大成建設ハウジングの【パルコン】コンクリート外壁・陸屋根の特徴とメンテナンスの注意点を徹底解説
パル(pal)=仲間・親しみ+コンクリートの略で【パルコン】
大成建設ハウジングは東京都新宿区に本社を置く、大手ゼネコン【大成建設グループ】の一員であるハウスメーカーです。あらゆる災害から守る、絶強の家・コンクリート住宅【パルコン】をコンセプトに掲げており、大成建設ハウジング株式会社が1969年に開発・販売を開始した鉄筋コンクリート住宅です。発売当初は軽量気泡コンクリートパネル【ALCパネル】でした。ALCパネルだったものを開発を重ねていくことにより、強度を高めた【普通コンクリートのパネル】に仕様変更。時代と共に変わりゆくニーズに合わせて大成パルコンは進化を続けてきました。パルコンは、徹底管理された工場で製造された高品質で高精度なコンクリートパネルを、現場へ運搬して組立ていく為、従来のコンクリート造りと比較すると短い工期で施工可能です。そして施工中の廃材等も少なく済み、建設時の音も静か・そして安定した躯体構造で堅牢であり、※あらゆる災害に強いという特徴があります。※あらゆる災害【地震】【火災】【水害】【風雨(台風・竜巻)】【雪害】など大成パルコンは、その強固な構造を活かし地上4階建て、地下1階までのプランニングが可能であり、外観はコンクリート打ち放しの外壁・陸屋根など...洗練されたスタイリッシュなデザインも人気の一つです。
大成パルコンの住宅は、絶強と呼ばれる所以ならではのさまざまな特徴を持っています。
今回の記事では、大成パルコンの特徴とメンテナンスの注意点を徹底解説していきます!
【パルコン】は大成建設の主力商品!優れた性能と美しいデザイン性を兼ね備えた外壁
大成建設ハウジングの注文住宅は、鉄筋コンクリート造の【パルコン】が主軸となっています。パルコンといえば、大成建設ハウジング...もはやそのようなイメージが定着しつつあります。ハウスメーカーは、一般的に住宅の種類をいくつか展開しています。例えば積水ハウスでは、鉄骨のダインコンクリート・木造住宅の陶板外壁ヘルバーンのようにラインナップがあります。しかし、大成建設ハウジングではこの【パルコン】のみの展開であり、パルコン一本勝負となっています。
パルコンのみの一本勝負で展開できるだけの信頼と自信が伺えますね!
それだけの高性能とあらゆる災害などに負けない強靭さ、【耐火性】【耐震性】【耐風性】【耐水性】など全てにおいて優れています。
そしてコンクリート打ち放しのモダンで都会的なデザイン性、
コンクリート打ち放しだけではなく漆喰風の外壁やタイルの外壁などヨーロッパのような外観まで揃えています!
大成建設が、マンションなどの大型建築物の建設で培ってきた鉄筋コンクリート造の技術を凝縮し、
更には多様なデザインを加えて、一戸建て住宅に応用・ダウンサイジングした住宅が【パルコン】なのです。
工場で生産した大型コンクリートパネルを現場で組み立てる【プレキャストコンクリート工法】
大成建設ハウジング【パルコン】の建築工法は『プレキャストコンクリート工法』が採用されています。
プレキャストコンクリート工法とは、徹底管理された工場にて生産されたコンクリートパネルを施工現場で組み立てる工法です。
パルコンのコンクリートパネルは、工場生産をすることにより天候に左右されることなく、合理的な環境で計画的に進められています。
だからこそ、安定した品質と性能で計画的な生産が可能となります。
すべてのお客様に高品質の住宅を提供することができること、住宅の強度の安定にも繋がります。
施工現場では、あらかじめ作成したパネル配置図に従い
工場から運搬されたコンクリートパネルを床・壁・屋根などの部位ごとの接合方法で強固に一体化させながら1枚1枚素早く確実に設置していきます。
設置は大型クレーンを用いて行い、一般的な規模の建物であれば各階につき約1日で設置することができます。
コンクリート住宅の施工方法として、RC工法があります。RC工法は施工現場で型枠にコンクリートを流し込み固めていく工法です、それと比べて、プレキャストコンクリート工法は、完成済みのコンクリート部材を現場で組み立てる工法なので作業工程も費用も少なくなります。低コストであり、短い工期で施工可能という特徴があり、メリットでもあります。
耐火性の高い外壁材の代表としてALCパネルがあります。戸建て住宅に使用されているALCの薄型パネルの厚さは厚さ35mm以上75mm未満です。パルコンのコンクリート壁パネルの標準の厚さは、なんと140mm!その厚さはALC薄型パネルの約2倍です。一般的な外壁材であるサイディングの厚さは、14mm~18mm・最大でも26mm。16mmが主流ではありますが、パルコンの厚みはサイディングの約8倍でありその圧倒的な厚みが想像できます。
そして実験によって確認された耐火性能は、1000℃の火にさらし、2時間以上経過しコンクリートパネルの表面温度が1000℃になっても、耐力は低下しないことが実証されています。この厚みがあることで、炎を通さず万が一の火災や隣家からの延焼を防ぐことができます。
点で建物を支える木造軸組工法は、柱と梁の線状の骨組みでだけで構造体の為接合部(点)に力が集中し、横方向から加わる力に対して大きく変形しながら抵抗します。それに対し壁式鉄筋コンクリート構造のパルコンは、床・壁・屋根それぞれのパネルを組立て箱状の構造体を作ることで面で揺れや外部からの衝撃による力を分散します。建物の変形(ゆがみ)や揺れを最小限に抑えることができるのです。
この耐震性の高さは阪神淡路大震災の際、パルコン住宅は全半壊の被害はゼロ件で窓ガラス1枚も割れなかったそうです。
更に目地のシーリングに関しては、
歪みや変形も少なくなる=建物の揺れに追従する働きも抑えられるため目地シーリング材が劣化(破断など)を抑えることに繋がります。
パルコンは陸屋根が標準となっており屋上利用に強みがある一方で、水はけが悪くなりやすくなるというデメリットがあります。
しかし、床に『ウレタン塗膜防水』を採用し継ぎ目のない連続した防水層は、変位の小さいパルコンの特徴を活かした防水工法です。
そしてパルコンの最大の特徴として、防水層の上に断熱ブロックが敷き詰められていることが上げられます。
この断熱ブロックは、直射日光から防水層を守り室内への熱伝導を減らす役割を担っています。
しかし、この断熱ブロックは老朽化が進むと排水口を塞いでしまったりゲリラ豪雨時に水たまりの発生を促してしまうデメリットもありますので注意が必要です。
住宅「パルコン」と木造住宅では、耐風性能の差は10倍相当になります。風の力は、建物の種類に関係なく『風が当たる面積』で決まってきます。台風などの強い風を受けると、家には想像以上の負荷がかかっているのです!例えば、大き目の住宅(幅8mほどの2階建て住宅)に風速60m/秒の強風が当たると、建物全体には約8トンもの力で押されるイメージです。パルコンのコンクリート壁は、たった1mで約30トンの力に耐える圧倒的な強さを持っています。一方、木造住宅では1mあたり約1.5トン、軽自動車1台分ほどの力に耐える強さがあります。つまり、強風に耐えるには複数の壁を組み合わせる必要があるのです。
チョーキング現象は、外壁の塗膜が紫外線によって結合力を失い塗料の成分に含まれる顔料が粉状になることが原因で発生します。
粉状になった顔料は塗膜表面に現れ、手でこすったりした際に手に粉が付きます。
塗膜が粉状になるということは、塗膜の保護機能が上手く働いておらず外壁を守る力はほぼ失われています。
この現象は、一般的に築10年程度で発生し外壁の防水性能が低下してきているサインです。
パルコンは非常に頑丈な鉄筋コンクリート造ですが、外壁表面の塗膜はサイディング外壁同様に紫外線や雨風の影響を受け、劣化します。
築10年前後で、外壁をさわった時などに手に白っぽい粉が付着する場合は、専門の業者に点検を依頼することをおすすめします。
経年によって、鉄筋コンクリート造りであるパルコンにもに細かなクラック(ひび割れ)が発生します。
ヘアクラック(0.3mm未満の細かいひび)も、放置していると構造クラック(幅0.3mm以上の構造に影響するひび)に発展してしまう可能性があります。
そこから雨水が侵入し、内部の鉄筋を腐食させる恐れがある為、注意が必要です。
水分に触れ続けた錆びた金属は次第に膨張していき、
最終的にはパネルに圧力をかけ【爆裂】という外壁が割れてしまう現象が発生する可能性が高くなるのです...
クラックの早期発見と補修が不可欠です。
鉄筋コンクリート造のパルコンも紫外線のダメージを受け、経年とともに外壁パネルの色あせ(退色)や色ムラが発生してきます。
見た目の印象も悪くなりますが、外壁の塗膜が劣化しているサインです。
コンリートパネルの防水機能が失われ、紫外線や水分から守る力が低下してきていることを示しています。
大成パルコン・コンクリート外壁メンテナンスの必要性と注意点
大成パルコンは、先に述べてきました通り耐久性のある鉄筋コンクリート造の住宅です。
しかし、どんなに耐久性の高い建物でも、コンクリートパネル自体を長持ちさせるために定期的な(10年~15年ごと)外壁塗装は避けて通れない重要なメンテナンス作業です。
ここからは、パルコンのコンクリート外壁に関してのメンテナンス時のポイントを解説していきます!
ALC外壁と同様、シーリングのメンテナンスが重要です!
シーリング(コーキング)が劣化し、放置してしまうとシーリングの隙間から雨水が浸入し最悪の場合【爆裂】の発生を招いてしまいます。
このような最悪の事態を招かない為に、シーリングの定期的なメンテナンスを行い水分の侵入を防ぐことが重要です。
優れた耐震性を持ち合わせているパルコン。
建物の揺れを抑え、歪みや変形が少なることによって揺れに追従する目地シーリング材の劣化を抑えられると明記いたしました。
しかし、シーリングは元々気候や気温の変化によって劣化しやすい箇所であり、寿命もそこまで長くありません。
確かに、ハウスメーカーのサイトにはシーリングも劣化しにくいという旨が記載されているのですが、
その土地の気候などによったは、早いもので5年程度で破断・剝離・収縮などの劣化が見られる場合もあります。
長持ちすると謳われている場合も、大体10年前後を目安に打ち替えのメンテナンスを行うのがおすすめです。
先述いたしました通り、パルコンのコンクリート外壁は定期的なシーリングのメンテナンスが必要です。
それと同時に、外壁の塗装も行うことが推奨されています。
足場代金もシーリング工事と外壁塗装を同時に行えば一度で済みます。
パルコンはコンクリート打ち放しの外観が大きな特徴で、その質感を残すためにクリヤー塗装で仕上げているパターンが多くなっています。
そのクリヤー塗装も経年により劣化していきますので、塗り替えは必要なメンテナンスです。
また、シーリングの保護という観点からも定期的な外壁塗装のメンテナンスは欠かせません。
パルコン外壁に使用する塗料は【弾性塗料】がおススメ
パルコンの外壁塗装メンテナンスを行う際に、おすすめの塗料は弾性塗料です。
弾性塗料とはゴムのような弾力性(伸縮性)を持ち密着性の高い塗料です。
外壁にひび割れ(クラック)が発生した場合に、そのひびに塗膜が追従しひび割れを防ぎます。
ひび割れを防ぐ=内部への雨水の浸入を防ぐという特徴があり高い防水効果を発揮します。
モルタル外壁やコンクリート外壁など、ひび割れが起きやすい外壁のメンテナンスに最適です。
さらにシーリングのひび割れの予防にも効果を発揮します。
このような特徴から、シャインでは弾性塗料を推奨しています。
【参考記事 】
➡ アステックペイントは本当にヤバいのか?アステックペイントの塗料の特徴や注意点を解説!
防水性の高い弾性塗料と透湿性の高い塗料...どちらを選べば良いの??
コンクリート外壁は湿気やこもりやすいから、透湿性の高い塗料を選んだ方が良い、という情報を見かけることがあります。
弾性塗料と透湿性の高い塗料の違いを簡単に説明すると...
【弾性塗料】防水性能・ひび割れ追従効果に優れるが透湿性はほぼない
【透湿性塗料】は外壁内部の湿気を逃す効果に優れるが、ひび割れのカバー力は低い
ということなのですが....
結局は透湿性を重視するかどうかの基準は外壁材の問題ではなく、外壁の状態や旧塗膜の状況にあります。
例えば、日当たりが悪く常に湿気っていたり、外壁内の含水率(外壁内に含まれる水分の割合)が高い場合も、透湿性塗料が必要になることがあります。
弾性塗料を使用しないと施工不良を起こすパターンもあります。
旧塗膜が弾性塗料であり、メンテナンス時にまだ弾力性が残っている場合は、
上から弾性の性質を持っていない塗料(無機塗料など)を塗り重ねてしまうと、塗膜が硬く塗膜割れを起こすリスクがあるため、塗り替えの際も弾性塗料を使用します。
塗り替えを検討する場合は一度専門家に外壁の特徴や状態を確認してもらい、どちらを重視するべきなのか判断してもらうと良いでしょう。
【参考記事 】
➡ 塗料の持つ性質と外壁の相性が重要
大成パルコン 陸屋根(屋上)の特徴と防水メンテナンスの注意点
大成パルコンの特徴は、陸屋根(勾配のない平面な屋根)です。その陸屋根には、【ウレタン塗膜防水工法】が施されています。【ウレタン塗膜防水工法】は、液体状のウレタンゴム系防水材を複数回塗装した後、仕上げにトップコート(保護膜)を塗装する防水工法です。ウレタン塗膜防水工法には、継目のない連続した防水層が確実に構成されるという特徴があり、シート防水と違って継目が無いため連続した防水層が確実に構成されます。陸屋根のような平坦な屋根はルーフバルコニーや屋上庭園などとして活用できるというメリットがある一方、勾配がないため雨が降った際の水捌けが悪く、雨漏りを起こしやすい傾向があります。
さらにパルコンの最大の特徴として、【ウレタン塗膜防水】の防水層の上に断熱ブロックが敷かれています。
断熱ブロックはメリットとして防水層の断熱と保護を担ってはいますが、
この断熱ブロックが敷き詰められていることで防水層の劣化が目に見えて分からない、というデメリットもあります。
断熱ブロックがあることで防水層の劣化が目視にて分かりづらく、劣化を防ぐためには定期的に専門家による点検やメンテナンスを行う必要があります。陸屋根は勾配がないため水捌けが悪くドレン(排水口)周りの詰まりや防水層の膨れに注意が必要です。大成パルコン陸屋根の防水メンテナンスはどのような注意が必要なのでしょうか?防水メンテナンスを行う際のポイントや注意点をまとめました。
断熱ブロックを廃棄する?再利用して元に戻す?その扱いによって費用が異なる!
パルコンの陸屋根(屋上となる場所)には、防水層の断熱と保護の為に断熱ブロックが敷き詰められています。
防水工事を行う際、この断熱ブロックは一旦撤去してから工事を行います。
断熱ブロックの脱着作業が発生するため、通常の防水工事よりも手間と費用がかかる特有の工事です。
そして、
一旦撤去した断熱ブロックを廃棄して新品を設置するのか?
または再利用して戻すのか?
廃棄して新品は設置しないのか?
断熱ブロックをどのように扱うのかでメンテナンス費用が大きく変わります。
既存のブロックを廃棄して新品の断熱ブロックを設置するとかなりの費用がかかります。
断熱ブロックは元々耐久性が高いので、再利用は可能ですが極まれに設置場所や製造時期によって撤去する際に破損してしまう可能性も。
再利用して再設置する場合でもコストはかかります。
防水メンテナンスのみを行って断熱ブロックを廃棄し、再利用もせず新品も設置しないという方法もあります。
専門の業者へ屋上防水の劣化状態や断熱ブロックの状態を確認してもらいどのような方法が適切なのか、相談してみましょう。
雨漏りは防水層の劣化だけではありません!他に注意すべき箇所とは?
陸屋根(屋上)の防水(ウレタン・シート防水)において、雨漏りが発生してしまう原因は防水層の劣化のみではありません。
※笠木や排水口などの劣化も雨漏りの原因となります。
※笠木=屋上のパラペットと呼ばれる立上り部分で手すり壁のような箇所に設置される金属製のカバー
これらは【防水の弱点】となりやすい為、点検時には重点的に劣化状況を確認する必要があります。
排水口はドレンとも呼ばれ、屋上からの雨水を排水する役割を担っています。
ドレンはゴミ詰まりを防止するため、金属製の部材がはめられていますが、この金属製の格子経年劣化によって錆びていきます。
それが錆びて劣化し、ずれたり外れかかったりすると、ゴミが溜まりやすくなり詰まって水溜まりの原因になります。
水が溜まるとコケが繁殖し、さらに雨水の流れを悪くしてしまいます。
このようにドレン周辺は水が集中しますので、水が滞留してしまうことにより防水層が傷みやすい箇所でもあります。
ドレン周辺の防水層との繋ぎ目が劣化してその隙間から雨水が浸入し、雨漏りが発生してしまう可能性が高くなります。
陸屋根(屋上)の周囲には転落防止にパラペットと呼ばれる手すりの壁が設置されています。
笠木は、このパラペットをカバーしている部材で雨水や紫外線から守り、雨水の侵入を防ぐ役割があります。
この笠木を固定しているビス周辺の隙間や、陸屋根の床部分と壁(パラペット)が接する角の立ち上がり部分である繋ぎ目のシーリングが劣化して雨水が浸入してしまうと雨漏りが発生する可能性が高くなります。
笠木が原因の雨漏りは、全体の約3割を占めると言われており注意が必要な箇所なのです。
ウレタン塗膜防水の耐用年数は10年~13年が目安とされています。
しかし、保護層であるトップコートが紫外線や風雨の影響によって劣化していくと防水機能の低下が早まる恐れがあります。
そのため、5年ごとの周期でトップコートの再塗布のメンテナンスを行うことが理想です。
パルコンの特徴として、防水層の上に断熱ブロックが設置されており防水層の劣化が分かりづらくなっています。
断熱ブロックは紫外線から防水層を保護していますが、ウレタン塗膜防水自体があまり耐久性の高いものではありません。
5年間隔で定期点検を実施し、防水層の状態を確認しながら10年経過したときに一度メンテナンスを行いましょう。
パルコンの屋根防水のメンテナンスは基本的に新築時と同様のウレタン塗膜防水を再度施工します。
ウレタン塗膜防水工事には【密着工法】と【通気工法(通気緩衝工法・絶縁工法)】があり、下地の状態によってどちらか適切な方法を選択します。
密着工法は、防水層を下地に密着させる工法です。下地にプライマーを塗布後、ウレタン樹脂を数回塗り重ね最後にトップコートで保護します。下地とウレタン樹脂の防水層が直接密着するので、下地の影響を受けやすく入念な下地調整を行う必要があります。広い範囲の屋上より、ベランダなどの狭い場所での防水工事に向いていますが、
屋上でも基材が設置されている狭い箇所などでは密着工法を行う場合もあります。
密着工法は耐久性が低いため、約5年~8年周期でメンテナンスを行うのが理想的です。
工法自体が比較的簡単で短い工期で施工可能ですが、技術があまりない業者でも出来てしまうような施工であるため、業者の選定は慎重に行いましょう。
密着工法に対し、通気工法(通気緩衝工法・絶縁工法)は下地と防水層(ウレタン樹脂)との間にシートを挟み込む工法です。下地と防水層の間にシートを挟むことにより、密着工法と違い下地の影響を受けることなく施工が可能な防水工事です。このシートは【通気緩衝シート】と呼ばれ、細かい穴が開いており通気性を確保できます。通気緩衝シートを張り付けた後、ウレタン樹脂を塗布していきます。さらに、脱気筒や脱気盤を設置するのでシートの下にこもる湿気や水分を外部へ排出することが出来るため、シート防水でありながらも通気性はしっかりと確保されるのです。
先述いたしましたが、
通気工法は下地の影響を受けにくいため屋上などの施工面積が広い場所や、既に劣化が進んでいる・水分を多く含んでいる可能性の高い築年数の進んだ古い建物などにこの通気工法はおすすめです。
しかし、通気工法は専門的な技術が必要な施工となります。
ウレタン防水密着工法とは異なり、防水工事の専門業者のみが提案できる工法です。
通気工法は、耐久性は高いものの材料費や施工費が高額(通気シート・脱気筒や脱気盤・改修用ドレンの設置等)になり、施工期間も長くなります。
しかし、既に雨漏りしているなど...問題が発生してしまっている場合には通気工法で施工しなければいけません。
水分を含んでいたり、雨漏りが発生してしまっている下地に密着工法を施工してしまうと入り込んだ水分が外部へ排出へ排出することができず、防水層の膨れや破れの原因となってしまいます。
ちなみに...
通気緩衝工法と絶縁工法は同じ意味で使われています。
【参考記事 】
➡ 防水工事にはどのような工法があるの?~ウレタン防水・通気緩衝工法を詳しく解説!
ハウスメーカーのメンテナンス金額は高額!その理由とハウスメーカー以外へ依頼する選択肢
何故、ハウスメーカーの出す見積り金額は高額なのか?
そのカラクリを解説きた記事はコチラ!
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今回の記事では、大成建設ハウジングの【パルコン】の特徴やよくある劣化状況・メンテナンスの注意点について紹介させていただきました。・パルコンは鉄筋コンクリート造だが、コンクリートパネルを連結させているためパネル同士の繋ぎ目が多くその繋ぎ目の目地であるシーリングが劣化することにより水分が浸入することを防止する必要がある。・定期的なシーリング補修と同時に外壁塗装の実施が望ましく塗装メンテナンスの際には弾性塗料がおすすめ。・陸屋根である屋上にはウレタン塗膜防水が施されているが、その上には断熱ブロックが敷き詰められているため、目視では劣化状況が分かりづらい。・陸屋根の防水も定期的なメンテナンスが必要であり、放置すると雨漏りの原因にもつながる可能性があるため5年間隔で定期点検を実施し、防水層の状態を確認しながら10年経過したときに一度メンテナンスを行うことが望ましい。
またハウスメーカー住宅のメンテナンスの際には、
大成パルコンに限らずハウスメーカーの特性を熟知した知識と技術のある業者に依頼することが成功のカギとなります。
大成パルコンにお住まいの方や、その他のハウスメーカーにお住いの方々の参考になれば幸いです。
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