塗装工事における『ケレン』とは、主にトタンや屋根などの鉄部分、塗装をする前に汚れや錆を落とし下地を整える作業の事を指します。
この作業によって、塗料の密着度が高まり、剥がれを防ぎます。
そのための作業として、とても重要な下地処理です。
簡単に言いますと、『塗装を長持ちさせる為の下準備』なのです!
ケレンは鉄部以外にも木部でも行われます。
木部の場合、塗装面の汚れや古い塗料が剥がれている箇所や浮いてしまっている箇所を除去し下地を整えます。
ケレン作業の中には、『目粗し』という塗料の密着性が良くなるように表面にあえて凹凸の傷をつける方法もあります。
この『目粗し』もケレンに含まれます。
表面を荒らし傷つけることで、塗料の密着性が高まるのです。