私は、10代の頃から汗を流して作業する事が好きで、建築職人の世界で修行を続けました。
ある時、塗装職人の親方と出会い、自分の手がけた汚れた家が新築のようにきれいになって行く過程を聞かされて、魅力を感じ弟子入りする事にしました。
初めは、ゴミ拾いや下処理(ケレン)作業などばかりで、塗らせてもらう事は出来ませんでした。
幸い、16歳~18歳のころ大工や町鳶を経験していたので覚えが良いと評価され、早い段階で塗装させていただけるようになりました。
親方の教えが上手かったおかげか、どんどん技術を吸収出来、あっという間に5年が経っていました。