ベランダ手摺が腐食によりグラグラ!?ベランダ・バルコニーの笠木交換について
みなさんこんにちは!
柏・松戸市の外装屋根塗装と金属屋根専門店のシャインです!
4月に入りお花見シーズンですね!寒い日が続きましたがやっと暖かくなりお出かけしやすくなりました!
さて、本日は数々のシャイン施工事例の中からベランダ笠木についてピックアップして詳しく解説していきます!
本日のテーマは
【ベランダ バルコニー笠木とは?・腐食の原因や補修方法】についてです!
笠木とは、ベランダやバルコニーの外壁上部や階段の手すり上部に取り付けられている板状・笠状の仕上げ材のことを
「笠木」いいます。
また、門柱や塀の上部にも笠木は取り付けられており笠木を乗せることで存在感をプラスしたり高級感が増します。
笠木にはさまざまな材質のものがあり、主にベランダやバルコニーなどはアルミニウム・ガルバリウム鋼板などの耐久性・耐錆性に優れた金属素材が使用されることが多く、門柱や塀にはセメント・石材などが使用されることもあります。
笠木の役割は主に
「防水」「美観」です。
笠木には、躯体を腐食から守る役割や、雨水が壁に流れ込むのを防ぎ、汚れなどからも守ります。腰壁よりも外側に出っ張るように取り付けられているので、必然的に外壁へ雨水が伝いにくい形状となっています。外壁に雨垂れの跡が残るのを防ぎ、長期間にわたって美観を維持することができます。
そんな役割もありながらもデザイン性に優れており、門柱や塀に笠木をつけるだけで雰囲気がガラっと変わります。
しかし、ベランダやバルコニーなど建物の外周に位置している笠木は常に過酷な環境にさらされている特徴から、定期的な点検・メンテナンスが欠かせない場所でもあります。
ベランダやバルコニーなどの笠木は雨に直接あたることが多くまた、紫外線の影響も受けやすいため様々な劣化症状が見られます。
笠木の継ぎ目に施されるシーリングは紫外線により劣化しやすいため、劣化すると固くなり縮むことで隙間ができ雨水が浸入しやすくなります。経年劣化により不備があれば打ち替えなどの補修が必要です。
錆びに強い種類の金属素材が使用されることが一般的ですが、それでも錆びない訳ではありません。水分と酸素によって引き起こされる腐食は金属にとって大敵です。腐食が進行すると金属の耐久性が著しく弱くなってしまいます。
笠木表面や端の方から赤茶色の錆が拡がってはいないでしょうか。錆びて脆くなれば変形にも繋がりますし、笠木に穴が空いてしまえばそこから雨漏りになってしまうかもしれません。
15年以上前に取り付けられたベランダやバルコニーの手摺は、笠木の真上からビスやクギで固定されている製品が多く見受けられます。笠木部分は勾配がなく雨水が溜まりやすく錆びやすいです。ビスやクギが脳天打ちされた笠木は特に注意が必要です。
笠木の繋ぎ目の隙間を埋めるシーリングは経年劣化によりひび割れや剥離などが生じます。その状態が続くと雨水が浸入し下地木材の腐食が起きますので、被害が拡大しないようシーリングの打ち替え補修を行います。傷んでしまったシーリングを撤去し、新しいシーリング材が密着しやすいようプライマーを塗布した後、シーリングを充填します。また、手摺の取付部もシーリングにて防水処理を行います。
笠木の塗装は、モルタル製や木材などを使用している材質は定期的な塗装メンテナンスが必要です。ベランダ・バルコニーの笠木や手摺はアルミ製を使用しており、本来アルミ素材は塗装の必要がありません。しかし塗膜の色あせや剥がれ、軽度の錆びがあれば塗装を検討して下さい。塗膜の剥がれは防水機能低下のサインです。塗装により塗膜を作ることで防水性を高め錆びや腐食を防ぎます。
また笠木が変形や破損しているなど、塗装でのメンテナンスが不可能な場合は、笠木交換工事などを行なうこともございます。
柏市O様邸のベランダ手摺がぐらついている状態でした。原因は手摺と笠木の取り合い部からの水の侵入により、下地木材が腐食していると考えられます。
また同じ笠木を使うと再発の恐れがあるため、手摺なしのものに交換することも必要と考えております。
手摺が建てられているタイプで、昔の板金笠木の場合は(アルミ笠木の場合を除く)、手摺の柱が笠木の下の構造木材に固定されてあります。日常の中で荷重をかけたりすることも多く雨や風、紫外線の影響を受け続ける環境にあります。経年劣化により徐々に不安定になることもありますので、定期的な点検・メンテナンスが欠かせない場所でもあります。
ベランダ内壁の内部に水が浸入し湿気が溜まることで熱膨れや凍害が酷く出てしまっておりました。
外壁の剥がれや浮きなどが見られる場合、外壁内部に侵入した水による劣化症状である可能性があります。
この場合、塗装をしても早期の再発リスクが高いため全て剥がし、中の木下地補強をしてサイディングの張り替えが必要でした。
まず初めに既存の手摺を撤去していきます。手摺を撤去すると、手摺を固定していた釘跡が残ります。現地調査にて、ぐらついていた原因となる手摺の取付部はやはり腐食が進んでいました。
手摺の取付部以外の下地木材も腐食してボロボロです。内部まで被害が拡がっているのが分かります。手で触るだけで木材が簡単に崩れてしまうような状態でした。これでは雨水がどんどん下へ流れてこんでいってしまいます。
腐食した下地木材を撤去しました。
ベランダの内壁サイディングを全て撤去しました。
笠木の下地部分は木材が使用されています。このまま笠木を被せてしまっては防水性が守られずまた雨漏りが再発してしまいますので、防水・透湿シートを貼っていきます。防水・透湿シートは雨水を通さず、湿気はしっかり排出する優れものです。
防水・透湿シートの上に金属サイディングを張ります。金属サイディングの一番のメリットは「軽量」です。屋根や外壁が軽量であれば柱や梁などに加わる負荷を抑えることができるため地震などの災害に対する影響が受けにくいです。
また、既存の外壁材は窯業系サイディングでしたのでセメントを主原料としており、塗装が劣化すると水分を吸収し冬場に凍結・融解をくり返し外壁材が、ひび割れ凍害を引き起こすことがあります。しかし、金属サイディングは窯業系サイディングとは違いセメントは使用していないので水を吸収しないため凍害が発生することはありません。
新しい笠木はガルバリウム鋼板です。ガルバリウム鋼板は錆びにくく、耐久性の高い金属です。
表面に釘が露出しないよう、シーリングを用いながら重ねるように施工していきます。段差のある部分や外壁との接合部分も、隙間を作らないよう慎重に施工し笠木の防水性を高めます。
最後にベランダと外壁の取り合い部や繋ぎ目にもシーリングを充填し防水処理を行いベランダ改修工事完成です。
修繕計画や緊急の雨漏りにより、補修・メンテナンス・リフォームが必要となった場合は、、、
ぜひ一度シャインへご相談下さい!!メンテナンスや点検の際は、事前に知識の豊富な業者にしっかりと点検を行ってもらった上で、どのメンテナンス方法が最もオススメなのかをしっかりと見極めてもらうようにしましょう!
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