雨漏りを防ぐ外壁の重要部材!ハットジョイナーとは?
外壁塗装工事を進めていたり、調べていたりするとたびたび耳にする用語『ハットジョイナー』全く聞きなれない用語です。ハット=帽子?ジョイナー=ジョイント?はてさて..そのようなものなのか、家のどの場所にあるのか?このハットジョイナー、実は見えない場所に設置され雨漏りを防いでいる重要な部材なのです!今回は、その『ハットジョイナー』について分かりやすく説明していきたいと思います!
ハットジョイナーとは、外壁のサイディングの目地(つなぎ目)部分に入れる部材です。ハットジョイナーの断面を見てみると、山高帽やシルクハットのような形をしているのでハット(帽子)ジョイナーと呼ばれています。
ハットジョイナーは建物のどこにあるのでしょうか?
その役割を詳しく解説していきます!
ハットジョイナーは、普段は見えない場所に設置されています。上記の画像は、シャインが施工させていただいたお客様のシーリング工事中の画像です。既存のシーリングを撤去している作業なのですが、撤去したシーリングの下に見えているものがハットジョイナーです。
ハットジョイナーは、シーリング材の下に設置されている為、隠れてしまいます。
普段は見えない場所にある為、画像のように外壁のメンテナンス等で古いシーリング材を撤去した時に目にすることができます。
ハットジョイナーの上からシーリングを充填する為、
サイディングの繋ぎ目である目地幅を一定に保つことができ美しい仕上がりになります。
ハットジョイナーはシーリング(コーキング材)の下に設置する為、経年劣化によってシーリング(コーキング材)が劣化を起こしても雨水の侵入を防ぐ二重構造を作ります。
更にハットジョイナーの下には防水シートが貼られているので、雨漏りに繋がりにくくなります。
外壁の伸縮や振動に追従し、シーリングのひび割れや剥がれを防ぎます。
ハットジョイナーを設置することで、目地部分の耐火構造が形成されます。
項目4.すぐには雨漏りに繋がらずとも...シーリングの不具合は長期間放置しない!
先述いたしました通り、ハットジョイナーの裏には防水シートが貼られています。
シーリング材(コーキング材)に不具合が出てもすぐに雨漏りに繋がることは稀です。
しかし、シーリングの不具合を長期間放置してしまうと、不具合を起こしたシーリング材(コーキング材)から少しずつ雨水が浸入していきサイディング壁や防水シートの腐食に繋がってしまいます。
それを踏まえますと、十数年に一度の外壁のメンテナンス時には塗装と共にシーリングの工事をご検討頂く事が大切なお住まいを長持ちさせる事に繋がると考えております。
項目5.ハットジョイナーが設置されていないと、どうなってしまう?
ハットジョイナーが設置されていると、目地幅が整って均一となり見た目もキレイなシーリングに仕上ります。
そして雨漏りを防ぎ、防水性や耐火性も上がることが分かりました。
それでは、逆にハットジョイナーがない場合はどうなってしまうのでしょうか?
ハットジョイナーはシーリング材をバックアップしている存在です。
経年劣化によりシーリング材が劣化しても、雨水の侵入を防いでいます。
そのシーリングのバックアップ材であるハットジョイナーがない、ということはシーリング材が劣化することによって雨水の侵入を防ぎきれなくなります。
そしてシーリングの劣化により雨水がシーリングの裏へ回り込んでしまうと、防水シートやサイディング自体・内部の下地木材の腐食が進み雨漏りに繋がる場合があります。
ハットジョイナーはシーリングを充填する際の定規のような役割があります。
その為ハットジョイナーが設置されていない場合、目地幅が均一にならずに見た目の悪化に繋がります。
項目6.ハットジョイナーが設置されていないケースとは?
通常サイディング壁の施工を行う際に、ハットジョイナーが使用されるのが一般的です。
それなのにハットジョイナーが設置されていない場合は、ズバリ!施工不良によるものです!
適切な施工方法を知らない業者、最悪の場合手抜き工事を行う業者により、ハットジョイナーが設置されていない場合も...
ハットジョイナーの施工場所は、見えなくなってしまう部分なので手抜き工事が行われてしまう可能性が高いのです。
実際にシャインの事例でも、ハットジョイナーの施工不良の事例がございました。
項目7.新築時におけるハットジョイナーの施工不良によるシーリングの剥がれ
新築時の施工不良で稀に起きてしまうケースがあります。
それは、ハットジョイナー自体の高さ(凸の部分)が高すぎてシーリングが厚く充填できずに不具合が出てしまうケースです。
シーリング材の厚みの重要性~シーリング厚の基本原則
【厚みは幅に応じて決まります!】
建築学会・日本シーリング材工業会などの標準仕様では「幅:厚み = 2:1」が推奨されています。
→ 例:目地幅 10mmなら厚み 5mmが基本となります。
【最低限の厚みの確保が必須です!】
厚みが 3mm 未満になるとシーリング材の弾性が発揮できず、剥離や破断が起こりやすくなります。
シーリング材は目地の幅と厚み(深さ)が適切でないと、防水性や伸縮追従性を発揮できなくなります。
シーリング材本来の性能を発揮する為には重要なポイントです。
更に、厚みが不足するとシーリング材の早期の劣化・剥がれに繋がり建物の耐久性が低下してしまいます。
上記画像は、ハットジョイナーの凸部分の高さが高すぎる為に適切な厚みでシーリングが充填できず、早期に破断してしまったケースです。
このような不具合が見られた場合、早めに専門業者へ相談をしていただくことをおススメいたします。
【参考記事 】
➡ ハットジョイナー施工不良によるサイディング壁目地の補修
ハットジョイナーは、普段目に見えないシーリング材の下に施工されています。その為、仮にハットジョイナーの施工不良が判明する時、それは雨漏りが発生してしまった時や外壁のメンテナンス時かもしれません。雨漏りの発生時や外壁メンテナンス時の、特にシーリング工事の時に※適切なメンテナンスを行ってもらうことが重要です。※追加の防水処理等
信頼のおける専門業者に外壁の状態を診断してもらい、適切な補修方法について相談することをおすすめいたします!
柏市のシャインは外壁屋根塗装工事・金属屋根の専門店です。
お時間のある時や帰宅した際等、ご自宅のシーリング(コーキング)をチェックしてみて下さい。
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