大雨のあと、天井の端にシミができていた。窓のまわりの壁紙が浮いてきた。雨漏りに気付いたとき、まず迷うのが「どこに頼めばいいのか」ではないでしょうか。屋根屋さん、塗装屋さん、家を建てた会社。インターネットで調べるほど、どこに連絡すればいいのか分からなくなってしまいますよね。
先に結論をお伝えします。
- 雨漏り修理は、雨水がどこから入っているのか(入口)を突き止められるかどうかで、結果が決まります。
- 依頼先を選ぶときは、会社の種類よりも「どうやって原因を特定するのか」「特定できなかったときにどう進めるのか」を説明してくれるかを見てください。
- 外壁や屋根の塗装をする予定がある場合も、雨漏りが止まったことを確かめてから、塗装の打ち合わせに進みます。
この記事では、雨漏り修理の依頼先ごとの違い、雨水の入口の見つけ方、費用と保証の考え方、火災保険の注意点を、松戸市で対応した雨漏りを交えてお伝えします。松戸市での雨漏り修理の流れ、保証、お客様の声は、雨漏り修理のご案内ページにまとめています。
雨漏り修理はどこに頼めばいい?依頼先ごとの違い

| 依頼先 | 特徴と注意点 |
|---|---|
| 屋根工事の専門店 | ・屋根材や板金の修理に強い ・外壁やベランダが原因の場合は、ほかの業者と分担になることがある |
| 塗装店 | ・外壁・屋根の塗装に強い ・会社によって、板金・防水・シーリングまで自社で対応できるかが違う |
| 工務店・リフォーム会社 | ・内装の復旧まで一度に頼める ・外装の調査や工事は、専門の業者に任せることが多い |
| 家を建てたハウスメーカー | ・保証期間中なら最初の窓口になる ・保証が切れた後の修理は費用が高くなりやすい |
| 突然訪問してきた業者 | ・その場で契約を迫られることがある ・屋根の写真を見せられても、すぐに契約しない |
表は左右に動かしてお読みいただけます。
雨漏りの入口は、屋根のほかにもたくさんあります。外壁の目地、窓まわり、ベランダの排水口、配管の貫通部など、いくつもの場所が関係します。屋根・外壁・板金・シーリング・防水をまとめて調べられる会社なら、原因が一か所に決めつけられにくく、工事の分担による行き違いも起きにくくなります。
家を建てたハウスメーカーの保証期間中であれば、まずはハウスメーカーに連絡してください。保証の対象になる場合があります。ハウスメーカーの家の保証の考え方は、「松戸市でハウスメーカーの家を塗り替えるなら」でもお伝えしています。
雨漏りの入口は、ひとつとは限らない

天井や壁にシミが出ると、そのすぐ上や真裏が悪いと思いがちです。でも、雨水は屋根裏の木材や防水シートを伝って、離れた場所に出てくることがあります。雨漏りは、雨水が入る「入口」、壁や天井の中を通る「通り道」、室内にシミとして出る「出口」を分けて考えます。出口の近くだけを直しても、入口が別の場所なら雨漏りはまた起こります。
屋根
屋根の頂上を覆う棟板金の釘の浮き、スレートの割れ、天窓(トップライト)まわりのシーリングの切れなどが入口になります。台風のときの横殴りの雨や、下から吹き上げる雨で、普段は入らないすき間から入ることもあります。
外壁
窓サッシと外壁のつなぎ目のシーリング、サイディングの目地、換気フードやエアコン配管の貫通部など、部材と部材のつなぎ目が入口になりやすい場所です。
ベランダ
防水層のひび割れ、手すりの笠木、排水口のまわりが入口になります。対応した雨漏りの中には、ベランダの防水ではなく、排水口からつながる排水管の接続部分が外れていて、壁の中を伝って雨漏りしていたケースもありました。
陸屋根・屋上
排水口や雨どいが詰まって、行き場をなくした雨水が中に入るケースが多く見られます。防水層の傷みによる雨漏りは、傷んだ場所の真下に出ることが多く、比較的特定しやすい傾向があります。
雨漏りの原因は、こうして突き止めます

雨漏り修理で最も力を入れているのが、原因の特定です。ここが正しくできなければ、修理をしても雨漏りが止まらない「意味のない修理」になってしまいます。大きな工事に進むのは、原因を確かめてからです。
屋根、外壁、ベランダ、屋根裏や点検口から、雨水の入口になりそうな場所を順番に確かめます。
目視で特定できない場合は、赤外線カメラで壁や天井の表面温度を写します。水が回っている部分は温度が低く写るため、建物を壊さずに水の通り道の見当をつけます。日差しの影響などで、写りにくい場合もあります。
疑わしい場所に水をかけて、雨漏りが起きるかを確かめます。いきなり上から水をかけると、下に原因があったときに判断できないため、下から順に、段階を踏んで上へと進めます。水は時間差で染み出てくるので、10分かけて30分待つなど、時間をかけて確かめます。
屋根の一部をめくる、窓のサッシを外す、壁を少し開けるなど、壊して確かめる調査が必要な場合は、有償の作業になります。必ず事前にご説明し、お客様にご判断いただいてから進めます。
雨漏りの調査は、現地調査の一環として無料で行っています。確実だと思える入口が特定できた場合は、その場で補修の金額をお伝えし、ご了承いただければ当日に補修することもできます。入口と思われる場所を簡易的にふさいで、様子を見ていただく程度の補修であれば、無償で対応しています。
「塗装すれば雨漏りも止まる」は本当?

「外壁と屋根を塗装すれば、雨漏りも止まりますよ」と言われて塗り替えたのに、今も雨漏りが続いている、というご相談をいただきます。外壁や屋根の塗装は、表面を守るための工事です。雨水の入口が板金のすき間や防水シートの破れ、サッシまわりにある場合、上から塗装をしても入口はふさがらず、雨漏りは続きます。
ここはぜひ知っておいていただきたいところです。雨漏りしている家では、塗装の契約より先に雨漏りの補修を行います。補修したあとにもう一度散水して、雨漏りが止まったことを確かめてから、塗装工事のお打ち合わせに進みます。外壁や屋根の傷みの見分け方は、「松戸市の外壁診断で何を調べる?」でも詳しくお伝えしています。
雨漏り修理の費用と保証の考え方

費用は、原因の場所と下地の傷みで変わります
棟板金の釘の打ち直しで済む場合もあれば、屋根の下地の木材まで腐っていて、屋根の葺き替えが必要になる場合もあります。足場が必要かどうかでも費用は変わります。現地で原因を確かめてから、お見積りをお出ししています。
「次の手」の金額も、先にお出しします
原因の候補がいくつかある場合は、可能性の高い場所から直すお見積りをお出しします。そこで止まらなかったときに次の場所を直す金額も、前もってお出ししています。後から金額が増えて驚かせることがないようにするためです。
雨漏りの特定率は95%の実績がありますが、複数回の調査が必要な場合もあります。はっきりと特定できない場合は、完全に止められない可能性があっても有償の工事になってしまうため、やってみるかどうかをお施主様と十分に話し合ってから方向性を決めさせていただきます。
保証の範囲は、書面で確かめてください
原因をしっかり特定できた雨漏り修理には、最長10年の雨漏り保証をお付けしています。シーリング工事には破断保証もあり、防水やシーリングの工事は、施工した業者との連名保証にしているものもあります。保証の対象外になるケースも含めて、「何が、どのように保証されるのか」を工事の前にご説明します。修理の流れと保証の詳しい内容は、松戸市の雨漏り修理のご案内でもお伝えしています。
火災保険が使えるのは、自然災害による被害です
台風で棟板金が飛ばされた、強風で屋根材が割れたなど、自然災害による突発的な被害は、火災保険の対象になる場合があります。年数がたって傷んだことによる雨漏りは、対象外です。
「保険金を使えば、自己負担なしで修理できます」と突然訪問してくる業者には、十分に注意してください。国民生活センターも、この勧誘によるトラブルについて注意を呼びかけています。保険を使うかどうかは、まずご加入の保険会社や代理店に相談し、その場で契約しないようにしてください。
松戸市で対応した雨漏り

松戸市K様邸では、2014年に、雨漏りしていたスレート屋根をガルテクトで葺き替えました。その後、何度も台風や大雨を越えて漏れることはありませんでしたが、ある日、それほど強くない雨のあとに「天窓の近くから雨が漏れてきた」とご連絡をいただきました。
伺って屋根に上がると、怪しい場所は2か所でした。天窓のガラスまわりのシーリングの切れと、天窓まわりの銅板の継ぎ目のすき間です。この銅板は、先代のご主人がこだわって使われていたもので、ご要望で残したまま屋根を施工していた部分でした。
屋根工事のときに気付けていれば、一緒に補修できた場所です。代表の古住も屋根に上がって確認していたのですが、見逃してしまいました。雨漏り保証の範囲内として2か所とも補修し、シーリングが固まった翌日に再び水を流して、雨漏りが止まったことを確かめています。
工事の対象外の部分でも、怪しい場所があればしっかり確かめる。お客様から見えない部分ほど気を配る。この雨漏りから、私たち自身も改めて学びました。
松戸市の施工事例
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よくあるご質問
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メーカー情報・公的資料の確認日:2026年10月17日。
この記事の監修・執筆
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古住 直輝(株式会社シャイン 代表 / リウォール診断士 監修)
雨漏り修理は、雨水の入口を突き止めることがすべての出発点です。目視、赤外線カメラ、散水試験で原因を確かめ、特定できない場合の進め方と費用も前もってご説明しています。松戸市のK様邸のように、私たち自身の見落としから学んだことも含めて、正直にお伝えしていきます。
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