台風シーズン到来!もし家が台風被害に合ってしまったら…火災保険は使える?対処法を徹底解説
10月に入り台風が発生した、というニュースを耳にするようになりました。前回の記事では、台風がやってくる前に確認しておくべき住宅のチェックポイントや、事前対策について解説しました。今回の記事では、もし我が家が台風の被害に合ってしまったら...。戸建住宅における台風被害は、具体的にどのような被害が多いのか。
台風被害で火災保険は使えるのか?台風被害に合ってしまった際の対処法や火災保険について、外壁塗装・屋根工事のプロの視点から解説していきます!
台風の激しい雨風によって、屋根のズレ・割れや剥がれ・さらには飛散の被害が発生します。
よく見られる被害は棟板金の剥がれや飛散です。
特に台風による激しい雨風の影響を受けて、瓦がズレたり欠けたり最悪の場合は飛散しまう被害が多いです。元々瓦屋根に不具合があった場合は、特に被害が拡大してしまいます。ささいな瓦のズレからも、雨漏りに繋がる可能性が高くなります。そして、飛散した瓦が飛び散って隣家や車に当たってしまう等の二次被害に繋がりかねません!
スレート屋根も瓦屋根同様、台風による激しい雨風により屋根材の割れや欠け、ズレの被害が多いです。アスファルトシングルという屋根材は強風に弱く、台風による強風でめくれたり剥がれたりする恐れがあります。剥がれたり、めくれた屋根材が飛散してしまう被害も発生する場合も。飛散した屋根材が、近所に飛び散る二次被害が発生する可能性もあります!台風前に行いたい屋根の事前対策はこちら!
➡ 事前に行いたい!屋根の事前対策
【参考記事 】
➡ 屋根材『アスファルトシングル』ってどんな屋根?
屋根材がズレたり破損したりしてしまうと、
「次に雨が降ったときに雨漏りしないか心配!自分で確認してこよう」と不安になり屋根に登ってしまう方もいらっしゃると思います。
しかし、屋根に登るのは非常に危険です!
濡れた屋根は滑りやすくなっていますし、落下して怪我につながる恐れがあります。
また、不用意に登ることで、傷んでいない屋根材まで傷めてしまう可能性があります。
被害を確認する際は、二次被害防止のためにも無理に屋根に登らずに
専門業者へ連絡するようにしましょう!
応急処置としてブルーシートをかぶせる方法があります。
ブルーシートは一定の厚さがないと防水機能を果たしませんし、飛ばされてしまう可能性もあります。
こちらも専門業者へ依頼することが安全です!
台風の激しい雨風で飛ばされる飛来物によって、外壁の割れや剥がれ等の損傷などの被害が発生します。
元々外壁に劣化箇所があった場合には、その劣化箇所から雨水が浸入し建物内部を傷めてしまう恐れがあり最悪の場合、雨漏りの被害が発生します。
強風によって飛ばされた飛来物によって、サイディング外壁が損傷する被害が起きる場合があります。
モルタル壁に元々ひび割れ等があった場合、強風によって更なるひび割れが拡大してしまう被害が起きる可能性があります。
不具合がない場合でも、飛来物が直撃したりするとモルタル外壁にひび割れが起こってしまう場合もあります。
サイディング外壁の繋ぎ目であるシーリングの劣化箇所から雨漏りに繋がる可能性があります。
外壁の浮きや剥がれ・ひび割れ・シーリング劣化も高所での作業になることが多くなります。
自己判断による高所での作業や修繕は非常に危険です!
専門業者へ連絡し、修理を依頼しましょう。
台風による激しい風雨にて雨樋が破損する被害が発生します。
また飛来物によって雨樋の詰まりが発生すると、雨水が溢れて外壁や基礎部分に浸水被害を引き起こす可能性があります。
雨樋の素材の多くは塩化ビニルや合成樹脂製です。経年により、台風による雨風の衝撃に耐えられず破損したり外れしまう被害が発生することがあります。
落ち葉やゴミが雨樋にたまったままの状態では、重みに耐えられずにゆがんだり破損する可能性が高くなります。
更に、台風によって飛ばされた飛来物により詰まりが発生してしまう可能性があります。
台風前に行いたい雨樋の事前対策はこちら!
➡ 事前に行いたい!雨樋の事前対策
雨樋が破損や外れて、雨樋の機能が発揮されなくなると雨水の影響で外壁が汚れてしまったり、劣化が進んでしまう恐れがあります。
専門業者へ早めに連絡し交換してもらいましょう。
思いもよらなかった台風被害による想定外の修理費の出費。想定外の多額の出費には頭を抱えてしまうことも...。
そのような時の心強い味方が火災保険。
台風の被害で【火災保険】が利用できる場合があります!戸建て住宅の台風被害は、火災保険の保証対象になるケースが多いのをご存知でしょうか?火災保険を正しく理解し、上手に活用することで修理費用の負担を軽くできる場合があります。
火災保険は火事だけではない!台風を含めた自然災害にも適用されます。
【火災保険】は、火災だけではなく落雷・風災・爆発・雹・雪災等の被害の「原状回復」に使用することが出来る事をご存知ですか?
台風被害は、この【風災】に該当されます。
火災保険の風災補償を利用して、修理費用の負担を軽減することが出来るケースが多いです。
※ご注意
本記事は一般的な火災保険に関する情報提供を目的としています。
ご契約内容によっては適用されない場合もございますので、必ずご自身の保険契約をご確認ください。
火災保険で適用される【原状回復】とは、【被害に合う前の状態に戻す】ことを指します。
したがって、お住まいの機能性を向上させることでありませんのでこの部分で注意が必要です。
火災保険を活用する際には、まずこの大前提を理解しておきましょう!
保険申請対応の有効期間は、被害を受けてから3年以内です。
この期間内に保険会社へ申請する必要があります、注意しましょう!
また過去3年前まで遡り申請出来ますので、過去に台風被害を受けてしまったけれどまだ修理を行っていない場合等、まだ間に合う可能性があります。
その時の被害状況によって異なりますが、火災保険が適用されますと台風による修理を軽減して原状回復することができます。
台風被害での修繕工事を行う際に足場を組む必要がある場合や、破損した部材を撤去処分する必要があれば、その足場費用や廃材撤去費用も保険で認められることがあります。
損害を受けた屋根材・外壁材などを取り除く作業は、修繕を行う上で付随的かつ必要不可欠な作業と見なされる為だからです。
このように住宅の補修だけでなく、屋根や外壁補修工事に必要な足場仮設費用や破損した屋根材などの撤去・処分費用も保険で賄える可能性がございます。
この機会に屋根・外壁塗装などお住まい全体のメンテナンスを行うことをおススメいたします。
【足場仮設】注意点
- 塗装工事の為の足場等、保険目的以外の工事と併用すると減額対象になることがあります。
- 見積書には『〇〇部修繕に伴なう足場設置』などの台風被害における修理である旨を明記することが重要です。
【廃材処分】注意点
- 経年劣化によって一緒に撤去・交換した廃材は対象外です。
- 『台風の被害によって破損した部分の撤去・処分』であることが分かるように明記することが重要です
台風が過ぎた後は、悪徳業者に狙われやすくなります!
大きな台風が発生した地域では、その被害につけこんで『屋根が壊れている』等と訪問してきては、早く修理をした方が良いと急かされて無駄な工事や高額な工事を契約してしまった...という被害が増えます。
訪問販売業者が来て、不安なことを言われたとしても毅然とした態度で断りましょう!
そして、信頼のおける業者へ相談することをおすすめいたします。
普段の雨では何もなくとも...台風による暴風雨はお住まいに破損や雨漏りなど深刻な被害をもたらす可能性が!
普段の雨風では不具合がなくても、台風による暴風雨によって劣化している箇所から雨漏り等の被害がでてしまうこともあります。そして、屋根材などが強風により飛ばされたりしてしまうと、近隣へも被害が及びます。築年数が経過しており、更にメンテナンスを行っていない住宅はより被害を受けてしまう可能性がありますので注意が必要です。
台風はあらゆる自然災害の中でも、前もって対策を行う事が可能です!台風の被害に合わない為に、住宅の定期的なメンテナンスを行いましょう!そしてメンテナンスや点検の際は、事前に知識の豊富な業者にしっかりと点検を行ってもらった上で、どのメンテナンス方法が最もオススメなのかをしっかりと見極めてもらうようにしましょう!
柏市のシャインは外壁屋根塗装・金属屋根の専門店です!
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