めくってみると、サイディング材の劣化した層から一緒に剥がれてきているのがわかります。
つまり、吸い込まずに表面に膜を強制的に形成する下塗りは、この様な凍害で劣化したサイディングに使用すると密着不良を起こすと言う事です。
メーカーのカタログを熟読すれば、パーフェクトサーフは、塗装面が活膜であることが条件とされている事がわかるので、劣化して素地が出てしまっている(脆弱化している)外壁には使用できない事になります。
あまり現場を知らないリフォーム会社の担当者は、この事に気づいていない為、一般的な下塗りを提案してくる事が多いようで、相見積もりを取られるお客様で弊社にお声かけ下さった方々は、「シャインなら安心して任せられる」と言って下さいます。
塗装リフォーム業界は、最近になってどんどん新規参入も増え、ITの発達によってipadを活用した提案も増えたようです。
新卒のような若い担当者でも、基本のマニュアルに沿った仕様であればお客様のお住まいを見積る事が出来るかもしれません。
ですが家の状態は千差万別。建てた住宅会社や使用した建材の年代によっても症状は違います。
今回のような劣化の進んだ外壁には進んだなりの素地強化が必要だと言う事がお分かり頂ければ、お客様自身で知識不足な業者の目利きが出来るようになるのではないでしょうか?
弊社にお声かけ下さったお客様には、今回のような実験パネルが多数ご覧頂けますので、劣化が酷いとお思いの方ほど、ご納得頂けると思います。