本日も2件仕上げましたが、午前中は松戸市の築30年木造アパートの外壁塗装のお見積りに行ってきました。
築古の外壁塗装というのは、外壁自体はそんなに費用が掛からないのですが、木製の窓枠、鉄骨の階段やベランダがあるとそれだけで外壁塗装の費用よりもかかってしまうものです。
一回塗りで仕上げるような会社はそれこそ2人で一日で終わるのでしょうが、弊社は古いアパートといえど、さび落としのケレン作業から、穴あき部の補修から、錆び止め塗装、上塗り2回塗りとすべての工程を行う姿勢は崩せませんのでどうしても費用が高くなってしまいます。
それこそ2~3年で悪くなってもいいとあきらめているアパートオーナー様ならいいのかもしれませんが、ちゃんともっとしっかりやれば塗装で長持ちすることを知って頂きたい。
それにしてもアパートオーナー様は古い物件をお持ちの場合は予算もあまりかけられないのでしょうけど・・・。
それならそれで、相談してもらえれば一番費用を掛けるべきところにかけてそこそこでも劣化しずらい外壁には普通の塗料を選んでもらうとかアドバイスはできるんですけどね。
何より一度もお会いできずにお見積りを作るケースもよくあるので何を望まれているのか全くわからずに見積もることも多々あります。
さて午後は、茨城県守谷市のU瓦の葺き替え案件にご訪問です。
U瓦をご存知でしょうか?
セキスイ化学が製造していた薄型スレート洋瓦風の屋根材です。
層間剥離がひどい最悪の商品です。
15~20年でボロッボロになる屋根材ですので、良いものと思ってU瓦を載せてしまったお施主様のお気持ちは本当にお察しいたします。
守谷のご主人は気前よく開き直っていらっしゃったので、今度こそはガルバリウム鋼板屋根に気持ちよく葺き替えたいというご要望でした。
屋根リフォームとなると屋根下地の野地板にビスや釘が効かなくては、葺き替えだろうとカバー(重ね葺き)だろうと怖いですから、必ず野地板が健全な状態かどうか確認させてもらっています。
天袋の点検口がない場合は、わざわざ天井に点検口を作っちゃう場合もあります。
結局すべてのリフォームに言える事なのでしょうが、悪い下地にいい仕上げ材を使用しても張りぼての作品にしかならずに何かの天災(台風や地震)があるとすぐに浮き上がったり、剥がれたり、ゆがんだりしやすいと言えるからです。
塗装の場合は、雨水や内部結露でふくれ剥がれが発生するように。
下地強化、下地造りは見えなくなるからこそ大切に扱っていきたいですね。
お見積り待ちのお客様、順次制作をしておりますので、もうしばらくお待ち下さい。