外壁や屋根は長年の紫外線や風雨によって、少しずつ劣化していきます。
素材の劣化を防ぐためには、定期的なメンテナンスが大切です。
適切なメンテナンスを行うことで、低汚染性・防水性・遮熱性などの機能を兼ね備え、建物の性能をさらに向上させることができます。
☝の表は、三菱地所ホームの50年保証のメンテナンス表になります。
外壁部分を見ると、
セメントボード外装システム「デラクリート」使用の場合⇒20年毎のメンテナンス
「デラクリート」に窯業系サイディング(超高耐久仕様)の場合⇒30年毎のメンテナンス
それ以外の外壁を使用している場合⇒10年毎のメンテナンス
と書かれています。
やはり50年の保証を受けるにも定期的なメンテナンスは必要ということですね。
それでは、それぞれの外壁材に適したメンテナンスを下記にお伝えします(^_-)-☆
サイディング窯業系サイディングのメンテナンスにはいくつかのポイントがあります。
日常のお手入れとしては、窯業系サイディングにほこりや土などの汚れが付いた場合は、早めに清掃してください。
清掃は、塗膜面に傷を付けないように、ホースまたは雑巾を使用して水洗いしてあげるとよいでしょう。
凹部に溜まった汚れが落ちにくい場合は、やわらかいブラシ(やわらかめの歯ブラシ程度)を使用して水洗いしてください。
高圧洗浄やスチーム洗浄は、塗膜に悪影響を及ぼすおそれがあるため避けてください。
鳥のフンなどの局所的な汚れがある場合は、壁面全体をあらかじめ水で濡らした後、中性洗剤を使用して雑巾またはやわらかいブラシでよく泡立ててからふき取ってください。その後、必ず雑巾またはホースでしっかりと水洗いしてください。
藻やカビが見られた場合は、柔らかい布や柔らかいブラシで中性洗剤を用いて水洗いしてください。藻やカビを殺す薬剤を使えば、繁殖を止めることができますが、色素のある藻やカビの場合は死んでも跡が残ることがあるので注意が必要です。
洗浄後は、しっかりと全体を水で洗い流してください。
点検の際は、サイディングボード本体および塗膜、シーリング、付属部材の状態を確認してください。
サイディングボード本体に亀裂や欠損がないか、塗膜に汚れや褪色がないか点検してください。
シーリングを目視して、はく離や亀裂が発生していないか確認してください。
金属製部材の錆や化粧部材の欠損などがないか点検してください。
外壁塗装は、塗料の劣化を防ぎ、外壁を保護するために重要です。
汚れや雨水の浸入を防ぐため、定期的な再塗装が必要です。
10年毎に一度は点検をおススメします!
適切なメンテナンスを行いながら、窯業系サイディングの寿命を延ばしましょう! 🏠🌟
タイル
タイル外壁のメンテナンスは、美観を保ちながら耐久性を高めるために重要です。
タイルは無機物のため、紫外線による劣化や色あせがほとんど起きることがなく、非常に耐久性の高い外壁です。
しかし、経年で劣化してしまう接着面のモルタルや目地のシーリングはメンテナンスが必要になります。
10年ごとに目地やシーリング材を見直すことで、タイルの劣化や浸水を防ぎます。
目地にひび割れや欠けが見られる場合、周辺の撤去と新たな詰め直しが必要となります。
タイルにコケやカビが目立つ場合は高圧洗浄機を使用して、汚れを効果的に取り除きましょう。
タイルの表面をきれいに保つことで美観を維持します。
複数のタイルが剥がれが見つかった場合は、外壁全体の劣化を検討しましょう。
数枚だけ剥がれた場合は部分メンテナンスを随時行うことが重要です。
信頼性のある専門業者を選びましょう。
塗り壁(モルタル外壁)
三菱地所ホームのモルタル外壁は、耐用年数が約30年と言われていますが、適切なメンテナンスを行えば30年以上持続することができます。
モルタルの目地部分は、定期的な補修が必要となります。
10年ごとに目地を見直し、必要に応じて補修を行いましょう。
モルタル外壁の色調を保つために、定期的な再塗装が必要です。
外壁を触って手に白い粉が付着するチョーキング現象や、劣化や色あせが見られたら、再塗装を検討しましょう。
モルタル外壁は専門知識を持った業者によるメンテナンスが重要です。
定期的な点検を行い、劣化箇所を早期に発見し大切なお家を長持ちさせましょう!