サイディング外壁の塗装価格と業者はどう決める?④

柄を活かしてクリアー塗装にしたいんだけど?

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2色以上の柄があるデザインサイディングを
いざ、塗り替えしようと思うと、選択肢は大きく2つあります。

ほとんどの初めての塗り替えをご経験される方は、今あるサイディングの模様をつぶさずに、そのままのデザイン色を活かして塗装したい…。とお考えになるのではないでしょうか?

そんな場合の塗料はクリアー塗装という選択肢と、もう一つは、2~4色のグラデーション塗装という方法があります。

グラデーション塗装はあまり一般的ではなく、非常に高い技術も必要なので価格も高価になります。

ここではグラデーション塗装については詳しくは触れませんが、当社では、スズカファインさんのWBアートという工法と、エイジング技術を活かしたオリジナル工法での塗装が可能です。
次回の記事で少し詳しく触れたいと思います。

どうしても気になる方は直接メールかお電話でご相談ください。

さて、残る選択肢の比較的リーズナブルに外壁塗装が可能なクリアー塗装ですが、代表的な塗料といえば、日本ペイントのUVプロテクトクリアーという塗料ではないでしょうか。

シリコン系とフッ素系の2種類があり、それぞれ12~15年、15~20年前後の期待耐用年数となります。

※期待耐用年数とは、メーカーが推奨する健全な下地に塗装した場合の理想の数値なので、サイディングの劣化状態によってはそこまで持たずにクリアー塗膜の割れや浮きなどの不具合が発生する事もあるので、正しく診断できる業者に適切かご相談くださいね。

クリアー塗装の特徴は、通常の着色塗装は3回塗りが必要なのに対して2回塗りが標準です。
(クリアー塗料自体が非常に密着性が高く設計されている為)

ですので、塗料代と工事費が通常の着色塗装に比べて2割ほど安く塗装が可能です。

但し、既存のサイディングが劣化していると使えないので、少し早めの築10年ぐらいでは、塗装を検討された方がいいです。

クリヤー塗装に使われる成分は、色の成分となる着色顔料が含まれておらず透明の塗料のため、色あせやチョーキングという現象が発生しません。

その代わり、目に見えない劣化が徐々に進むので、耐用年数を超えると急激に塗膜浮きが広がり白濁化する事もあります。

正しいメンテナンスサイクルを守ってあげれば、長期的にサイディングのデザインを損なわない修繕が可能となります。


クリヤー塗装に使われる合成樹脂は、普通の上塗り材とほぼ変わらず、ウレタン樹脂、シリコン樹脂、フッ素樹脂、無機ハイブリッドなどがあります。
さらに水性系と溶剤系(油性)の両方出ています。

それではクリアー塗装を希望する際に注意しなくてはいけない、もしくは使用を控えた方がいい点をご説明致します。

<注意点1>

クリヤー塗装は、元の壁の状態が良くないと塗ることができないので、ひび割れが多いサイディングのメンテナンスとしては向いていません。

通常の着色塗装であれば、割れた部分などにパテ補修やコーキング補修を行ってから塗装が出来るので、補修跡が目立たず仕上げることが出来ますが、クリアー塗装の場合は、補修するパテやコーキングが白色やグレー、黄色など色のついた補修材となるので、その上からクリアー塗装を行っても補修した部分が隠れる事はないからです。

かといってサイディングが割れている部分を補修して周囲の柄に合わせて調色塗装してからクリアー塗装を行えば良いのですが、あまりにもクラック(ひび割れ)が多く発生していたり、細かいクラックが無数に発生している場合には、補修も現実的ではなくなります。

最悪なのが、クラックが塗料で埋まるから大丈夫と言われてクリアー塗装をしてしまった場合には、一見きれいに塗装されたように見えて、実は塗膜でクラックを埋めてしまうと、早い段階で塗膜が割れてヒビが再発してしまう事もあるので、あまりオススメできません。

細かなヘアークラック程度であればクリアー塗装で膜を張って塞いでしまうのは有効ですが、ある程度の割れにはきっちり補修した方が外壁の保護という意味、しいては建物の保護という意味においても大切な事となります。

<注意点2>

最近のサイディングは製造当初から無機コーティングや光触媒コーティングが施されているものも多くなってきており、特に光触媒コーティングされたサイディングには塗装できないクリアー塗料も多いので注意が必要です。

診断を誤って塗装してしまった場合、1~2年でクリア―の剥離が始まってきますので、補修する事も出来ず、剥がすことも容易ではないので殆ど諦めるしかありません。
何故なら次々浮いてくる密着していないクリアー膜の上から何を塗り重ねても一緒に剥がれてしまうからです。

光触媒コーティングなど高耐久コーティングされたサイディングを塗り替えする場合には、専用シーラーなる下塗りを使用して着色塗装を行うか、あるメーカーでは光触媒の上から塗装できるクリアー塗料も開発されています。

対応塗料は数少ないので知識をしっかり持った専門業者にご相談してください。
日本ペイントなど塗料メーカーに相談して頂いた場合にはそのエリア近辺の信用できる業者を紹介もしてくれますよ。

<注意点3>

既にサイディングの柄がある程度褪せてしまってからのクリアー塗装は向いていません。

色褪せたサイディングにクリアー塗装を行うと、若干なら色が濡れ色になり濃くなるので復元することもありますが、素地の色が出てきているなど色あせが進み過ぎてしまっている場合には、クリアー塗装は諦めて着色グラデーション塗装か、単色上下2色分け塗装を選択肢にした方が良いでしょう。



次回以降で取り上げる内容

5:クリアー塗装が出来ないなら単純な一色になっちゃうの?



千葉県柏市を中心に、茨城県は土浦付近まで、埼玉県は草加市付近まで、東京都は墨田区付近まで、千葉県は千葉市付近まで、ご用命があれば出来る限りお役に立てればと思います。
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