柏市藤ケ谷|輸入住宅系の鎧張りサイディングを外壁塗装|シーリング厚がない窓周りは打替えが必須
この度、柏市O様邸の外壁屋根塗装工事をご依頼頂きまして無事に完工致しました。
O様邸は築12年
鎧張りのサイディング壁でございました。
お電話にてお問合せ頂き、現地調査・ご提案の後、シャインへ外壁屋根塗装工事をご依頼頂きました。
誠にありがとうございました!
複数社からの相見積をされている中で、やはりどうしても差がわからないと金額は安い方がいいですよね。
今回O様が弊社をお選びいただいたポイントで、弊社がどうしても譲れない施工内容が、
窓周りは打ち替えるのか、増し打ちなのかというところです。
輸入住宅系の特徴として、鎧張り状のサイディングになります。
国内の在来工法のサイディング住宅であれば、ほとんどが外壁よりもサッシ(窓周り)の方が出っ張っていると思います。
その段差がある分、シーリングを切り取らずとも上から厚み(5㎜以上で推奨は8~10㎜)を作ってシーリングができる場合に限り増し打ちでも十分に耐久するというのがシーリングメーカーの施工仕様になるのですが、
輸入住宅系などで多く見かける、鎧張りのサイディングというのは、サッシ(窓周り)と外壁がほとんどフラットになりやすい形状になります。
そうすると、上から増し打ちをした場合は、新しいシーリングの厚みがほぼゼロ(1~2㎜)程度になってしまいます。
シーリングはどんなに高性能なシーリングを使用したとしても、厚みが耐久性に大きく影響しますので、数年で破断、
という結果になりかねないわけです。
ですので弊社としては、目地シーリングもサッシ周りのシーリングも今回は打替えが必須というご提案をさせて頂いておりました。
他にも破風板の雨水侵入によってボロボロになっていましたので、塗装だけでは持たないので下地補修で、雨水が入らないようにするシーリング補修や、劣化表層の弾性パテ補修をオススメさせて頂きました。
外壁塗装業界は、どうしても塗料で品質を比較されがちですが、
本来は塗料選びよりも、下地補修に対してどれだけ知見を持ってそれだけ適切に行うかの方が、建物を長く強く守るためには重要になります。
O様はしっかりそこを見定めて頂き、けして安い業者ではない弊社をお選びいただきました。
外壁塗装 | パーフェクトトップ 3分艶 | G75-40L |
屋根塗装 | ファインパーフェクトベスト | ディープグレー |
付帯塗装 | ファインパーフェクトトップ | ND-155 |
外壁塗装で最初の工程が高圧洗浄です。
外壁、屋根、付帯部…その他コンクリートの箇所等。家全体の汚れを高圧洗浄で徹底的に落とします!最大15Mpaの水圧でコケや藻を除去します。(必要に応じて薬剤を使用して汚れを落とします。)
洗浄工程は約1日の時間を掛けて行われます。
美観性を保ち、耐久性を確保する塗装を施すにはこの洗浄作業を徹底的に行わなければなりません。
【参考記事 】
➡ 大切な下処理!高圧洗浄をする理由
施工前
施工後
O様邸の外壁は、クラック(割れ)が発生しておりましたので専用のパテにて補修致しました。
外壁シーリング(コーキング)工事を行いました。
今回は外壁が鎧張りという事もあり全面的に打ち替え工事となります。
打ち替え工事
施工前
打ち替え工事
既存シーリングの撤去
打ち替え工事
密着を高める為のプライマーの塗布
打ち替え工事
新たなシーリングの充填
打ち替え工事
充填したシーリングを丁寧に均す
打ち替え工事
完成
外壁には、日本ペイントの『パーフェクトトップ』を使用致しました。
パーフェクトトップは日本ペイントが『ラジカル塗料』として開発した塗料で、耐候性と仕上がりにすぐれた塗料です。
※耐候性とは塗料が紫外線、雨風などに耐えられるかどうかを指します。
耐候性が高いものほど長い間塗り替えずに済みます。
お色は、ブルー系の『G75-40L』をお選び頂きました。そして今回の塗料は、調色にて対応させて頂いております。
塗料にはメーカーによって決められた標準色というものがございます。
今回の様に、標準色以外の色をご希望され選ぶ場合は、工場でその色を作ること(調色)になります。
数回に分けて調色をすると、全く同じ色にすることは難しい為、最初の注文時に多めに頼むことになりますので多少コストがかかります。
その点、ご了承頂ければ幸いです。
しかコストはかかってしまいますが、好みの色味で塗装すると次のメンテナンスまでの10数年、自分好みの色に生まれ変わった我が家を眺める楽しみが出来るのではないでしょうか!
O様邸の外壁は、鎧張りのサイディング壁でございました。
丁寧に下塗り・中塗り・上塗りを施していきます。
【参考記事 】
➡ リーズナブルなのにシリコンを超える!パーフェクトトップ
➡ 外壁の色選び!色あせしにくい色ってどんな色?
➡ 色あせしやすい色で塗装したい!そのような場合の塗料の選び方
タスペーサーとは簡単に説明致しますと、屋根材の一枚一枚の重なり部分が塗料で詰まらないように2ミリ程度の隙間を確保する部材になります。屋根の塗装を行うとスレート屋根材の隙間が埋まりますが、全て埋まるのではなくほんの少しの隙間が出来ます。その、ほんの少しの隙間に雨水などが入り込み屋根の内側まで水が入り込んでしまう『毛細管現象』が発生してしまいます。それを防ぐために『タスペーサー』という部材を挿入し、しっかりと隙間を確保していきます。こうする事で雨水は下へと流れ落ち、内部まで侵入してくる事はありません。【参考記事 】
➡ 屋根塗装後の雨漏りを防ぐ|縁切り材『タスペーサー』
施工前
施工後
屋根材にクラックが発生しておりましたので、専用の補修剤にて補修を行いました。
シーリング補修
施工前
シーリング補修
施工後
シーリング補修
釘頭のシーリング処理
板金部塗装
下塗り
板金部塗装
中塗り
板金部塗装
上塗り
屋根塗装には日本ペイントの『ファインパーフェクトベスト』を使用致しました。
お選び頂いたお色は、ディープグレーです。
外壁同様丁寧に、下塗り・中塗り・上塗りを施していきます。
落ち着いたグレー系で塗装し、シックな雰囲気に生まれ変わりました!
破風板の補修
軒天の補修
幕板のシーリング補修
破風板のシーリング補修
破風板と幕板のシーリング補修を行いました。
付帯部分は外壁よりも軽視されがちですが、付帯部こそ劣化が早い建物をよく見かけます。
ご近所で外壁塗装をされていて、外壁は綺麗なままなのに、破風板や幕板などは早くも色が褪せたり汚れたり、塗料が剥がれていたり、している建物を非常に多く見かけます。
破風板や幕板(化粧モール)、胴差ともいいますが、これらも外壁のサイディングと同様に目地(つなぎ目)が存在し、そこに対してはシーリングが施工されています。
外壁のつなぎ目はシーリング打ち替えをすることが大切とされていますが、付帯部のつなぎ目はあまり重要視されていない傾向にあります。
その為、劣化が早くに進行してしまう事になりますので、弊社としては外壁も屋根も塗装の前の下地補修や下地強化が重要だと考えているわけです。
補修は塗装をするよりも実は手間がかかるので省略されがちですが、最も重要だと考えます。
最後に、タッチアップ・点検をして完工となります。明るいブルーカラーで塗装し、北欧風で爽やか且つ可愛らしい印象に生まれ変わりました!
柏市のO様、この度の外壁屋根塗装工事の際は大変お世話になりました。今後とも柏市のシャインを宜しくお願い致します。気になる点がございましたら、お気軽にお問い合わせ下さいませ。
10年後、今回痛みが進行していた破風板の補修や鎧張りサイディング外壁の劣化(凍害)部の補修がどれだけ長く持ってくれるかも
楽しみにしております。