積水ハウスやトヨタホームで採用 【ガスケット】シーリングとの違いやメンテナンス方法を解説
積水ハウスやトヨタホーム等のハウスメーカーで採用されている【ガスケット】
通常のサイディング壁の目地はシーリング(コーキング)が使用されています。積水ハウスやトヨタホーム、パナソニックホームズなどの住宅の外壁サイディングに使用されている目地はシーリングではありません。積水ハウスなどの外壁サイディングでは、目地に【ガスケット】という乾式のゴム状の部材がはめ込まれ、使用されています。ガスケットとはどのようなものなのか、シーリング(コーキング)との違いや、耐久性や劣化・施工不良、メンテナンス方法について解説します!
先述致しました通り、通常のサイディング外壁の目地にはシーリング(コーキング)が使用されています。シーリング(コーキング)は充填して施工しますが、ガスケットは初めから成形されたゴム状の部材を押し込んで設置される施工方法です。
ガスケットはゴム状ですので、車のワイパーをイメージしていただくと分かりやすいと思います。
ガスケットは、サイディング外壁のパネルデザインや色・模様・形状に合わせた押し出し成型品です。
シーリング材のように充填するのではなく、成形された部材を押し込む(はめ込む)ので、外壁のデザインと一体感が生まれます。
押し込むかたちの施工なので、施工者の技量による差が出にくく、施工の均一化というメリットがあります。
そして外壁パネル間の隙間のばらつきを吸収し、外観の向上と水や埃の侵入を防ぎ、押し込んだ時のゴムの反発力によってサイディング壁とガスケットを密着させることで防水の効果を発揮するのです。
ガスケットとシーリングの違いは何でしょうか。
シーリングに使われるのは基本的にシリコン系が一般的です。
乾式のガスケットとは違い、シーリングは湿式で塗布後に溶剤が揮発して固形になります。
シーリング(コーキング)のグレードは様々ですので一概には言えませんが、耐久性として新築時から5年程です。
シーリングは劣化により、硬化したり痩せたりして密着度が落ちます。
ペースト状なので複雑な形状や表面が凸凹でも施工出来るメリットがあります。
ガスケットは、シーリング(コーキング)よりも耐久性に優れており、およそ30年程度といわれています
劣化のサインして、ガスケットの浮きや硬化、ひび割れ・破れ・隙間ができたりします。
このような劣化が進むと、防水機能が低下してしまうリスクがあります。
4. 塗装後にガスケットがベタベタしている.....
ブリード現象を起こしたガスケット
ガスケットが用いられている住宅を塗り替える際、塗り終わったあとにガスケットがベタベタして砂やほこりが付くようになってしまった・・・。
上記のご質問をよく頂戴します。
なぜこのようなことが起きるのでしょうか?
ガスケットはゴム状の部材です。
柔軟性を持たせるために可塑剤というものを含まれていることがあります。
この可塑剤を含んだものに通常通り塗料を塗ると、可塑剤の油分と塗料が化学反応します。
するとガスケットは溶けて軟化したままになってしまうのです。
例えて言いますと、ゴムがガムの様になってしまった...イメージです。
ガスケットが用いられている住宅で塗装後に、このガスケット部がもしベタベタしていたら、以上のことが原因です。
べとべとしてしまうと、ガスケットにゴミやホコリが吸着し汚れてしまいます。
更に、ガスケットの成分が溶け出して黒ずんでしまうブリード現象というものを引き起こしてしまいます。
画像は千葉県八千代市のお客様のご相談を受け、お調べした時のものです。汚れが付着してしまい白い目地が黒ずんでしまっています。
劣化し、変形したりしまったガスケットは元に戻すことは出来ません。再び目地としての使用は出来なくなります。そこで登場するのがシーリング(コーキング)です。多くの住宅で使用されているシーリング。ガスケットの変わりに高耐久のシーリングを充填します。
ハウスメーカー特有の仕様にも対応できるように、現地調査時や提案時に営業担当者が詳しく説明いたします!
ご不安な点やご質問があれば、遠慮なくおたずねください。
劣化したガスケットを、同様のガスケットに交換する方法があります。
同様のガスケットに交換する場合、ハウスメーカーに依頼するしかありません。
ハウスメーカーへ外壁塗装などのメンテナンスを依頼すると、塗装業者よりも高額※になる傾向があります。
※およそ30~50%ほど割高
どうしても元のガスケットと交換したい!
そのような場合は、費用が割高になってしまうハウスメーカーに依頼するしかありません。
ガスケットに特に劣化が見られない場合は、塗装をおこなうことも可能です。
しかし、ガスケットの塗装には注意が必要です!
先述しました通り、ガスケットはゴム状です。
可塑剤が含まれている場合がありますので、何の知識もなく塗装をしてしまうとガスケットの表面がべとついてしまう不具合が起きます。
ガスケットに塗装をする際は、専用の下塗り剤が必要不可欠です!
ガスケットの特性を知る、信頼できる塗装業者を選びましょう。
6. 費用を少しでも抑えたい.....そのような場合は【シーリング(コーキング)打ち替えと外壁塗装】
・ガスケットとは、大手ハウスメーカー(積水ハウスやトヨタホーム等)で採用されているゴム状の乾式目地。
・ガスケットは、成形された部材を押し込む(はめ込む)ので、外壁のデザインと一体感が生まれる。
・ガスケットの寿命はおよそ30年、しかし劣化が見られた場合、防水機能が低下する可能性が高いので、交換するのが望ましい。
・ガスケットの上から塗装をする場合、ブリード現象に要注意!
・同様のガスケットに交換したい場合、ハウスメーカーへ依頼するしかない為費用が高額になる。
・ハウスメーカーの施工実績がある業者へ【シーリング打ち替え+外壁塗装】も視野に。
柏市のシャインは外壁屋根塗装・金属屋根の専門店です!
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