台風シーズン到来!我が家は大丈夫?!直撃前に我が家を確認!建物を守る為に出来る事前対策
日本は台風や地震等、自然災害の多い国です。
そして、早いものでもう10月。
台風シーズンがやってこようとしています。
近年、異常気象の影響なのでしょうか..
強くて大きい台風が日本を直撃しています。
いまだ記憶に新しい...数年前に千葉県を襲った台風15号と19号
数年前の千葉県の台風被害で最も記憶に新しい台風では、
2019年(令和元年)9月に上陸した【台風15号房総半島台風】があります。
この台風は、非常に強い勢力を持ったまま千葉県に上陸し、記録的な暴風によってゴルフ練習場の鉄柱が倒れるなど..
たくさんの住宅に被害を及ぼしました。
その9月の台風15号の後、10月に再び強い勢力の【台風19号東日本台風】が千葉県に上陸しました。
台風15号の被害の応急処置として設置されたブルーシートが、台風19号(東日本台風)の暴風で大量に飛散し、被害が拡大するという二次被害も発生しました。
このように、年々台風の勢力は強まっています。
戸建て住宅を所有している以上は、台風の被害は免れることはできないかもしれません!
しかし、事前に対策をしておくことで台風被害を最小限にとどめる事が出来るかも!
台風がやってくる前に!
台風の前に確認しておくべき確認や、事前対策について外壁屋根塗装工事の専門家の視点から解説します。
台風に強い家、つくっていきましょう。
台風によって起こる被害は、主に強風・大雨によるものです。
山間部の土砂災害や沿岸部の波災害、河川の災害も強風と大雨によって引き起こされます。
台風は事前にやって来ることが分かります。
台風で大きな被害が出ないよう、我が家の状態をチェックしておくことが重要です。
特に築年数の経過した家では、すでに傷んでいる箇所が被害を受けるケースが多くある為注意しましょう。
ここでは、台風がやってくる前に見ておくべき我が家のチェックポイントと対策方法を上げていきます!
屋根は最も台風の雨風を受ける場所です。その為、台風前のチェックは十分に行いたいですね!しかし屋根は普段目にすることが難しい場所です。自分で屋根に登り、不具合を確認することは大変危険です!遠い場所から家を見て、チェックすることも出来ますがそれには限界があります。
屋根のてっぺんまでは見えないので危険な箇所見落としてしまう事も..。出来るだけ専門業者へ依頼して、チェックしてもらうことをおススメいたします。
瓦屋根の台風被害で多いのは、瓦の飛散です。瓦は重量があるので、飛散して人に当たると大けがに繋がります。更に、家屋ましてや隣家等に当たると甚大な被害が予想されます。このような箇所を見つけたら、大きな被害が発生する前にメンテナンスをしっかり行いましょう!
スレート屋根材は現在、戸建て住宅で多く普及している屋根材です。スレート屋根は軽量で、瓦屋根の約1/2以下の重量の為、耐震性に優れています。しかし、軽量で薄い為に割れやすくこのような状態を放置してしまうと台風のような大風には耐えられず飛散してしまいます。瓦屋根同様に、飛散して人に当たったり、家屋にぶつかってしまうと大きな被害が発生します。軽量だからといって油断してはいけません!大きな被害が発生する前にメンテナンスをしっかり行いましょう!
棟板金とは、屋根のてっぺんに取り付けられている部材です。スレート屋根で台風の被害を最も受けやすい場所はこの『棟板金』です。棟板金は釘で固定されていますが、その釘が浮いてくると棟板金自体も浮いてきます。そうなると、強風の影響を受けて棟板金が飛ばされる可能性が高くなります。棟板金も、飛ばされてしまうと瓦屋根・スレート屋根同様に甚大な被害が及びます。専門業者へ依頼して、しっかり確認することをおススメいたします!
外壁は強風による横殴りの雨がたたきつけられます。その為、ほんのささいな劣化や不具合でも大きな被害につながってしまう可能性があります。外壁をぐるりと一周して、チェックしてみましょう!
サイディング外壁は一見丈夫に見えませんか?台風では、強風による横殴りの雨が外壁を襲います。その為、経年劣化などで隙間が既に発生している場合は台風によって一気に被害につながることがあります。サイディング壁に浮きや割れ・剥がれがある場合、強風によって更に浮き上がり壁自体の脱落や雨水浸入の原因になりますのでメンテナンスを行いましょう!
【参考記事 】
➡ 1990年代に建てた家は要注意?!サイディング壁の直貼り工法とは?
➡ 凍害のある外壁への塗装
モルタル外壁は、サイディング壁と異なり外壁に継ぎ目がありません。サイディング壁が普及する前に主流だったモルタル外壁ですが、今でも根強い人気があります。左官職人がコテで仕上げるため、リシン・スタッコ・吹き付けタイルなど...多彩な仕上げによりそれぞれのデザインが楽しめます。しかし、モルタル外壁はセメント・水・砂で作られる為に性質上乾燥による収縮や気温変化により、ひび割れ(クラック)が発生しやすくなります。
小さなクラックでも、経年によって大きなクラックに発展することも考えられます。そこから雨水が侵入すると雨漏りの原因になる為、クラックを発見したらメンテナンスを行いましょう!
雨樋は、台風の被害で相談の多い付帯部の一つです。雨樋の素材は主に塩化ビニルや合成樹脂製なので、暴風雨の衝撃に耐えられずに破損してしまう可能性があります。そして、雨樋は雨水を排水する重要な部材です。その雨樋がうまく機能していないと、台風による豪雨で水が溢れ外壁を汚したり痛めてしまいます。雨樋のチェックも重要です!
雨樋は落ち葉やゴミ、土が溜まりやすい場所です。落ち葉やゴミが溜まっていると、雨水の排出が出来なくなったり重みで破損してしまう可能性があるので注意しましょう!
雨樋のひび割れやゆがみ・破損、折れ曲がったりしていないか
雨樋にゆがみがある、折れ曲がっている、その他にも破損やひび割れがある場合は、台風の強い雨風による衝撃に耐えられず更に折れ曲がったりして不具合が進行してしまう可能性があります。
屋根は台風の強烈な雨風をもっとも受ける場所です。
台風対策は万全にしておきたいところです!
もし、チェックポイントで該当する箇所が発見されたら速やかに対策を行いましょう!
経年劣化により、ズレや割れが生じている瓦は、台風による強い雨風に耐えられずに落下したり飛散してしまう可能性があります。
瓦の差し替え工事で対応できる場合と、葺き替え工事が必要な場合があります。
専門業者にて見てもらい、台風被害を未然に防ぎましょう!
| 部位 | 点検周期 | 補修・交換目安 |
| 瓦本体 | 10年ごと点検 | 50年以上使用可能 |
| 棟瓦 | 10年ごと点検 | 15〜20年で棟取り直し |
| 漆喰 | 10年ごと点検 | 10〜20年で補修 |
| 金具・釘 | 10年〜15年ごと | 10〜20年で交換 |
| 防水シート・下地 | 大規模修繕時 | 20〜25年で交換 |
スレート屋根材の台風被害を未然に防ぐには、定期的な塗装メンテナンスが有効です。
塗装メンテナンスの際には、屋根材のひび割れやズレの補修も行う上に塗装により屋根材の吸水を抑えることが出来ます。
その為、台風被害を抑えることが可能です。
台風被害で最も多いのが、棟板金の被害です。
購入時から10年程の期間、一度も屋根のメンテナンスを行っていなかったり、最後のメンテナンスから10年以上経過している場合は棟板金の破損のリスクが高まります。
屋根塗装のメンテナンス時には、棟板金を固定している釘の再固定を行いましょう。
更に棟板金の劣化状況によっては、下地貫板交換も合わせての工事をご検討下さい。
| 点検内容 | メンテナンス時期の目安 | 主なメンテナンス事項 |
| 初期点検 | 築5年〜10年 | 塗膜の劣化や棟板金の劣化確認 |
| 塗装メンテナンス | 約10年ごと | 縁切り(タスペーサー)必須・透湿性塗料が望ましい |
| 棟板金補修 | 約10年ごと | 釘浮き・ビス固定・シーリング補強・塗装 |
| カバー工法・葺き替え※ | 築25年〜30年 | 金属屋根カバー使用が一般的 |
台風による強い雨風は外壁に直撃します。
不具合がない状態であっても通常の雨では起きない不具合が発生してしまう可能性があります。
チェックポイントに該当する箇所があった場合は、更に注意が必要です。
大きな被害が起きる前に、速やかに対策を行いましょう!
サイディング壁にひび割れや浮き、剥がれの隙間から横殴りの雨が入り込み、下地を腐食させてしまう可能性があります。
また浮いてしまったサイディング壁は強風によって外れてしまう可能性もあり、その飛散した外壁が隣家や車等に衝突してしまう二次被害が発生してしまうリスクがあります。
外壁塗装のメンテナンス時には、塗装前に外壁の不具合を修繕してから塗装いたします。定期的なメンテナンスを行いましょう!
シーリング材に劣化症状が現れると、雨水による外壁材の腐食や雨漏りを引き起こすリスクが高まります。
外壁塗装と合わせてシーリング材の打ち替え工事も行いましょう!
幅が0.3mm以上に達する幅の広いひび割れ(クラック)は構造クラックと呼ばれ、外壁の内側までに割れなどの劣化が発生している可能性が高くなります。
その為、台風の激しい横殴りの雨が外壁を叩きつけると雨漏りの発生リスクが高まります。
我が家のクラックはそんなに大きくないから、大丈夫!と安心してはいけません!
幅0.3mm以下の小さいクラックは【ヘアクラック】と呼ばれています。
ヘアクラックに雨水が浸入するリスクはありません。
しかし、小さかったヘアクラックが経年によって大きな構造クラックになってしまうこともありますので、クラックが進行して大きくなる前に補修するなどの対策を行いましょう。
チェックポイントにあるような雨樋の不具合を発見したら、交換や修繕のメンテナンスを行いましょう!
雨樋は、塗装で本体を保護すると経年劣化を予防することができます。
屋根・外壁と共に定期的なメンテナンスを行いましょう。
外壁塗装工事では、雨樋等の付帯部の塗装も行うのが一般的です。
雨樋本体の塗装や修繕の他にも、雨樋の定期的な清掃を行って下さい。ゴミや落ち葉が溜まった状態では、雨樋本来の機能が発揮されずに詰まりが発生しやすくなります。清掃の他にも、落ち葉除けネットを設置するなどして雨樋が詰まらないようにしましょう!
台風は天気予報で、事前に進路や勢力が把握できます。台風シーズンはもうすぐそこです。台風が来る、と分かった時点での対策では遅いかもしれまん。台風が本格的にやってくるその前に!事前に我が家を確認し、事前に対策をしておくことで被害を防ぐ事が可能です。定期的なメンテナンスを行っているお住まいでは、台風の被害が少ないように思います。しかし、思いもよらない被害が起こってしまう事もあるでしょう。そんな時、かかりつけ医にような存在のかかつけの業者がいれば安心ですよね!柏市のシャインはお客様のかかりつけ医のような存在になるべく、日々精進しております。次回の記事では、もし台風の被害に合ってしまったら・・・よく発生する台風被害や、台風被害に合ってしまった場合の対処法・火災保険について詳しく解説していきます!
柏市のシャインは外壁屋根塗装・金属屋根の専門店です!
修繕計画や緊急の雨漏りにより、補修・メンテナンス・リフォームが必要となった場合は...ぜひ一度シャインへご相談下さい!!メンテナンスや点検の際は、事前に知識の豊富な業者にしっかりと点検を行ってもらった上で、どのメンテナンス方法が最もオススメなのかをしっかりと見極めてもらうようにしましょう!
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