最近注目の外壁ALCとは?

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現在一戸建て住宅の外壁の主流はサイディングボードで、次点にモルタル壁が多い中、最近耳にするようになった外壁がALCです。
今回は最近注目されている外壁、ALCについてご紹介します!


ALCって何?

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ALCは「Autoclaved」「Light weight aerated」「Concrete」の頭文字です。
日本語で「高温高圧蒸気養生された軽量気泡コンクリート」の意味になります。
とても難しく感じますが、簡単にいうと「高温で発泡加工した軽量のコンクリート」です。
大手ハウスメーカー、ヘーベルハウスが製造していることでも有名です。
また、ALCは耐久性が高いため住宅だけではなく、新幹線のホームや高層ビルなどにも使用されてます。

外壁に使用する場合は、金属網で補強したALCパネルを使用します。
サイディングボードのように、工場でパネルになったものをとりつけるので施工にかかる時間が短くて済みます。


ALCのメリット・デメリット

メリット
・コンクリートなのに軽量
・断熱性が高い
・優れた耐火性
・耐久性が高い
デメリット
・コンクリートなので耐水性が低い
・他の外壁材と比べると高価
コンクリートですが軽量化されているので、職人が施工しやすく、工事期間を短縮できる事でコストが低くなります。
内部に気泡が空いていることで、断熱効果が期待でき、夏は涼しく、冬は暖かいメリットがあります。
また、大手メーカーのALCパネルは、すべてJIS規格により品質が安定している事もメリットのひとつです。

その一方で、内部に気泡が空いているため、内部の気泡に水が浸透し耐水性が低下してしまいます。
ですが、耐水性の低さは防水性の高い仕上げ材を使う事で対応できます。
また、耐久性・防水性が高いシーリング材を使用することで、防水性は長い期間保てるようになります。


ALCパネルの取り付け構法

ALC協会の紹介する、外壁ALCパネルの取り付け構法(工法ではなく構法といいます)には「縦壁ロッキング構法」「横壁アンカー構法」があります(平成25年に設計指針が改定されました)。

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これらの構法は完全固定で取り付ける方法と違って、地震などの建物の変形に対してパネルが動くので、大きな外力が加わっても外壁パネルの損傷や脱落を防ぎ、建物の耐久性・安全性を高めます。
十数年前はパネルをボルトで留める構法や、パネルの縦目地の空洞部に、取り付け金物を介して鉄筋を挿入しこの空洞部にモルタルを充填する挿入筋構法などがありましたが、耐震性が低いため、現在は廃止されている構法です。


ALCはシーリングが重要

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ALCのパネルはサイディングと同じように、パネルとパネルの間に隙間を開けて目地を作ります。
隙間を開けて目地を作ることにより、地震などでパネルとパネルがぶつかって破損しないようになっています。
また、ALCは耐水性が低いため、水分が浸入しないようにするシーリング材はとても重要です。
外壁の塗装メンテナンスと一緒に、しっかりシーリングの補修をしましょう。


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シーリングも塗装と同じく劣化します。
シーリングが劣化してしまうと弾力性がなくなり、ボードの動きについていけず、シーリング自体にひびが入ったり破断してしまいます。
シーリングの劣化の種類は、こちらで詳しく紹介しておりますのでぜひご覧ください。

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既存のシーリング材の上から、新しいシーリング材を充填することを打ち増しといいます。
補修の際、サイディングの壁と違い、ALCはシーリングの打ち増しで対応できる場合があります。

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古いシーリング材を撤去して、新しくシーリング材を充填します。
一つ一つ丁寧に取り除いて新しいシーリング材を充填するので、施工にかかる日数も費用もかかってしまいます。
断裂、ひび割れ、剥がれなど、シーリングの劣化が激しい場合は、打ち増しではなく打ち換えが必要です。


シーリングの補修で打ち替えが必要なほど劣化しているのに、安く済むからと打ち増しをしてしまうと以前よりシーリングの劣化が早まったり、結果として高くついてしまうことがあります。
ALCのシーリングの補修をする際、打ち増しか打ち替えどちらが良いか専門の業者さんにしっかり見てもらいましょう。
ALCのシーリング材はどれがいいのか、打ち替えと打ち増しどちらがいいのか、などの疑問についてはQ&Aで詳しく解説しております。

ALCは塗装も重要

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ALCは耐久性や断熱性など様々な機能に優れていますが、水に非常に弱いため塗装も重要になってきます。
塗装をすることによって、ALC自体はもちろん、シーリングの劣化を防ぐ役割をしてくれます。
シーリングの上に塗装をすれば、外壁に使用した塗料の寿命とシーリング材の寿命がほぼ一致するので、次の塗り替えを行うときにシーリングも一緒にメンテナンスをしましょう。
塗装の劣化の種類についてはこちらをご覧ください。


最後に・・・

ALCの外壁は定期的な塗装とシーリングによる防水がとても重要です。
ALCパネルの特徴を生かし、現在の外壁の状況に合わせた塗装とシーリングの処理を行うことで、外壁の耐久性を伸ばし、安全で快適な我が家になります。
外壁の状態が気になった時は、業者に点検を依頼してみてくださいね。

へーベル(ALC)等パワーボードの塗装についてはこちらで紹介しておりますので、ALCの塗装をご検討の方はぜひご覧ください。

ALCの外壁塗装の施工事例はこちらをご覧ください。



(有)シャインは千葉県柏市を中心に、北はつくば市や土浦市、西は墨田区、南は千葉市や市原市、東は成田市や富里市など、多方面からもご相談だけでなく、外壁塗装や屋根リフォームに関する工事依頼を頂いております。