」の2種類があります。
過去には大型な建物では波板スレートが多く使われておりましたが、
それに含まれるアスベストが問題となり、現在は波板ではなく折板屋根が使われるようになりました。
工事においても梁の上に野地板や防水紙を設置する必要がなく、直接乗せてボルトで固定するため比較的工事もシンプルになりました。
それらの理由から、波板スレートに変わって折板屋根が多く使われていることが現状です。
【メリット】
・安価な割に耐久性がある
・火災と雨に強い
・遮音性が高い
【デメリット】
・土やホコリなどで汚れやすい
・割れてしまうことがある
※耐用年数が長い波型スレートですが、メンテナンスを怠ると危険な状態に陥ることがあります。
波型スレートの補修を行おうとのぼる方がいますが決してのぼらないで下さい‼
波型スレートの下には野地板がないため、腐食しているとそのまま突き抜けてしまいとても危険です‼
★こちらはアスベスト混入タイプの波型スレート屋根材をガルバリウム屋根材でカバー工法を行った事例になります。
弊社には石綿の調査員(有資格者)が2名在籍しておりますので、アスベストの対策工事等もご対応させて頂いております。
「トタン屋根」の方が一般的に呼ぶ方が多い瓦棒屋根ですが、瓦棒は「木の棒」と「金属の板」で構成された金属屋根のひとつです。
屋根の傾きに沿って縦方向で仕上げる縦葺き屋根でもあります。
一昔前までは、屋根材として「トタン」が使われていましたが、 近年ではより錆びにくい素材である「ガルバリウム鋼板」が使われるようになりました。
【メリット】
・軽量で耐震性が高い
・排水性が高いため雨漏りしにくい
・費用が比較的安い
【デメリット】
・瓦棒(芯木)の腐食がしやすい
・遮音性や断熱性が低い
・錆が発生する
★こちらは茨城県守谷市の製造工場様の金属屋根に高性能な遮熱塗装を施工した事例となります。
修繕計画や緊急の雨漏りにより、補修・メンテナンス・リフォームが必要となった場合は、、、
ぜひ一度シャインへご相談下さい!!メンテナンスや点検の際は、事前に知識の豊富な業者にしっかりと点検を行ってもらった上で、どのメンテナンス方法が最もオススメなのかをしっかりと見極めてもらうようにしましょう!
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