サイディング目地の「ガスケット」とは

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積水ハウスやトヨタホームの外壁サイディングには「ガスケット」と呼ばれる乾式の縦目地があります。通常のサイディングの目地はシーリング(コーキング)が打たれていますが、この建物ではゴム状の物がはめ込まれています。

今回は、ガスケットとは何か、ガスケットとシーリングの違い、ガスケットに塗装をした後に起こりやすい施工不良についてご紹介します。

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ガスケットはゴム状のもので、車のワイパーのゴムをイメージしていただくとわかりやすいとおもいます。

パネルのデザイン・模様・色に合わせた形状・材料の押し出し成形品なので、現場で外壁と外壁の間に押し込むようにして施工します。押し込むだけなので施工者の技量による差が出にくく、施工の均一化が期待出来ます。外壁パネル間の隙間のばらつきを吸収し、外観の向上と水や埃の侵入を防ぎます。

このガスケットは押し込んだことによるゴムの反発力により、サイディングとガスケットを密着させることで防水の効果を発揮します。

ガスケットの寿命は30年程度とされ、交換の際はガスケットを引っ張って取り外すだけなので、コーキング剤のように古いコーキングを除去する必要がなく、施工性に優れています。
ヒダ状のリップを対象物に押し付ける必要があるので、外壁が複雑な形状や表面が凸凹だと防水が期待出来ません。

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外壁のサイディングの目地はシーリングが多く用いられています。ガスケットとシーリングの違いは何でしょうか。

シーリングに使われるのは基本的にシリコン系が一般的です。乾式のガスケットとは違い、シーリングは湿式で塗布後溶剤が揮発して固形になります。

コーキング剤のグレードはピンキリなので一概には言えませんが、寿命としては概ね10年から20年くらいと言われています。

シーリングは紫外線劣化により、硬化したり痩せたりして密着度が落ちます。ペースト状なので複雑な形状や表面が凸凹でも施工出来るメリットがあります。
施工は空気が入らないようにする必要があり、ガスケットとは違い施工者の技量の差がでます。

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ガスケットが用いられている住宅を塗り替える際、塗り終わったあとにガスケットがベタベタして砂やほこりが付くようになってしまった・・・。

上記のご質問をよく頂戴します。なぜこのようなことが起きるのでしょうか?

ガスケットというのは、ゴム状のものが多く、柔軟性を持たせるために可塑剤というものを含んでいます。この可塑剤を含んだものに通常通り塗料を塗ると、可塑剤の油分と塗料が化学反応し、軟化したままになってしまいます。ゴムがガムの様になった感じです。

ガスケットが用いられている住宅で塗装後に、このガスケット部がベタベタしていたら、以上のことが原因です。またゴミやホコリが吸着し汚れてしまうのと同時に、ガスケットの成分が溶け出して黒ずんでしまうブリード現象というものを引き起こしてしまいます。
画像は千葉県八千代市のお客様のご相談を受け、お調べした時のものです。汚れが付着してしまい白い目地が黒ずんでしまっています。

このような現象を起こさないために、上塗りの塗料の種類ではなく、下塗りの時点で可塑剤入りのガスケットに対する適した下塗りが必要です。

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塗装後にベタベタしてしまう現象については、こちらで詳しくご紹介しておりますのでぜひご覧ください。

ガスケットが用いられてる住宅(積水ハウスの住宅)の外壁塗装の施工事例は、こちらで紹介しております。


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