「外壁をリフォームするには、どんな方法がある?」
「それぞれの特徴を知りたい!」
リフォームの初心者にむけて、外壁リフォームにおける3つの方法をご紹介します。やり方によって料金が異なるため、リフォームをする前にチェックしてみてくださいね。
外壁リフォームの種類
外壁リフォームには大きく3つの種類があります。
① 取り外しをしない『重ね張り』
外壁リフォームには「重ね張り」という方法があります。
重ね張りは、既存の外壁を取り外さないでタイルを取り付ける方法です。そのため、外壁を解体する費用がかからないので費用を抑えられるメリットがあります。
パソコンに例えると、ファイルを管理する「上書き保存」のようなものといえるでしょう。
② 塗料を利用する『塗り替え』
塗り替えは、古くなった住宅の外壁に塗料を塗ることを指します。「ペンキ塗り」に近いものです。
塗り替えでは、塗料によって金額が異なります。例えば、アクリルやウレタンで作られた塗料は、1㎡あたり約1,500円とリーズナブルです。しかし、耐久性が弱いため、長く使うことはできません。逆に、無機や光触媒で作られた塗料は、1㎡あたり約4,000円前後とアクリルの3倍近い費用がかかりますが、耐久性や防水性に優れているため、長持ちしやすいのがメリットです。
このように塗料を価格、品質のどちらを重視するのかによって、リフォームの費用は変わります。コストを抑えるだけなら「アクリル」や「ウレタン」を、長持ちする塗料を探している人は「フッ素」「無機」「光触媒」がおすすめです。
いずれを選ぶにしても、現状の外壁の劣化症状に合わせた下処理を怠っては長く持たずに数年で剥がれたりもしてしまいますので、塗料選定の前に、正しく施工してくれる業者選定が最も重要と言えます。
③ 外壁を解体する『張り替え』
張り替えは、既存の外壁を取り除いて、新しい板材(サイディング)を取り付けるものです。外壁の耐用年数(10年~15年)を過ぎている物件では、張り換えをするケースがあります。
予算にもよりますが、新しくて性能の良い外壁材を新たに変えることで、住宅の印象を変えることもできます。外壁の防水性も高めることができるので、水漏れなどを防ぐことができます。
壁がモルタルで作られている場合は、張り替えはできないため注意してください。工事費も高くなる可能性があります。
【種類別】外壁リフォームの費用
では、重ね張り、塗り替え、張り替えそれぞれにかかるリフォーム費用を見てみましょう。
『重ね張り』した場合の費用
重ね張り費用は、
約1,000,000円~約2,000,000円
です。
この料金には、板材(サイディング)などの素材、足場代、人件費等も含まれています。ただし、板材には「窯業」「木製」「金属」「樹脂」があり、素材によって金額が異なります。
1㎡あたりの板材の価格は、以下のとおりです。
【4つの板材の相場】
サイディングの名称 | 特徴 |
薫業系サイディング(1㎡:3,000円~) | セメントと繊維を混ぜた板材。主流のサイディングです。火に強いだけではなく、レンガやタイルなどオシャレなデザインが多いです。 |
木質系サイディング(1㎡:6,000円~) | 木材を平らにしたサイディング。木目調の温かみのあるデザインと熱に強いのが特徴。熱に弱くて、腐りやすいためこまめな管理が必要です。 |
樹脂系サイディング(1㎡:9,000円~) | 樹脂系サイディングは、アメリカで生まれた板材です。 ハリケーンの多いアメリカで使われているため、親善災害にも強いです。素材が軽いため、既存の住宅に重ね張りをしても負荷がかかりません。 |
金属系サイディング(1㎡:4,000円~) | 金属製サイディングは、熱に強い板材です。厚みによって金額が変わるため、高いものでは1㎡あたり約6,000円~7,000円が相場になります。 キッチンにも使われる「ステンレス」などの金属が使われているため、軽くて工事が進めやすいです。メンテナンスをする必要もないため、長持ちする板材を探している人におすすめ。 |
『塗り替え』した場合の費用
塗り替え費用は、約600,000円~約1,500,000円前後です。
しかし、塗り替えに利用するアクリル、ウレタン、シリコン、フッ素、無機、光触媒などがあり、素材によって金額が違います。
外壁リフォームで利用する塗料の価格は、以下のとおりです。
【外壁リフォームで使う塗料】
塗料の名称 | アクリル | ウレタン | シリコン | フッ素 | 無機 | 光触媒 |
1㎡あたりの価格 | 約1,500円~約5,000円 | 約2,000円~約8,000円 | 約2,500円~約10,000円 | 約3,000~約11,000円 | 約4,000~約13,000円 | 約5,000~約19,000円 |
使用期限 | 約5年 | 約8年 | 約10年 | 約20年 | 約20年 | 約20年 |
価格だけを見ると、アクリルが安いですが太陽光に弱いため、耐用年数は約5年とされています。そのため、耐久性よりもコストを重視にする人におすすめです。長持ちする塗料を探している人は、フッ素、無機、光触媒がお勧めです。
価格だけでなく、それぞれの塗料の性能は大きく異なりますので、求める性能と価格をすり合わせて選んでみましょう。
塗料の詳しい説明はこちらがお勧めです。
『張り替え』した場合の費用
張り替え費用は、
約600,000円~約3,000,000円前後
です。
外壁の塗り替えよりも工期が短いとというメリットがあります。塗装のような剥がれやめくれもありません。既存の板材が痛んでいる場合や外装のイメージチェンジをすることができます。
こんな症状が見られたら外壁リフォームを!
外壁の状態や、塗料の耐用年数によって外壁リフォームは検討する必要があります。
しかし、耐用年数内であっても、外壁の状態によっては早急にリフォームをしたほうがいい場合もあります。それは、以下のような場合です。
ひび割れがある
家が古くなってくると、外壁にひび割れが現れ始めます。状況によって、だんだんと大きく広がってくることもあるでしょう。小さなひび割れであれば、お施主様自身での補修でも問題はありません。
しかし、幅1㎜を超えてくる大きなひび割れがあったり、以前はなかったひび割れが連続して出現し始めたら、業者による補修が必要です。放置していると水漏れや木材が腐るため、早めに対策をしましょう。
外壁が剥がれている
外壁が剥がれる原因は、結露や雨漏りが考えられます。
状況によっては耐用年数は関係なく、塗装してから3年ほどで剥がれる場合もあります。新築から10年以内の剥がれはメーカーによる保証(無料の補修)が使える可能性もありますが、そもそも気づかずにダメージが溜まっている恐れもあります。
木材が腐っている
もし、家で水漏れが起きている場合、水漏れによる木材の腐食が考えられます。木材が腐っている場合、今後家全体を壊してしまう、ダメージを与えてしまう可能性が高いので、早い段階で業者に相談するようにしましょう。
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