数日前の私のブログにも書いた続きの工事です。
工事したのは一週間ほど前ですが。
内容は、千葉県松戸市の屋根塗装前に棟板金交換を行いました。診断時に屋根に上がると棟板金が手でカタカタ動く状態でして、下地の桟木が若干腐食していることが分かり、板金ごと交換してしまう事になりました。塗装だけで済ませてしまうと、台風などで板金が飛んでしまう事も少なくない場所です。
屋根に上がらないで見積もりしたり、高所カメラで撮影しただけでは、決して発見できなかった症状です。
診断には画像だけでなく、お医者さんと一緒で触診も重要なんだとお判り頂ければと思います。
棟板金材を加工し、横からスクリュー釘で固定していきます。通常の釘を使用するとすぐに抜けてしまいますので、スクリュー釘がポイントです。
重なりを作りそこにシーリング材をたっぷり充填し、重ねて貼り付けます。
内部でシーリングが接着し、板金のジョイント部からの漏水を防ぐ作業になります。
釘止めを行います。
ジョイント部にはさらに上からシーリングで微細な隙間も塞ぎます。
一般的には、釘頭一本一本にシーリング充填は行いませんが、シャインの工事は釘頭にもシーリングを厚く盛り付けます。
この工程は、セキスイハウス系の屋根リフォーム工事を下請けしていた時代に培った作業です。
また、ほんのたまに見かける程度ですが、新築時から釘頭シーリングを行っているケースがあり、、塗り替えの時期を迎えてお見積り依頼を受け現地調査に伺ってわかるのですが、釘頭シーリングがされている釘はほとんど抜けがない事に気づきます。
それだけ、この目立たない細かな作業が実は結構重要な工程だなと感じて、シャインでは標準工事にしています。
全ての屋根の棟板金工事が完成しました。
今後は、屋根の塗装工程に進みますのでまたご報告したいと思います。