屋根は汚れが付着していましたが、丁寧に施工すれば塗装メンテナンス可能な状態でした。
ですが、屋根換気がない状態でしたので、屋根内部の結露を防ぐために換気棟を設置することにいたしました。
換気棟を設置するにあたり、お調べしたところA様の屋根はアスベスト含有の屋根材でした。アスベスト(石綿)は健康被害の問題(肺癌や中皮腫に罹るリスクがある)から、2000年以降に建材での使用が禁止されました。
アスベストは健康被害を及ぼすものの建材の繋ぎ材としては非常に優秀でした。その為、割れが非常に少ない状況です。2000年以前のスレート材には10%~15%のアスベストが含有されております。お客様は、屋根の劣化によるアスベストの飛散を心配していらっしゃいましたので、今回はカバー工法で換気棟を設置する提案させていただきました。