防水工事にはどのような工法があるの?~ウレタン防水・通気緩衝工法を詳しく解説!
こんにちは!柏市・松戸市の外装屋根塗装と金属屋根専門店のシャインです!
毎日暑い日が続いております。
暑い中、シャインの職人も営業も熱中症対策をしながら頑張っております!
皆様も熱中症対策を万全に、今夏を乗り切って参りましょう。
今回のピックアップ事例は、防水工事についてです。
工場・ビル・家屋の屋根や屋上、家屋のベランダ等...
これらの場所は、常に紫外線や雨風などの影響を受け続けており劣化が進みやすい場所です。
その為、定期的な修繕や工事が必要不可欠です。
その中でも特に重要なのが防水工事です。
| 塩ビシート防水 密着工法 | シートを下地に直接接着剤で貼り付ける方法 | 耐風圧性に優れているが、下地の状態に影響を受けやすい |
| 塩ビシート防水 機械固定法 | シートをビスや専用の金具で固定する方法 | 下地の影響を受けくいが、施工に専門性が求められる |
| ウレタン防水 密着工法 | 下地に直接ウレタン塗膜を塗布する工法 | コストを抑えやすいが、下地の状態によっては不向きな場合ある |
| ウレタン防水 通気緩衝工法 | 下地に通気緩衝シートを敷き、ウレタン塗膜を塗布する工法 | 下地の水分を逃がす事ができ、ひび割れも防止できる |
防水工事は上記の通りいくつかの工法がありますが、今回は通気緩衝工法について詳しく解説していきたいと思います。
建物の屋根や屋上・ベランダ等には防水加工が施されています。
防水加工は、建物への雨水の侵入を防ぐ役割があり、建物の柱や壁等を守り劣化や腐食から守る非常に重要なものです。
防水工事によって施された防水加工も年数が経つにつれ、次第に劣化していきます。
屋根や屋上は、特に紫外線や雨風の影響を強く受ける為に劣化が進みやすい場所です。
防水層が劣化していくと、建物の内部に水が染み込んでいき鉄筋や木材の腐食が進んでいきます。
腐食が進むと建物の劣化のスピードが速まり、建物の耐久性や建物の寿命が短くなる可能性があるのです。
防水工事は特に風雨の影響を受ける屋根や屋上の他、ベランダやバルコニーなどにも施工されます。
定期的な点検とメンテナンスを行うことで、建物を長く安全に保っていきましょう!
防水層の劣化は、紫外線や風雨の影響を強く受ける為に起こります。
その他にも、排水不良や耐用年数の経過など沢山の要因があるのです。
これらの原因が総合的に作用し、防水層のひび割れや剥がれ、膨れ等が発生して雨漏りの原因となってしまいます。
【主な劣化原因】
・紫外線 :紫外線は防水層の劣化のスピードを早め、ひび割れを発生させます。
また温度変化による膨張や収縮も防水層に亀裂を発生させる原因です。
・排水不良:排水口の詰まりや勾配不良によって水が溜まると、防水層が水にさらされてしまい劣化が進みます。
・経年劣化:防水層は時間の経過と共に劣化していきます。耐用年数を超えてくると劣化が顕著になります。
劣化を放置すると雨漏りや建物の劣化に繋がります!
早期発見と劣化状況に応じた適切なメンテナンスが大切です。
保護コンクリート層
浮いた目地部の割れ
保護コンクリート層
目地の浮き
保護コンクリート層
ひび割れ
今回、ご依頼いただきました屋上はアスファルト防水が施されていました。
20年間メンテナンスを行っていなかった為、アスファルト防水の保護コンクリート層は、ひび割れ・欠損・目地部の劣化が顕著に表れておりました。
ウレタン防水通気緩衝工法と塩ビシート防水の複合工法にて施工
今回の屋上は平場の他に、設備架台が多く設置されており、配管などの設備も複雑な場所もありました。
塩ビシート防水は、凹凸のある場所等、シートを貼りにくい箇所への施工は困難なため、基本的に平らな面に施工します。
その為、塩ビシートで施工が困難な設備架台などが多く設置されている場所は通気緩衝工法にて施工致しました。
【関連記事 】
➡ 積水ハウス塩ビシート防水工事について 機械固定工法(絶縁工法)とは?
下地と防水層の間に通気緩衝シートを設置することにより、湿気を外部に逃すことが出来ます。
内部に溜まった湿気を外部に逃すことで、防水層の膨れや剥がれを防ぎます。
また通気緩衝シートがクッションのような役割を果たす為、下地の動きを吸収することで、防水層のひび割れや欠損も防ぎます。
しかしまた、デメリットもございます。
・通気緩衝シートや脱気装置の設置する為、ウレタン防水密着工法と比べるとコストが高くなる。
・施工の難易度が高い為、専門的な知識と技術をもつ信頼できる施工店を選ばないといけない。
ウレタン防水通気緩衝工法は、専門的な知識と技術が必要です!
失敗しない為には、専門的な知識と技術を持った信頼できる業者に依頼することが重要です!
目地の撤去
プライマーの塗布
シーリングの充填
目地部補修完了
樹脂モルタルの塗布
樹脂モルタル塗布後の下地処理
プライマーの塗布
浮いた目地を撤去しシーリングで補修しました。
その後、更にモルタル樹脂を塗布し下地を平滑にいたしました。
通気緩衝シートをしわや、たわみが無いよう施工していきます。
シートとの間にできた繋ぎ目はジョイントテープをしっかりと貼り付けます。
通気緩衝シートには小さな穴が開いています。
その穴から下地より発生する湿気をシート内の通気層を通じて外部に排出します。
更にこれから説明する脱気装置を設置することで、膨れの心配もありません。
膨れるとそこから劣化していきます!
防水工事に膨れは大敵です!
ウレタン防水の通気緩衝工法では、脱気装置と通気緩衝シートを組み合わせて施工します。
脱気装置を設置しないと、通気緩衝の効果が十分に発揮されないのです!
脱気装置を設置しない場合、防水層の膨れや剥がれ等の不具合に繋がる可能性が高くなります。
【脱気筒】
平場に設置
【脱気盤】
立上り部に設置
脱気筒の脱気盤も防水層の下に溜まった湿気を外部に排出する為の部材です。
脱気装置を設置することで、防水層の膨れや剥がれを防ぎ、防水層の寿命を延ばすことが出来ます。。
脱気筒は筒状、脱気盤は平らな形状ですが役割は同じです。
脱気筒は平場、狭い場所や障害物がある場所など、平場に脱気筒を設置することが難しい場所には脱気盤を設置します。
脱気盤は立上り部に設置するので、歩行の際にも邪魔になりません!
ウレタン樹脂を2層塗布します。
液体のウレタン樹脂を2層塗り重ねることで、柔軟性・密着性・耐久性に優れた防水層を形成します。
ウレタン樹脂を2層塗布後、トップコートを塗布します。
これにより、更にウレタン防水層を紫外線や風雨から保護します。
塩ビシート防水とウレタン防水通気緩衝工法の複合工法については、シャインからご提案させていだだきました。
それぞれの施工場所に合わせた、更にコストに配慮をした最適な工事方法をシャインはご提案いたします!
柏市のシャインは外壁屋根塗装・金属屋根の専門店です!
緊急の雨漏りにより、補修・メンテナンス・リフォームが必要となった場合は...
ぜひ一度、シャインにご相談下さい!
有資格者による確かな診断力を武器に、お客様に最も合った提案をさせていただきます。
シャインでは、お客様の気持ちに寄り添った丁寧な対応を心がけております。
そしてシャインは常に、
『無料見積もり』『無料診断』『無料相談』
を行っております!
お気軽にお問い合わせください!